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2025/12/14 18:00
こんにちは!
ワイズロード京都店 COLNAGO担当の濱上です!
今回は先日開催されたスタッフ試乗会にてツールドフランスを制した話題のエアロバイク「Y1RS」を試乗しましたのでインプレッションをお届けいたします。
あくまで個人的なインプレッションなので、他の方とは内容が大きく異なる可能性もございますが、こんな意見もあるんだなーぐらいにお読みいただければ幸いです。

始めに、
お忙しい中スタッフ試乗会の為にご協力いただいたメーカー様、ならびに各関係者の皆様、この度は誠に有難うございました。
改めて試乗させていただいたバイクのスペックは以下の通り
モデル:Y1RS
カラー:SDM5
サイズ:M
コンポ:SHIMANO DURA-ACE Di2
ホイール:SHIMANO WH-9270-C50
ハンドル/ステムサイズ:370㎜/115㎜
試乗した私の特徴
身長:179㎝
体重:68キロ
サドル高:720㎜

発表当初からずっと気になっていたエアロバイクがこの「Y1RS」
2025年度のツールドフランスで総合優勝したダディ・ポガチャル選手が超級山岳ステージを含むほぼ全てのステージで使用して多くの勝利を刻んだバイクと言うこともありすごく気になっていました。
少し話は変わりますが、個人的なエアロバイクのイメージはフレームやフォークを構成するすべてのチューブが横から見た際に太く、正面から見ると薄く、いかにも空気を切り裂くような見た目が特徴的。
そして平坦はもの凄く速く、登りが苦手、それが僕のエアロバイク対するイメージであり実体験でもあります。

改めてY1Rsを見ていただきたいのですが、フロントフォークやヘッド周りは、THEエアロバイクといえる形状をしていますが、ヘッドチューブより後ろはオールラウンドモデルのように細く華奢に見える気がします。
初めて見た時も独特なフレームワークのせいか、個人的なエアロバイクのイメージとは結びつかず少し疑問に感じていました。
でもその疑問を吹き飛ばすかのようにダディ・ポガチャル選手がツールドフランスで総合優勝、ロード世界選手権2連覇という快挙を成し遂げたことで世界トップクラスのエアロバイクなんだと改めて感じました。
とはいえ実際に乗ってはいないので、どこか疑問が残っており今回の試乗会を楽しみにしていました!
そしてその疑問は見事払拭されました。

まず始めの漕ぎ出しですが、今まで乗ってきたエアロバイクとは大きく異なり1踏み目から軽く、まるで軽量モデルのバイクに乗っているかのようにスムーズ!
2踏み目、3踏み目と踏み込んでいく度にエアロバイクらしい剛性感を感じつつも、ため込んで爆発するような加速ではなくどこまでもスムーズな加速に驚かされました!
これは事前に感じていた、エアロバイクよりもオールラウンドバイクの様な見た目のフレームが良い影響を生み出しているのかなと思います。

細かく見ていくと、BB周りは近年のエアロバイクらしくかなりボリューミーで、例えばSCOTTのFOILやORBEAのORCA AEROと同じように、BBの左右から大きく外側に出てからチェーンステーが伸びており、踏み込んだ力をしっかりと後方に伝える構造をしてます。

シートチューブはリアホイールを包み込むように設計しており、シートステーも改めてみるとしっかりと扁平して前方からの空気抵抗を削減するようにデザインされています!

前方から見るとシートチューブの薄く鋭い形状がよくわかります。
またシートステーは一度外側に突き出してからリアエンドに繋がっており、ペダリングで乱れた気流を正しく整え抵抗を削減するこだわりがうかがえます!

後方から見た時気付くシートチューブとシートステーの薄さは、新時代のエアロバイクと言っていい形状なんだと、しみじみ感じました。
そしてリアトライアングルを薄くすることでフレーム全体の重量を減らし、漕ぎ出しのスムーズな加速感を出しているんだなと乗って初めてYRsというエアロバイクの素晴らしさに気づきました!

続いてフレームとは対照的なほどTHEエアロバイクらしい形状のフロントフォークですが、漕ぎ出し始めは軽くスピードを上げるほどに安定性能が際立つ印象。
というのもこのフロントフォークですが、想像以上にクイックな反応に驚きます。
スピードの緩急によって安定感が異なるので、どのぐらいのスピードならより安定するのか、どのぐらいのスピードならキレ感が増すのかそのラインを掴むのが最初ので最後の難題の様に思います。
初めてロードバイクに乗る分にはこう言うもんだなと感じるのですが、これまで様々なバイクを乗り込んだことのある人ほど、迷うと思います。
僕自身多くのバイクを購入したりメーカー様や知人からバイクをお借りして乗り込んだりとそれなりに経験があるのですが、今まで感じたことのない感覚だったこともあり正直迷いました。
今回の試乗は1周1キロの周回コースで感覚を掴みきることはできませんでしたが、どうすれば世界トップクラスのバイクを操ることが出来るのか考えながら乗るのも楽しかったです!

ハンドル形状もY1Rs専用でステム長が115㎜、ハンドル幅が370㎜と独特の設計をしています。
これまで乗ってきたフレームのサイズ感はリーチが384㎜にステム長が100㎜の組み合わせが多く、Y1Rsもリーチは385㎜とフレーム自体のサイズ感は同じなもののステム長が普段よりも15㎜長いのが心配ではありました。
またハンドル幅もこれまで400㎜がベストと信じていたので急に370㎜まで狭くなると安定性能が欠けるとこれまた心配してました、、が!
心配は杞憂でした!
上記の通りハンドリングはクイックに感じたもののポジション的には問題なく乗れましたし、程よくハンドルまでの距離が伸びたのでしっかりと前傾姿勢を取る事にも成功!
ハンドル幅も想像以上に違和感がなく、なんでこれまで400㎜にこだわっていたのかと疑問に感じるほど自然に乗ることが出来ました!
400㎜がベストと言う凝り固まった考えを払拭するいい機会でした。

ホイールコンポネートと同じDURA-ACEのC50と癖が無くフレームの乗り心地がダイレクトに分かる仕様だったのでエアロバイクとしてのY1Rsの素晴らしい加速を体感するできました。
そしてコースを周回したところで最後に思いっきり踏み込んでのスプリントをしてみることに。
このスプリントをしての爆発的な加速これまでのってきたエアロバイクの中でも抜群に良いと感じました!!
漕ぎ出しやコーナーの立ち上がりからのスムーズな加速に加えて、高トルクをかけた時に爆発的な加速は正に正統派エアロバイクそのも!!!
これこれこれ!!これがエアロバイクだっ!!と踏み込むほどに加速する感覚は本当に素晴らしいの一言に尽きます!!
もし個人的にエアロバイクを購入するなら間違いなくCOLNAGOのY1Rs一択で購入すると断言できるほどのクオリティは自信をもってお客様にオススメ出来る1台となりました!!
もちろんこれは僕の個人的な感覚なので全て方に当てはまることはないとは思いますが、COLNAGOが好き、ポガチャル選手が好き、見た目のデザインが好き、などきっかけは様々でも本当に買って良かったと思えるバイクになると思います!

現在、京都店には今回の試乗会で乗ったのと同じ、SDM5 (UAEチーム)カラーのMサイズを1台在庫しています。
バラ完はもちろん、お乗りのバイクからの載せ替えも絶賛受付中なので、ご購入をご検討中のお客様はお気軽にご相談ください!
以上、ワイズロード京都 COLNAGO担当の濱上でした!!