(再掲載)【インプレッション!!】KUOTA KOUGAR DISC & SRAM RED eTap AXS!!
by: 吉田哲朗

みなさんこんにちは。府中多摩川店の吉田です。

先日開催しましたKUOTA&SRAM大試乗会。
KUOTAの最新バイクにSRAMの最新コンポーネントがアッセンブルされ、
しかも当店は多摩川サイクリングロードすぐそば！
という最高の環境！

わたくし吉田もKOUGAR DISCのRed eTap AXSに試乗しましたのでインプレッション！
もう思ったこと全部書いちゃいます。

～KOUGAR DISC～

BB386を採用したBB周りのボリュームがマッシブなバイク。
ですから、フレームの硬さを心配していたんですが嫌な硬さは全くなく、リズムをつかんで気持ちよく進みます。
使用しているのはハイモジュラスカーボン。高弾性でフレームのウィップが素早く戻るのが分かります。

シートピラーとフレームの間に挟み込むエラストマー。
構造が本当に見たままでシンプル。なんですが、確かに機能しています。
乗った瞬間、「サドル分厚っ！！」とおもったら普通でした。錯覚を起こします。
D型のシートピラーと相まって、かなり角の取れた振動に抑えてくれます。

フレームの剛性を抑えて快適性アップ！するとバイクの加速力が鈍くなるので、

フレームの剛性は落とさず、エラストマーに快適性を任せたのは頷けます。

エラストマー自体の交換作業もピラーを抜いて差し替えるだけですし、複雑な形状は全くありませんし、
もしかしたらピラーの滑り止めにもなっていそうです。

ディスク化されたロードバイクで、かなり重要になってくるのが
「エンド部分の剛性」なんですが、このバイクは全く問題ありません。

強くダンシングしてもディスクローターとブレーキパッドが擦れません。
シクロクロスバイクも設計するKUOTA。ならではのクオリティです。安心です。

このバイクは両手放し※がしやすいです。
※直進安定性を確かめる方法です！両手放しを推奨するわけではありません！

直進安定性が高いとハンドリングがダルになる。ダンシングも鈍くなる。
という性質が付きまとうんですが、ヘッド周りの剛性が高いと
ハンドリング、ダンシングでのキレの良さも担保してくれます。

このバイクもしっかり両立されています！
自然とまっすぐ走ってくれるのに、ハンドリング時はキレッキレです。

～RED eTap AXS～

RED eTap AXSも初めての使用だったんですが、ストレスなく使えて驚きです！
何よりも12速化され、トップ側の10T~17Tがクロスレシオになった恩恵がおおきい。
シフティングしていて、ギアが重いな…(シフトダウン)…ギアが軽いな…
というジレンマが起きません。ドンピシャで漕げます。

12速化されて、スプロケット間のピッチが若干狭まったことで変速時のチェーンの動きも良くなっています。
明らかに11速のeTapよりも変速が滑らかで静かですし、フロントの変速も反応が早くなっています。