日本最大級のスポーツサイクル専門店!サイクルライフサポート!
2016/11/28 11:27
-ブルベ関連記事-
③【準備編①】←イマココ
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ブルべライダーの佐藤篤です。
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今回は【準備編①】としまして
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「当日何を持っていけばいいの?」
「どんな対策をするのがいいの?」
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という点をまとめていきます。
今回も長い!
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【車検に備える】
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ブルべに参加する方は漏れなく
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車検
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をスタート前に受ける必要があります。
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車検でチェックされる項目は以下の通り
(※主催クラブ・走行距離によって変わるので要確認)
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①前照灯の装着・点灯(点滅NG)
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②車体に取り付けられた尾灯の点灯(点滅NG)
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③ヘルメット
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④ヘルメット用の尾灯装着・点灯(点滅可)
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⑤反射ベスト
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⑥警報機(ベル)の装着
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⑦携帯電話(スマホ可)
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①の前照灯は距離によっては2灯装着が必要ですが、
2灯装備を標準にしておくとGoodです。
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②はサドルバッグやウェアへの装着はNGです。
フレーム・アクセサリマウントへの固定が必要です。
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CATEYE
REFLEX AUTO
¥2,110(+税)
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とにかく装着率の高いテールランプ
大体どこのブルべに参加しても見かけます。
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自動点灯なので楽なのと
万が一電池切れを起こしても
リフレクターとして機能しますのでおすすめです。
これを2~3個装備している方もいます。
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車検項目にはありませんが
マナーとして輪行袋も持っていくのが良いでしょう。
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往復路の輪行は勿論
万が一自走不能になった際に
公共交通機関を利用する場合にも必要です。
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各種輪行袋取り揃えております!
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【完走するための命綱 – キューシート – 】
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ブルべではライダーが走行するルートが
予め指定されています。
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それらを記したものを
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キューシート
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といい、文字のみで細かくルートの指示があります。
どの程度の指示かと言うと……
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※AJ東京 BRM109東京200曽我梅林 より
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ご覧の様に
交差点一つ一つにそれぞれ指示があります。
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このキューシートを元に独自の地図を作成し、
GARMINなどのGPS機器に保存するといった
準備が必要となります。
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最近はGARMINを始め
スマホでもGPSナビが出来るので、
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ハンドルにキューシートを固定
という方も少なくなりつつありますが、
キューシートは必ず携行しましょう。
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もちろんキューシートと紙の地図でもOKですよ!
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【命より大事!? – ブルべカード – 】
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というと大げさかも知れませんが……(汗)
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参加受付の際に受け取るブルべカード
後に完走証となるものですが、
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これを紛失・著しく汚損すると
失格となってしまいます。
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有人・無人チェックポイントを時間内に
通過できたかどうか確認する唯一の手段です。
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無人PCの場合、ほとんどがコンビニなのですが
そこで発行されたレシートが必要になります。
それらをゴール時までに保存しておく必要があります。
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ジップロックで十分ですので
別途専用品を用意するのが面倒な方はご参考までに。
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【雨対策】
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長距離、長時間の走行では
突然の雨に見舞われることもあります。
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夏場であれば我慢できるものでも
冬場では命に関わるため
雨対策は是非とも充実させておきたい所。
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多くの場合、レインウェアをウィンドブレーカー
として使う事も可能ですので
どちらを買うか迷っている場合は
レインウェアにしておくのがおすすめです。
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もちろん季節や天候によっては不要なものも
ありますので、取捨選択してみてください。
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【レインジャケット】
重要度:高
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雨に濡れないようにするというよりは
身体が冷えて体力を消耗する事を防止する
事が目的です。
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例えゴアテックス素材のものであっても
汗蒸れは避けようが無いので
あまり深く考えずに、着やすいものを選択しましょう。
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ウィンドブレーカーを兼用するなら
薄手の生地がオススメです。
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【レインパンツ】
重要度:低~中(季節による)
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主に下半身を雨から守るウェアですが、
ラインナップとして長ズボンしか無い上に
生地の伸縮性に乏しく、ペダリングがしにくく
携行時にもかさばる為、可能であれば装着せずに走りたい所。
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冬場であれば防寒も兼ねて着れますが、
夏なら無視してしまっても良い部位かなと思います。
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これを履くかどうかが
天候によって参加するか否かを
分けると言っても良いでしょう。
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【シューズカバー(防水・撥水タイプ)】
重要度:高
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シューズが濡れてしまうと
とにかく不快です。
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生死に関わる事ではありませんが、
メンタル面で大きな打撃がありますので
何としてでも防ぎたい部分です。
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最悪ウェアは風を受けていれば乾きますが
シューズは夏でも乾くことはほぼありません。
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靴下の上からコンビニ袋を履く
という荒業も意外と効果的だったりします。
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そんな中でも私のイチオシが……
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veloTOZE (ヴェロトーゼ)
トール・シューズカバー
全7色
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このシューズカバーが他製品より優れている理由
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素材がナチュラルシリコンラテックスなので
穴が空かない限り絶対に水を通さない
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という点に尽きる。
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多くの布素材の防水を謳ったシューズカバーは
あくまでも「防水・耐水」の域を出ない。
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一方でvolo TOZEは
「完全防水・防汚・防風」である。
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シューズ部分のエアロ化も期待出来る事から
タイムトライアル界隈では既に大注目の一品だ。
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お店に並ぶかどうかは交渉中です(涙)
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【トラブル対策】
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皆さんは出先でどんなトラブルが起こったら
自走を諦めますか?
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チューブのパンク
タイヤのバースト
チェーン切れ
ディレイラーハンガー曲がり・折れ
ホイールの振れ
スポーク破断
インナーワイヤー断線
ハンガーノック
etc…
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例を挙げたらキリがありませんが、
「こうなったらリタイア(DNF)しよう。」
という基準を決めておきましょう。
その基準にそってアイテムを選びましょう。
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「ここまで頑張ったんだし何とか完走したい……」
と思って続行すると大抵ロクな事がありません。
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自分のツールボックス内容です。
交換用のチューブは別に携行しています。
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多くの方が携行しないアイテムとしては
スポークレンチ(中央)でしょうか。
外で振れ取りが出来るのも手組ホイールの強みです。
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パンク修理に使うパッチですが
自分は3種類携行しています。
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(左) Park Tool エマージェンシー タイヤブート 3枚入 [※タイヤ用]
¥590(+税)
(中) マルニ 強力パッチ 7枚入
各種サイズあり 詳細は店頭にて
(右) Panaracer イージーパッチキット 6枚入
¥380(+税)
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チューブ用を二種類携行していますが
どちらも製品としては非常に優れたものですので
使いやすい方を携行しましょう。
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この画像に加えて距離によっては
・交換用エンド金具
・追加CO2ボンベ
・交換用スポーク
・チェーンオイル
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も持っていきます。
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さらに天候が安定しない時は
ストレッチフィルムも持っていきます。
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こんなの何に使うのかというと……
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・ヘルメットに巻いてカバー代わり
・体に巻いて保温(特にお腹)
・シューズの防水力UP
・止血・傷口保護(絆創膏代わり)
etc……
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それぞれ専用品を携行するよりもかさばらずに
お手軽に対処できるのでおすすめです。
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ともあれ知識・技術としては
・パンク修理
・タイヤ交換
・チェーン交換
・変速機の仕組みの理解
辺りが出来ていればOKだと思います。
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これなら
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「変速は出来なくても自走可能な状態」
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に出来ますからね。
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日頃からちゃんとメンテナンスをしていれば(重要)
大体のトラブル対策は杞憂に終わります。
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備えあれば憂いなし
ということわざを肌で感じられるのが
ブルべなのです。
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次回は
「準備編②」
として
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「機材のメンテナンス」
についてまとめたいと思います。
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続報、こうご期待あれ。
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佐藤篤