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「真夏はパンクが多い」というお話
by: 吉田哲朗

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暑い!!梅雨明けしたのかと思うほどの暑さ。

 

そろそろパンクのお客様が増えてくるぞ、、、実は夏場のパンクはすごく多くて。

 

猛暑日は自転車のタイヤ空気圧に要注意

クルマに自転車を積みっぱなしにしていると、車内の温度は50度を超えることもあります。

日光の当たる駐輪環境でも、アスファルトの表面温度は60度を超えます。

 

タイヤに表記されている最大空気圧まで充填した状態で、こういった環境にさらされると、タイヤの空気圧は熱で膨張してしまい、最大空気圧を超えます。

そしてパンクしてしまう、という。

チューブのパンクの仕方を見ても、夏場はこのケースが非常に多いです。

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一体気温が何度変わると、どのくらいタイヤ空気圧が膨張するのか?それが分かれば困らないんですが、シャルルの法則曰く、

圧力が一定の時、温度が1℃上昇するごとに0℃のときの体積の273分の1ずつ膨張していく」

だそう。よくわかりません。

 

感覚的には「猛暑(35°)を超えると約10%空気圧が上昇」

私の今までの経験上ですが、夜間に空気を最大空気圧まで入れて、翌日が猛暑の時に、

ライド中に空気圧を測ると昨晩の110%まで空気圧が増えていたことがありました。

 

車でも試してみましたが、昨晩入れた2.2barが、ドライブ中にガソリンスタンドで計ると2.5barまで上昇。

10%以上膨張するのは間違いなさそうです。

 

どう対策すればいいのか!?

猛暑の時はいつもより10%ほど空気を減らす。のが手っ取り早いようにも思えますが、なかなか難しい話。

ライドが夜まで続くと路面温度は下がり、空気圧が想定していたよりも低くなって段差でパンクするリスクもあります。

 

ですから、ライド中の対策は、ライド中に空気圧を調整するほかないように思えます。

 

自転車の保管時には対策可能

かえって自転車の保管時には対策が可能です。

タイヤが形をしっかり保つ程度であれば十分です。空気圧を減らしてあげれば熱で膨張分する分の安全マージンが取れます。

しかしチューブレスタイヤの場合は空気圧を下げ過ぎるとビード落ち、シーラント剤漏れの恐れがあるので、日光の当たらない涼しい室内での保管をオススメしています。

乗りだすときは空気の入れ忘れにご注意を。

 

熱膨張でのパンクはもったいない

タイヤもチューブもまだまだ使えたのに、熱でパンクしてしまうのはもったいないです。

最大空気圧で保管、常用されている方は、真夏の間だけでも空気圧を見直してみてください。

 

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