【PINARELLO】新モデルに試乗してきました！！！！ Pt.2
by: フクモト

こんにちは！！

PINARELLO ROOM担当の福元です。

先日PINARELLOの新型F5について、
旧モデルとの比較とともに試乗したインプレを書きました。

今回はその第二弾、上位グレードであるF7のインプレと、
同じく新型のF5と乗り比べて感じた違いについてご紹介。

前回のインプレをまだ見ていない方は是非ご覧ください↓↓↓↓

【PINARELLO】新モデルに試乗してきました！！！！

さて、では早速本題のF7をご紹介していきます。

2026　PINARELLO　F7

先日別のスタッフが投稿していたブログにも登場したカラーリング。

DOGMA F の新色として登場し、人気の高かったスターリーレッドが
F7のカラーラインナップにも並んでいます。

このダウンチューブ上面やチェーンステーの内側にマットブラックが入っているのが、
引き締まった印象になってかっこいいんですよね。

前回ご紹介のF5と同じくホイールはMOST ULTRAFAST40。

実際に乗ってみた感想として、前回ご紹介した新型F5よりさらに加速感が増し、
レースマシンとしての大きく進化をしていながら、乗りやすさ、扱いやすさは
維持されている印象でした。

後述しますが、ハンドル周りがF7はステム一体型のカーボンハンドルなので、
前輪を持ち上げるとF5、7で重量差を感じますが、車体全体を持ち上げると
その部分以外の重量差をそこまで感じません。
(実際に計るとさすがに差はありますが、あくまで感覚的に)

しかしひとたびペダルを踏み込むと、F7の方がより軽快な走り出しで、
シッティングでもそのままスムーズに速度が上がり速度維持も楽。

同じホイールなのでフレームの剛性の差を感じましたが、
上記のようなイメージで、嫌な突き上げや硬すぎる感覚はありませんでした。

F5との比較

新型同士での比較をします。

F5とF7の違いは主に下記の3点。

・ハンドル

・コンポーネント

・フレームの材質

それぞれご紹介します。

ハンドル

まずは先に述べたハンドルの違い。

DOGMA Fと共通のハンドル、”MOST TALON ULTRA FAST”です。
個人的にはドロップ部分を握った時の握り心地が自然でかなり好印象。

ハンドルの設計自体はF5のハンドルと共通の様なので、
ブラケットや下ハンドルを握った時の手首や腕の角度が自然でバイクを
扱いやすく感じます。

コンポーネント

コンポはアルテグラ。

F5に搭載されている105Di2と比較してSTIレバー側に操作ボタンが一つ多く付いていたり、
変速スピードの速さも速く、ちゃきちゃきしていてとても好きです(語彙力)

フレーム素材

どちらも東レカーボンを使用しています。

F5は TORAYCA T700、
F7はTORAYCA T900。

ちなみに今回乗れていませんが、もう一つ上のグレードであるF9には
F7と同じTORAYCA T900が使われています。

というより、F7、F9は同一のフレームです。
コンポやホイールなどの違いとカラーリングの違いです。

F5との比較に話を戻しまして、
F7で感じた軽快感の正体は恐らくこの素材の違いによる剛性の差です。

新型のフレーム重量の情報が無いので旧型の話になりますが、
F5、F7のフレーム重量の差は53サイズで約40g程。実はそれほどありません。

新型のフレームも同形状、F5、F7の材質もそれぞれ同じなので、
意外と重量差がないと考えられます。
先述の通り、実際持ってもそう感じました。

しかし乗った感覚的にはF7の方が軽快。

突き上げや明らかな跳ね返りの様な嫌な剛性の高さを感じるわけではないので、
”剛性が高い！！”とは感じず、”なんか軽い気がする！！！”と感覚でした。

まとめ

F5の金額にハンドルの価格差、105Di2とアルテグラの金額差を足すと
おおよそF7の金額になります。

しかし実際にはフレームの材質が違うので、
価格設定としてはF7の金額はコストパフォーマンスが
高いように感じます。

そしてこの材質の差は乗り比べると全く小さくはなく、
というよりはこの差が前面に出ていたので、
予算が許せばF7はPINARELLOの現行モデルの中で
個人的には最もオススメのモデル。

そして今回乗り比べたF5、F7。
実はどちらも店頭に試乗車がございます。
(正確にはF7はまだありません、入荷予定は有り)

是非とも店頭にて乗り比べ、ご検討くださいませ。