日本最大級のスポーツサイクル専門店!九州1号店!
2023/11/12 18:07
いつもワイズロード福岡天神店のブログをご覧いただきありがとうございます。
スカイツリーを見上げて首が痛くなったスタッフの古閑森です。
東京で行われたスタッフ向け試乗会のインプレでございます。
↓私が試乗した他のインプレはこちら↓
レース向けの本格的なバイクに2台立て続けに試乗し、3台目に試乗させていただいたバイクがこちら!
目次
こちらのバイクも前回のインプレ【NEW FOCUS IZALCO MAX DISC 9】と同様に、スタッフ試乗会にのみ試乗のチャンスがあったバイクです。
LOOK 795 BLADE 2 RSはワールドツアーを走るプロチーム【コフィディス】が使用しているバイクです。
投入当時は、製品名が未発表だった事もあり「LOOKのプロトタイプが実戦投入された!」と各メディアを騒がせた一台ですね。
前モデルと比較して大きくシルエットも変わり、近年のトレンド的なエアロオールラウンドの形状になり軽量化はもちろんですが、どんな乗り味になったのか非常に注目度の高い一台です!!
上記2カラーのラインナップです。
価格はフレームセット:¥880,000-
サイズ展開は、XS・S・M・Lの4サイズ
Lサイズは完売しておりますが、他のサイズは予約受付中です。
2023.11.12日現在ご予約いただいた場合のメーカー入荷予定
(ワイズロード福岡天神店への入荷予定ではありません。)
以前は“モンドリアン”の名称で人気を博したアイコニックカラーは、各サイズ2024年7月以降の入荷予定です。
プロチームカラーはXSサイズなら11月下旬~12月上旬に若干数S・Mサイズは2024年2月以降の入荷予定です。
まず結論から書きますと…
【ガチンコレースバイクに必要なものは 795 BLADE 2 RSが全て持っています】
加速しだしたら止まらない重量剛性比の教科書。
良い意味で乗り手を選ぶガチンコプロ機材としてのロードバイクの集大成。
795 BLADE 2 RSを試乗して、メーカーの方にもゆっくりお話しを聞く事ができました。
今回の 795 BLADE 2 RSはグランツールの様なプロレースを想定して設計から見直されたそうで、メンテナンス性を向上させる為にBBはねじ切りのT47-85.5 規格に変更。
逃げやアタックにも対応できる反応を獲得する為の重量剛性比とカーボンレイアップの見直しが行われた様です。
実際に試乗すると、漕ぎ出しに若干の跳ね返りがあり、重く感じました。
これを正直にメーカーさんにぶつけてみた所「はい、グランツール等プロのレースでは“よ~いドン”の0㎞スタートのシーンはほとんどなく、アクチュアルスタートなので漕ぎ出しの軽さはヒュエズに譲って、あえて剛性を求めた結果です。その分、ダンシングや加速時の反応は研ぎ澄まされてます。」との事でした。
“あえて”漕ぎ出しを犠牲にしてまでグランツールを想定しているこの潔さ、LOOKの本気を感じました!
確かにちょっとした下りでもグングン加速して、いわゆる“踏まされるバイク”ってやつですね♪
私個人としては好感の持てる方向性です。
ここだけ聞くと、休日のサイクリングやゆるポタロングライドには正直不向きだ思えますが、そこは名門LOOKちゃんと考えてありますよ!
「ここまで硬いフレームでこんなに乗り味が良いのは何故か?」その答えがこのハンドルです!
ハンドル単体だと“かなり柔らかいです”しかし、このフレームと併せて使用する事により真価を発揮します。(古閑森調べ)
硬いフレームだとライダーへの負担は増加します。これは比例関係にあるのですが、このハンドルのおかげでかなりの負担を軽減してくれます。
しかもこのハンドル、パッと見は一体型に見えますが、実は別体型です。
ステム(¥88,000-)は長さ80・90・100・110・120・130・140mmで7種類
ハンドル(¥104,500-)は幅380・400・420・440mmで4種類
それぞれ展開があります。
これもプロレースを想定して、選手個人の特性や好みに合わせて変更を容易にした結果です。
注文したフレームサイズによりハンドルとステムのアッセンブルは決められておりますが、容易に部分単位で変更可能なのは、ポジションにこだわりがあるエンドユーザーにとってもメリットな点ですね!
ご覧の通り、全てのケーブルは、コンボハンドルバーとステムに内装され、フ ルインテグレーション化されました。
もう1つのポイントはホイールとの相性ですね、このフレームの印象としては、やはりレーシーなホイールが好ましい印象でした。
今回試乗したバイクには本来CORIMAがアッセンブルされておりましたが、私の希望で他の個体に使用されていたDURA-ACE C50を履かせていただきましたが、これは大正解でした!
ダンシング時の横剛性とコーナリングのキレはしっかりと高剛性なホイールの方が存分に味わえますので乗ってて楽しいです。
※ただし、私の場合この組み合わせで100キロライド行くと、途中で2回は足がつる自信ありますね(笑)
↑本来はこのアッセンブルの試乗車でした↑
※画像は新橋店瀧山さんのブログより拝借♪
前モデルと比較してシルエットはおとなしく(細く)なった印象の795 BLADE 2 RSですが、エアロロードしての立ち位置は気になる所です。
分かりやすいエアロは、このシートステーの接合部でしょう。
ハッキリとした“肩”があり、他社のエアロモデルでも良く見る形状になりました。
前モデルと比較してもリア三角は小さくなり、反応の良さとキレは格段に良くなっております。
ヘッドチューブやダウンチューブは奇をてらう特殊なエアロ形状はなく、あくまでオーソドックスな設計ですが、長年に渡るレース経験と空力スペシャリストによる度重なる風洞実験により生みだされております。
フレームを構成するチューブは、空気抵抗を減らしハンドリング精度を最適化する形状に設計、シャープなラインと流線型のデザインは、シートポストからボトル台座の配置までを徹底して考慮し、超高性能レースバイクという究極の目標に到達しました。
妥協を一切排除し理想的なバランスで、軽さ、反応性、空力性能を両立させ、コフィディスチームのレース仕様バイク重量は僅か 7 ㎏と、エアロロードバイクとしては超軽量に仕上がっております。
プレミアムグレードのウルトラハイモジュラスカーボンを 25%、HM カーボンを 19%と贅沢に使用し、M サイズで905g のフレーム重量を達成しており、新型 795 BLADE 2 RS は最新テクノロジーによって生みだされたLOOK 社の史上最速のエアロロードバイクです。
今回の試乗で私の個人的に感じた印象は「あくまでレースバイク」です。
スプリンター向けな印象のエアロロードバイクでありながら、795 BLADE 2 RSはヒルクライムも走りたくなるバイクでした。
高剛性なので、ケイデンスでクルクル回して登るよりもトルクをかけてグイグイ登るバイクではないかと思います。
そういう意味ではクライマーよりはパンチャー向けではある印象でした。
久しぶりに“乗り手を選ぶ系”のロードバイクに乗りましたが、こういう尖ったバイクは本当に完成度が高いので、脚に自信のあるサイクリストには是非オススメしたい一台です。
生まれて初めてのロードバイクで795 BLADE 2 RSが欲しいという方には…正直言って「はい、かしこまりました」とは言いにくい部類ではあります(笑)※まぁそんなフランクなお値段でもありませんが(汗)
以上で私のインプレッションは終わりたいと思います。
上記2カラーのラインナップです。
価格はフレームセット:¥880,000-
サイズ展開は、XS・S・M・Lの4サイズ
Lサイズは完売しておりますが、他のサイズは予約受付中です。
2023.11.12日現在ご予約いただいた場合のメーカー入荷予定
(ワイズロード福岡天神店への入荷予定ではありません。)
以前は“モンドリアン”の名称で人気を博したアイコニックカラーは、各サイズ2024年7月以降の入荷予定です。
プロチームカラーはXSサイズなら11月下旬~12月上旬に若干数S・Mサイズは2024年2月以降の入荷予定です。
ロードバイクのご購入に際しましては、バイオレーサーライト(簡単な身体測定によるサイズ選定)を受けていただき、サイズを確定させたうえでのご予約となりますので、一度ご来店をいただき、ご予約を受け付けさせていただきます。
※お電話でのご予約は基本的に受け付けておりませんのでご注意ください。
ご来店お待ちしております。