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【TEAM・YsROAD】レースレポ・TOUR de OKINAWA 2015
by: 村松 太陽

 

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今年も参加してきました、「ツールドおきなわ」。

 

27回目を数えるツールドおきなわはレース・サイクリング・観戦ツアーなど合わせて4000人以上が参加する日本最大級のロードレースイベントです。私自身もそうですがこのイベントを一年間の目標にしている方も多いのではないでしょうか。それだけ規模は大きくレベルは高いレースです。

 

今年もエントリーは最長クラスの210㎞。昨年は膝の故障によりDNS、一昨年は宮城関門でDNF。3回目の挑戦ですが一昨年からどんどん練習量が減っていって体重は増えている状況。直前レースのもてぎの結果からみても完走は難しい予想ですが悪あがきしつつ挑戦です。

 

 

 TdOKINAWA2015-8

土曜日入りして受付してからコースを半分くらい下見しておこうと車を走らせました。名護半島まわって普久川ダムのぼったらそのまま南下を予定しました。だいぶ暑かったのでホテルでゆっくりとも思ったのですが時間もあるので落車の危険性を減らすために集団で危なそうな場所をチェックしておきたかったので行くことにしました。

だがこれがまずかった・・・・・

 

TdOKINAWA2015-2

非常に良い天気で、とても気持ちの良い海岸線を走る。

TdOKINAWA2015-3

ピリピリした集団走行でなければどれだけ気分がいいかw

TdOKINAWA2015-4

一方こちらはヤンバル路、森の中ではありますが高い木は多くなく日が当たる箇所も多い。

 

そして途中から頭痛と吐き気、熱中症ですね。。。車内で水分補給はしっかりして空調もきかしていたのですが。。。

TdOKINAWA2015-5

何とか夕方にホテルに到着(写真はレース日の夜とったもの)。ぐったりして数時間寝てました。

少し楽になったので起きて準備、数時間無駄にしたので慌てて準備。とはいってもすべて来るまでに用意はしていたのでゼッケンつけてセンサーつけて補給食まとめるくらいですが。

明日の朝は早い、準備終えたら少しでも良くなっていることを祈りつつ就寝。

 

TdOKINAWA2015-6

まだ月明りが残る中ホテルからスタート近くの駐車場へ移動、スタート3時間前過ぎたので朝食をとる。いつものパスタ。

少し休んだ後スタート地点でチーム・YsROADのメンバーと合流。今年は完走できる率を少しでも上げるために前目スタートの為位置取りをする。

とりあえず表面上は昨日の影響はなさそうで一安心。内部はそうでもなかったみたいですが・・・・・

 

 

スタートは7時45分、チャンピオンレースがスタートして1時間後。間に50㎞クラスをすべて挟みいよいよスタートです。

号砲とともにスタート、数キロはパレード走行。とはいえ結構な速度で走ります。正式スタート切ってからはさらに速度アップ、序盤の平たん路は一昨年同様40㎞後半で巡航。

逃げができていたこともあってかところどころペースが緩んだりして一昨年よりは少しだけ余裕を持って走れている。

 

最初の50kmはいつも落車祭りなのだが、今年もありました。盛大なのが1回と小さいのが2~3回、割と集団前方よりをキープしていたのでこれくらいですんだのかもしれません。後ろはもっと多かったかも?

盛大なのには巻き込まれて、とはいってもストップと後ろから軽く突っ込まれただけで転んだりはしませんでしたが。ただ場所が悪く、大きな橋の登りへ向かう直線路に入る入り口付近で起き、集団前方は既に少し縦長になる形でペースは上がっていて、橋の上りで少し緩まった集団後方に取り付くも集団前方は既に下り入って速度があがっている。またそのくだりの先が1車線になる上り返しでさらにインターバルがかかる。なるべく負担無い様に走ったもののかなり体力を使う羽目に。

 

その後小さい落車や急ブレーキな状況はあったものの概ね落ち着いて与那まで。ここで集団とはおさらば、が予定以上に上れない。熱中症の影響か道中の負担が思ったより大きかったか、集団から千切れるのは想定どおりだったものの維持したいペースを作れず、上りきってからの小集団を作りやすい人数がいるあたりにはいたかったのだがそれすらも叶わない位置取りに。

先のことを考えて全開1歩~1.5歩手前くらいで抑えながら走り何とか山岳ポイント超え北上と南下の分岐路のチェックポイントに到着。すでに脚は攣る兆候がでていたうえ、関門時間がすでに25分後にせまっており正直奥の関門で引っかかるのではないかと危惧する。

 

前も後ろも人がいないのでしばらく単独走したところで後ろから5~6名の列車がきたので乗せてもらう。緩くはないがいっぱいいっぱいでもないペースで進むが前を引けるほど脚がなくたまにローテーションに入るに留める。追い風でそれなりにペースは順調なものの何かし始めての向かい風を考えるとなんとも。

奥の関門が近づいて関門時間15分までに近づいていた。それ以上にまだ100㎞クラスが待機していて、通過する直前に100㎞オーバー40クラスがスタートし始める。100㎞クラスはスタート後いきなり上りで、こちらも上りに入ってペースがガクッと落ちる。周りはスタート切ったばかりの元気な面々、どんどん追い抜かれていくがマイペースつらい抜いて走る。この辺はしっかり自分の脚と相談しながらペースを作っていかないと関門時間が緩かったとしても210㎞を走りきることは難しい。

 

奥の上りをこなして海岸線に、阻むもののない道で向かい風が強く打ち付ける。200㎞クラスがメインとなる列車で走るがきつい。100㎞クラスがいなければここでこと切れていたであろう。いったん列車から千切れたあと少し回復させてからペースを少しあげて走る。といっても34~5㎞くらいしか出ていないが、それでも列車を引っ張る形で与那へ到着し2回目の普久川ダムの上りへ。

関門時間まで15分、タイムが変化なしなので想定時間内で走れたようだが、平たん路はむしろプラスにできないとトータルでマイナスになってしまう。上りで遅い私はよりマイナスが増えてしまうので。2回目の普久川のチェックポイント(分岐点)にたどり着くのが難しくなる。

 

2回目はもう這う這うの体でのぼりはじめる。関門時間が厳しいが1回目と違い余力はないし脚は攣る寸前、しかも体調がよろしくないことを感じる。体力的にきつくなってからのもうひと踏ん張りがいつもならできるところ出来なくなっている感じでペースが上がらない。勾配のきつい部分では一桁の速度に乗せながらもなるべく淡々と上るように心がける。

山岳ポイント超えて下りに入りチェックポイントまでの余裕時間がギリギリ、正直ここで降りようかとも思った。しかし一昨年よりも走れないのは情けないし、次につなげるためにパワーのデータ(昨年はけがでDNS、それ以前はおきなわバイクにパワー計はついてなかった)をなるべく多くとっておきたかったので何とか頑張ることに。関門時間まで5分、首の皮一枚残して次への走行を許される。

 

チェックポイント超えて下ってすぐに高江の上りへ。ペースは上がらないもののダンシングを使えるようにもてぎでなっていたので、うまく織り交ぜながら上りはこなしていく。下り基調の平坦はダンシング入れたりの大きな変化がつけづらいのでいまいちペースが上げれない。きつい上りが終わり体調が少し回復したので全体のペースをアップ、次の関門宮城で降ろされることは確定ではあるが少しでも前を目指す。というとかっこいいがなるべく早く終わらせて休みたかったのが本音。少し良くなったとはいえ調子が悪いのに変わりはなかったので。

下り基調ながらアップダウンをこなしていく。下りは早くて助かる。宮城関門前最後の上りに入り両足が攣る。これは脚を止めると硬直して立ちごけする。3年前の二の舞は御免被るので無理やり回し続ける。激痛を感じながらも回して頂上超えて下りへ、脚は止めずにひたすら回してなんとひどい攣り状態は乗り越える。そうこうしているうちに宮城の関門が見えてきて、レース終了。関門時間20分弱超えてました。

 

結果:DNF(宮城関門)

 TdOKINAWA2015-7

特にもてぎから変更点はなし。

 

パイオニアデータ 

走行時間
:
5:13:27
距離
:
161.50 [km]
獲得標高
:
1894.0 [m]
TSS™
:
447.4
IF™
:
0.93
インターバル・インテンシティ
:
81.6 [%]
消費エネルギー
:
2936.0 [kJ]
平均ケイデンス
:
82.8 [rpm]
平均スピード
:
31.0 [km/h]
最大心拍数
:
193 [bpm]
平均心拍数
:
169 [bpm]
最大ペダリング・パワー
:
702.7 [W]
平均ペダリング・パワー
:
156.1 [W]
平均ANT+パワー
:  
最大ペダリング効率
:
74.0 [%]
平均ペダリング効率
:
42.6 [%]
NP™
:
194.3 [W]
平均パワーバランス
:
50.9:49.1 [%]
ダンシング率
:
3.9 [%]
平均ペダリング・パワー(L)
:
79.5 [W]
平均ペダリング・パワー(R)
:
76.6 [W]
平均ペダリング効率(L)
:
41.0 [%]
平均ペダリング効率(R)
:
44.4 [%]
平均トルク(L)
:
9.4 [N·m]
平均トルク(R)
:
9.2 [N·m]
最大勾配
:
13.4 [%]
平均勾配
:
0.0 [%]
平均気温
:
27.6 [°C]

 

平均気温が高いですね。。。

練習量が増えて少し期待(安部関門まで)もしていましたが上りが遅すぎて駄目ですね。普久川のダムの上りで考えてパワーウェイトレシオが完走でも4倍ちかく、レースするなら4.5倍くらいは必要というかんじでしょうか。というのは頭にありますが現実として3倍ちょっとしかでてない状況ではどうにもならないですね。

当面はダイエットしながらパワーウェイトレシオを改善しつつFTPを上げていく形でのベースをしっかり構築しなおさないといけないですね。今年の冬はLSDさぼらずやりましょう。

 

TdOKINAWA2015-9

また来年帰ってきます。

完走しに。

 

 

 

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