日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2016/03/21 10:12
その②で、少しづつ完成形が見えてきた我がフェニックス。
続いては、ロードバイクのキモであるポジションに手を入れます。
5、「ポジションを決める」。
その①で身体計測を行い、導き出されたバイオ5000のポジションシート。
この数値を元に、実際のフレームでその推奨ポジションを再現します。
※ただし、これはあくまでも骨格長から割り出した「推奨値」であって、
乗り手の経験値や筋力・柔軟性などに応じて調整が必要です。
ハンドル・ステム・シートピラー・サドルを取り付けて、
ボトムブラケット中心からの距離を元にセットした状態がこちら。
BB~サドルトップ 780mm
サドル後退 75mm
サドル~ハンドル距離 590mm
ハンドル幅 芯-芯 420mm
推奨ハンドル落差 66mmのところ・・・115mm!
前オーナー、名古屋のホッシー弐号がコラムをバッサリ切っているため
見た目なかなかの落差になってますが、小西的には許容範囲でした。
フレームサイズはMが最大なので、130mmのステムと突き出たピラーで、
どうにかこうにかポジションを作ることになりました。
見た目だけは身長180㎝超えの選手がゴロゴロいる、
ロット・ソウダルのチームバイクみたいになりましたね。
(ちなみに、小西の身長はアダム・ハンセンと同じ。)
現状はまだ仮のポジションなので、ハンドルとステムは使いまわし。
モデルや色味はバラバラですが・・・
一応、チームのセレクトに合わせて「Deda」で統一。
仮とは言え、メインバイクのBMCとほとんど同じポジションなので、
交換するのが面倒になってこのまま乗っているかもしれませんが。
6、「パーツ(コンポーネント)を決める」。
ポジションが出たら、おまちかねのコンポーネントの取り付けです。
(カンパニョーロなのでグループセットというべきか)
今回、パーツは前フレームからの載せ替えなので特に悩むところはありませんが、
実際のフレーム組みとなった際には、コストと機能のバランスを考えたりと、
一番頭を使うところであり、また一番楽しいところでもあります。
まずは、基本となるコンポーネントのブランドを決定。
シマノ・カンパニョーロ・スラム・FSA・マイクロシフト・・・などなど。
カンパニョーロで行くならば、
スーレコ/レコード/コーラス/アテナ/ヴェローチェの5つのグレードがあり、
この先にはアテナに置き換わる形で、新型グループセット「ポテンツァ」
のリリースも控えています。
それが決まれば、次にクランク長や前後ギアの歯数などを選択。
4アーム化に合わせ、フロントの歯数「52-36T」が主流になってきましたが、
ヒルクライムメインだったり、脚力に自信がなければ「50-34T」、
平坦やレースがメインならば「52-39T」もあり。
またフロントの歯数に合わせて、リアをクロス/ワイドにすることも考えます。
流行のロー側が大きな歯(28T~)のスプロケットを使うのならば、
リアディレイラーのケージの長さにも注意が必要です。
もしクランク系パワーメーターを使うのであれば、この時点で「どれにするか」を
考えてあげましょう。(ローター・ステージズ・パワー2マックスなど)
またコンポーネントと同時にホイールも選びます。
(これに関しては選択肢がありすぎるので、ここでは割愛。)
今回のフェニックスの場合
エルゴパワー カンパ 旧型レコード(10速)
F&Rディレイラー カンパ ヴェローチェ
前後ブレーキ カンパ ヴェローチェ
スプロケット カンパ ヴェローチェ(12-25T)
クランク フルクラム レーシングトルクR(50-34T 170mm)
ホイール フルクラム レーシング5(旧々型)
と、カンパ・フルクラム系で手堅くまとめることとなりました。
最初カーボンフレームにシルバーのヴェローチェ?・・・と思いましたが
意外と目立っていないですね。
この状態で7.5kg・・・なかなかの重さです。
これといって軽量なパーツを使っていないので、まあそこは気にするだけ野暮ってもの。
(ホイールをアイオロスにすれば、一気に6kg台に突入させられますが、
それをやってしまっては、本末転倒號の仲間入りになってしまいます。)
ちなみに。
前のフレームがクロモリだったので、Fディレイラーとシートピラーは
そのまま使えず、別途用意することになりました。
パーツ載せ替えの場合、この点に注意が必要です。
その④に続く。