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【ホイールインプレッション】 軽量とエアロの両立は出来ないのか?HYPER R45でその答えが出た瞬間。
by: 吉田哲朗

L’un HYPERの試乗会も開催中!!

LUN試乗会

お客様からの問い合わせも多く、既に使用中のお客様からのフィードバックも非常に好評なL’un HYPERホイール。

そこで、当店ではワイズロードとしては初めて同シリーズのホイールを取り扱いを開始いたしました!

 

4/4~4/16に開催の試乗会に合わせ、R45ホイールをインプレッションしてみます。

、、、とその前に、そもそもメーカーのWINSPACEとは?L’unシリーズホイールとは?をご紹介いたします。

 

Hyper2020-11

 

Win-Winな関係と、市場にSpaceの開拓を

現在は工場を含め中国に拠点を置いていますが、WINSPACEは大阪堺市は日本発のバイクメーカー。

良い製品を作れば、お客様とメーカーはどちらもはWin-Winな関係になり、群雄割拠の市場にもSpaceを開拓できます。

そのコンセプトに恥じず、競合製品よりも優秀な数値、軽量なリムとペア重量、そして廉価というわがままスペックです。

>>詳しくはホームページをご覧ください<<

 

L’un HYPERホイールの特徴

 

・バタフライエフェクトリム

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アイコニックなリム表面のカーボン模様はデザイン性に優れますが、決してそれだけではありません!

ニップルホールの空いている箇所を補強するために、部分的に強度や厚みを調整し、軽量化と剛性確保を両立しています。

手で触ってもわかるほどニップルホール付近以外は肉薄。本当に軽量化に寄与していることがわかります。

(ディープリムは圧着カーボンのほうが合理的に強度を確保できるため、D67とR67のみこのバタフライエフェクトリムを採用しておりません。)

 

・自社製ハブ

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ニップルホールの穴の角度がハブフランジめがけて調整され、完全にまっすぐにスポークを引っ張ります。

つまり、こんなメリットがあります。

①無駄なスポーク長を要しない⇒スポークの軽量化と剛性アップ。

②リムに無理な負担をかけない⇒リムとスポークの長寿命化。

 

スポークを引っかけるための穴さえも、軽量化とハブフランジの拡大を両立する肉抜きになっているという徹底ぶり。

ベアリングは6903あるいは6803の汎用サイズを採用するため他社製ベアリングへの換装もOK!

カスタムにもリペアにも融通が利きます!

 

・カーボンスポーク

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こればっかりは敬遠される方も少なくありません。わたしもそうでした。

しなるばかりのファイバースポーク?ハブフランジと接着されている修理不可やつ?

心配ご無用!どちらでもありませんでした。

両端がアルミパーツとなっており、修理も交換もできてバッチリです。

 

カーボンにするメリットは、金属スポークよりも約1.3倍強い引張強度。

そして一本当たり約3gと軽量なことです(あのSAPIM CX-RAYの約半分!!)。

もうメリットだらけで大変!ですが唯一の欠点はお値段。

なんと一本あたり2000円以上の価格設定!

ですが、、、一本ずつご購入できますから、複数本単位の販売のメーカーよりも経済的です。

 

軽量またはエアロ なぜ両方ではないか?

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ホームページに載っているこの文章が大好きです。直訳風で。

いままでにご紹介した特徴が、この疑問を解決してくれます。

もういいからインプレッションだ!!!

 

何もかも、ダントツに軽い

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仕様バイクはWillier Cento 1 Air 46T。オールラウンド寄りのエアロロード。

(R45の基本スペック:リムハイトフロント46/リア54,ペア重量1322g!!,TLR,リム内幅21mm)

乗った瞬間、あまりの軽さにリムを二度見しました。ローハイトに乗ったか?と。

COSMIC SLR 45もBORA WTO 45も乗ったことがありますが、漕ぎ出し、ダンシングの軽さが段違いでした!いや本当に軽い!!

 

もはやローハイトリム。

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ミドルハイトリムは身構えてから乗ることが多いんです。

「外周が重いぞ!漕ぎ出しは少し重いぞ!横風に気をつけろ!30kph後半にならないと美味しくないぞ!」なんて風に。

このホイールはその必要がありません。ずーっとローハイトリムのホイールと同じように漕ぎ出せて、ダンシングができて、加速が気持ちいいです。

「軽量またはエアロ なぜ両方ではないか?」

この疑問に答えが出た瞬間でした。

 

横風もOK

ずっと向かい風or横っ風のなか、多摩川沿いを10kmほど走りましたが少し揺さぶられるだけで問題ありませんでした。

ワイドリム化したことでかなり横風に対して安定感があるよう設計されていて、37mmハイトぐらいのホイールに乗っているような感覚。

ミドルハイトですから巡航速度も維持しやすく、とにかく乗りやすい!

 

剛性不足にならないギリギリのライン

いたずらに軽量化を狙いすぎると、ホイール全体の剛性不足を招きます。

数値上は軽いのに、剛性不足のせいでパワーが逃げる。かえって重く感じる。

実はこういうホイール結構ありますが、このHYPERシリーズはその軽量化のギリギリのラインを攻めています。

総合的には、剛性の高すぎない快適なホイールと言えますが、それでいてパワーはしっかり伝わって、とにかく気持ちがいいんです。

 

あえてデメリットを挙げるなら。。。

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リムが特に軽量で肉薄。外周部が軽いホイールです。これが起因して、

・空気圧やタイヤのチョイスを誤ると車体が跳ねるような感覚があります(700x28c位でチューブレスがおススメです)。

・ジャイロ効果が薄いため、40kphに近づいても車体の直進安定性を体感しづらいです。

・リム剛性は控えめの為、パワータイプの方はR67、D67がおススメです。こちらもディープリムなのに十分に軽量です(R67:1418g,D67:1515g)。

 

いずれもメリットに言い換えることも出来ますが、この3点ばっかりは好き嫌いの瀬戸際に感じました。

 

総評(恐れ多いですが、、、)

・ローハイトリムのような漕ぎ出しとダンシングの軽さ。巡航速度も維持しやすく、まさに軽量とエアロの両立。

・横剛性は抑え目。とても快適で、上記の軽さも相まって身構える必要がありません!剛脚の方はR67、D67でないとパワー不足を感じるかも。

・ジャイロ効果(直進安定性)がやや薄いことは、ライダーによっては好き嫌いが出ます。大事な判断要素です。

 

D45もインプレッション予定!

長々と書きましたが、Farna Pro Aero DiscでD45もインプレッション予定です。

HYPERホイールに関しては、ワイズロード府中多摩川店までご相談ください!

 

府中多摩川店 吉田

 


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