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【スタッフブログ】通勤バイクのP LINEのリフレッシュ。
by: やすい

こんにちは、ワイズロード池袋本館です。

当店人気の折り畳み自転車、BROMPTON。
今回は修理がメインのお話です。

BROMPTON P LINE 修理作業

20250112_175031

今回修理するのは私が2023年から乗り始めて、通勤から休日のポタリングで幅広く乗っているP LINE。
かれこれ累計でおよそ4000kmほど乗りました。(2024年12月時点)

定期的に調整&部品交換で乗り続けていますが、初めて触る箇所の部品交換に遭遇したので備忘録を兼ねたご紹介になります。

P LINE リアフレームヒンジ交換

折り畳みの繰り返し&日々の走行で各部は摩耗していきます。
その摩耗で交換の必要が出てきたのがメインフレームとリアフレームの接続部分。

どこを交換するのかというと接続部分の内部のパーツになり、それがコチラ

アドバンスリアヒンジスピンドルキット

20250109_161236[1]

販売価格:¥1,100(税込)

内容物:ヒンジスピンドル,ヒンジネジ,プラスチックワッシャー,ブッシュ

※このスピンドルキットはC LINEには使用できません

ここの部分の摩耗具合のチェックの仕方はリアフレームを矢印の方向にゆすってみてガタつきがあれば交換目安です。

20250109_173954~2[1]

本題に入る前に予備知識として

P LINE,T LINEのリアフレームは新たに設計された「アドバンスリアフレーム」となっており、現行のC LINEリアフレームやSUPER LIGHT時代のチタンフレームの形状と異なります。異なる箇所で代表的なのが外装4速を前提としたフレーム形状リアフレームとメインフレームの接続部です。

White - M4LM4L

変速システムは世に出て時間が経っているので割愛します。
今回の話題の中心にもなる「接続部が異なる」というのは、今まではスピンドルに対して左右から2本のネジで締結していましたが、このアドバンスフレームは一本のネジでスリーブを貫通するように取り付けしています。ノンドライブ側から挿入し、メインフレームを通ってドライブトレイン側で締結します。

20250109_174302[1]

そのためメインフレームは共通のものでも、アドバンスリアヒンジスピンドルキットとC LINEのリアフレームの接続の場合だと両者に互換性がありません。

ですが、フレームの接続部の幅や内部の形状自体は一緒なのでパーツの組み合わせを間違えなければ
メインフレーム:C LINE リアフレーム:P LINE
という組み合わせもやろうと思えば出来ます。(その逆も)

引用元:松山店のブログ

この当時はP LINEにフレイムラッカーのカラーが無い頃なので、メインフレームはC LINEのフレイムラッカーをベースにフォーク&リアフレームをP LINEのものに交換しています。
たまたま私もこのブログを読み、理論上は出来るけれど本当に実践した人がいるとは…と戦慄しました。なんてったってBROMPTONが二台ないとできないですから。

実際の作業

少し話はそれましたが、ここからは作業風景をお届け。
実際に私のバイクのリアヒンジの交換スタートです

まず初めにクランクを外して作業をしやすいようにします。

20250109_174250[1]

その後にリアフレームとメインフレームを繋いでいるネジを外し、リアフレームとメインフレームを分離させます。

20250109_174635[1]

メインフレーム内部のスリーブを外し、残ったブッシュはタップに食いつかせて外します。

20250109_180827[1]

ここから先の作業工程は写真を撮り忘れてしまったので、文章のみでお伝えしますが

①フレームを清掃してからブッシュを圧入
②圧入したブッシュをリーマーがけして整える
③スリーブを取り付け
④リアフレームをセットしヒンジネジを締めて固定すれば完了

という手順です。

作業完了後に試走して感じたのが、漕いでいる時の加速がスムーズであること。交換前は言うなれば重りを付けて走っていたかのような感覚、リアヒンジの摩耗からくるガタつきで踏み込んだ際の推進力へ変換にロスがあったのではないか?という推察です。

他にも作業を進めていて特に印象的だったのが「リアフレームのネジが5mmの六角レンチで取り外せる」ことです。
C LINEの場合はネジがインチ規格になるので工具側のサイズに注意しなければならない点や、ネジが左右からの締結になるので取り外しに苦戦するケースもありました。

参考までに先日投稿した記事ですが、C LINEの作業の様子。
↓↓↓

実際に両方をこなした身として、
アドバンスフレームの作業は初めてということを踏まえても、今回の作業の方が使用する工具の数や工程数が減っており楽でした。

今までは従来からの軽量化やギア周りの刷新に注目が行きがちでしたが、細部に目を向けてみると確実にアップデートがされているのを感じることが出来、改めて驚かされました。

作業をご用命の際は車体状態確認後に費用・納期の算出となります。
スタッフまでご相談ください。

皆様もBROMPTONの修理・メンテナンスでご相談やご不明な点等ございましたら
ワイズロード池袋本館(03-5992-4070)までどうぞ!

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