日本最大級のスポーツサイクル専門店!専門知識を活かしたコンサルティングを致します!
2017/08/27 11:06
【ツーリング】
絶景!しまなみ海道を走ってきました!~DAY③~
前回記事よりの続きです。
■今回は自転車は登場しません
しまなみ海道の旅、3日目はレンタカーを借りて観光スポット巡りです。
宿を引き払った後まずは自転車で新尾道駅まで移動し、駅前でレンタカーを借ります。
ブロンプトンは折り畳んで後部トランクに2台並べて収納し、コンパクトさを再確認といったところです!
まず最初に訪れたのは大三島(おおみしま)にある大山祇(おおやまづみ)神社です。
とても由緒ある神社で、主祭神は大山積神(おおやまづみのかみ)、全国にある山祇神社(大山祇神社)の総本社です。
実は1日目に訪れた因島の「大山神社」もこちらの大山祇神社より御分霊を勧請したことを由緒とする神社です。
大山祇神社にはクスノキの巨木が群生しており、「大山祇神社のクスノキ群」として国の天然記念物にも指定されています。
写真の「乎千命御手植の楠」は樹齢2600年とされ、神々しささえ感じさせる見事な枝ぶりです。
神社の次は工場見学です。
頭に残るテレビCMでおなじみ「ハ・カ・タッ・の・しおっっ!!」を製造する伯方塩業株式会社の工場を訪れました。
名前の通り伯方島にも工場はありますが、工場見学が出来るのはおとなりの大三島の工場です。
工場内は撮影禁止なので写真はありませんが、真っ白な塩がうず高く積まれ、まるで雪が積もっているように見えたのが印象的でした。
次からは大三島の美術館巡りです。
大三島には大小数々の美術館があることでも知られています。
その中からまず向かったのは「ところミュージアム大三島」。
ノエ・カッツやマリソール、トム・ウェッセルマン、ジャコモ・マンズー、日本の林範親、深井隆らの作品が楽しめる現代アートの美術館です。
展示作品は撮影禁止なのでお見せできませんが、扉から眺める外の景色も作品のひとつのように思えてきます。
館内のオープンテラスからは瀬戸内海を見渡すことができ、その美しい眺めはまさに絵画の様です。
続いて訪れたのは「今治市伊東豊雄建築ミュージアム」です。
建築家の伊東豊雄氏の建築作品が展示されており、ユニークな形のミュージアム自体が展示物の一つでもあります。
■施設内の様子
■個人的に注目度高し
彼の名前は「MR. OMISHIMA」。一見アート作品に見えますが、実はこれ自転車スタンドなんです。
両足の間にまたがらせるように自転車をくぐらせ、腕の部分にハンドルを引っかけて駐輪します。
なかなか凛々しい表情をしています。
このサイクルスタンドはしまなみ海道のところどころにあり、「MR. OMISHIMA」以外にも”5人“のスタンドが設置されているそうです。
そして次に訪れたのは「今治市岩田健母と子のミュージアム」。
「母と子」をテーマにした岩田健氏の彫刻作品が展示されています。
ミュージアムの円形の建物は半屋外になっていて開放的な中、陽光のもとで彫刻をゆったりと鑑賞することができます。
■今度はしまなみ海道の島々を離れて、本州側の福山へ移動します。
本日最後の目的地として訪れたのは「神勝寺 禅と庭のミュージアム」です。
「神勝寺 禅と庭のミュージアム」は天心山神勝寺の広大な敷地内にあり、日常生活ではなかなか接点の無い「禅(ぜん)」に、禅画や禅庭、墨跡、現代アートなどさまざまな形で触れることが出来るミュージアムです。
■そして今回「神勝寺 禅と庭のミュージアム」を訪れた主目的はこちらです。
なんとも不思議な形をした建物ですが、これは名和晃平氏による「洸庭」というアートパビリオンです。
遠目には判りにくいですが、近づいてみると建物全体がこけら葺きで覆われ、木の温かみが感じられます。
この建物全体でひとつの作品になっていて、入り口から入ると中はほぼ真っ暗な空間です。
鑑賞用の席に着くと、目の前では浜辺のような水の満ち引きが繰り返されています。
静寂の中でゆったりと波立つ水面が、かすかに変化する照明に照らされるのをぼんやりと眺めていると、次第に心が落ち着いてくる気がします。
時間にして30分弱くらいでしょうか、他ではなかなか味わえない面白い体験でした。
日もだんだん暮れはじめてきたので、予約しておいた福山駅近くの宿まで車で移動して、本日の日程は終了です。
ブロンプトンならこのように車と組み合わせての旅行プランも思いのままです。皆さんもぜひお試し下さい!