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【ワイズロードスタッフ試乗会】二番煎じなんかじゃない!!ーTHIS IS最高にちょうどいいMETRIXー
by: 吉田哲朗

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1月20日(金)に開催しましたワイズロード社内スタッフ試乗会

加えて1月21日(土)に開催しましたワイズロードバイクデモ‼

 

出展いただいた取引先の皆様方、ご来場いただいたお客様には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

久々のコミュニケーション、情報収集の機会、本当に楽しい一日でした!!

 

試乗したバイクについてお客様にフィードバックすべく!インプレッションしたいと思います。


 SPEEDSTER FB!? 消えたはずじゃ…

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最新モデルと見紛って試乗したこのモデル。よく見たらフレームがロードバイクのSPEEDSTERじゃありませんか!!

そう、このモデルはロードバイクであるSPEEDSTER GRAVELのフラットバー版です。

一時期SPEEDSTER 50 FBとして大人気だったことを彷彿とさせますが、このモデルは一味も二味も変わっていたのでご紹介。

フラットバーロードというにはいささか太すぎるタイヤと、クロスバイクというにはボリュームがありすぎるフロントフォーク。

SCOTT史上、最高にちょうどいいと感じたのでインプレッションです。

 

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SCOTT 2022 METRIX 30 EQ

¥145,200

(2023modelは¥181,500ですが、まだ2022modelの在庫がございます)

 

フレームはSPEEDSTER GRAVELのためご紹介はいくらか割愛させていただきますが、スルーアクスル、フラットマウントのディスクブレーキを採用するちゃんと最新規格で統一されたバイク。10万円台のモデルでありながら、ケーブル類がフル内装されるため、高級感のあるルックスで人気なフレームです。

しかしSPEEDSTER GRAVELでは、以上の特徴が理由でスポイルされてしまう部分がいくつかありました。

そのスポイルされる部分を上手ーく吸収したのがこのMETRIX。

 

そう感じたわけを3つに分けてご紹介します。

 

最高にちょうどいいワケ

 

重いフロントフォークを重いままなのに昇華させた

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殆どのメーカーでは30万円近くのモデルで実現するフル内装を、10万円台で実現させているSPEEDSTERおよびSPEEDSTER GRAVEL。

しかし、実現させるには①ケーブル類を通すためにヘッドパーツのベアリングの大径化、②同じ理由でステムのボリュームアップ。③そしてケーブルを通すための穴が開くフロントフォークには強化が必要です。

価格を抑えるために④フォークブレードとコラムまでもがアルミ(グレードによってはブレードがカーボン)を採用。これらの4つのの要素は全て重量増を意味します。

バイクの重量は11kg前後となり、ダンシング時のバイクの挙動は軽いとは言えません。

もちろん批判しているわけではありません!

 

重量が増えることはハンドリングの安定感、安心感、グラベルを走った際の路面追従性に変わります。

強度が上がることは足回りのよれを少なくし、操作性が良くなることも利点です。

 

そこでこのMETRIXの登場です。

フレームも、フロントフォークも、SPEEDSTER GRAVELと同じまま。

ハンドルがフラットバーになっただけなのにバイク重量は気にならなくなり、バイクの挙動も改善されました。

 

ハンドルがフラットバー化されると、ハンドルを持つ手の位置はかなり外側に広がります。

てこの原理です。力が入りやすくなり、重たかったバイクを軽快に動かせます。

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ほとんどのロードバイクのハンドルは幅が400mm。このMETRIXのハンドル幅は約600mm。

単純計算ですが、1.5倍力が入りやすくなるイメージです。

フラットバーのおかげでハンドリングが軽くなると、性能をスポイルしていた重量は全く問題にならなくなります。

安定感、安心感のある堅牢なヘッドチューブ周り。よれの少ない機敏な足回り。というポジティブな要素だけが残るからです。やった!

少ない力でバイクをコントロールできるため、バイク自体が軽くなったように感じます。

最初からバーエンドバーが付属しているのもポイントです。

 

フラットバーロードという曖昧なジャンルをうまく利用した

フラットバーロードというにはいささか太すぎるタイヤと、クロスバイクというにはボリュームがありすぎるフロントフォーク。

このあいまいな要素も、うまく間を縫った最高にちょうどいい理由の一つです。

フラットバーロードはロードバイクのフレームを採用しているため、あくまでタイヤサイズはロードバイク準拠となりますが、このモデルはSPEEDSTER GRAVELがベースのため、グラベルサイズのタイヤを履けます。700x40Cのタイヤを標準装備。このサイズならグラベルも難なく走行可能です。

フロントフォークのボリューム感も魅力です。ドロップハンドルがついていたら重く感じるこのフォークも、先述したフラットハンドルのおかげで思い通りに動く安心感のある相棒に早変わりです。

 

フラットバーロードだからそこそこスピードも出る。なのに太いタイヤも履ける。しかもグラベル行けちゃう。

グラベルロードのフレームなのにフラットバーのおかげでハンドリングが軽い。

クロスバイクなのにグラベル行けるし、スルーアクスルの最新規格ホイールが履ける。

 

混乱してきましたが、以上を踏まえたうえで、この価格というのが締めです。

 

納得の価格設定!

SPEEDSTER GRAVEL 40 EQはTIAGRAこそ採用しているもののブレーキは機械式。¥185,900※。

SPEEDSTER 40 DISCはMETRIXと同じCLARISを採用しているけれどやはりブレーキは機械式。ロードバイクなのに先述の理由ですこし重い。¥143,000※。

METRIXはSPEEDSTER40と同じCLARIS系を採用していてブレーキは油圧式。フレームはGRAVELだからマルチパーパスに使える。フラットバー化で以上2モデルの重量問題を改善。¥145,200※。

(※参考価格はいずれも2022年モデル)

 

ちょうどいい。。。今世代SPEEDSTERシリーズの最適解(個人的)がフラットバーだったなんて目から鱗です。

おすすめの使い方は通勤通学はもちろん、リアキャリアを積んだお買い物号、はたまたゆるポタ号、のんびりロングライド号、そしてグラベルライドの非日常の相棒。

TOPEAKのリアキャリアを積んで、ハンドル周りには何もつけないで、フレームのダボ穴だけで積載量アップが個人的な組みあがりイメージです。

 

メーカー在庫もまだございますので、お気軽にご相談ください!!

 

 


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