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年末に箱根まで行ってきました
by: 高橋 おさむ

新年あけましておめでとうございます。今年もとあるロードバイク初心者の生態をご笑覧いただければと思っております。今年もよろしくお願いします。

箱根詣 2024

さて、年末31日に箱根まで行ってきました。Farna君を購入してから毎年年末に箱根へ行っておりまして、今年で3年目です。

2022年: Google先生に嵌められて、旧街道を上って無事挫折。小田原から3時間かかって真っ暗な中芦ノ湖に到着したおもひで
2023年: 一人箱根駅伝として、日本橋から芦ノ湖まで。 疲れ切って大平台駅で10分くらいへたばってました。到着後、帰路にパンクもして大変でした

今年はと言いますと、30日にイベントがあり、友人と酒を飲んだくれた結果、ふるさと納税を終わらせないまま31日になってしまったため、日帰りでの決行となりました。間に合わないリスクは取れないので、復路は輪行で安全に帰宅予定。ルートとしては、大まかに厚木方面へ向かってから、途中で南下して国道1号へ合流し、そこから小田原~箱根という想定でした。

小田原まで

出発して多摩川を超えたところでいきなりのハプニングが。なんかガタついてる音がするな…と思って自転車を止めようとしたところで、サイコンがマウントごと外れて飛び出しました。

台座とマウントをつないでいたネジが緩んでました。
台座とマウントをつないでいたネジが緩んでました。

出発前に自転車はチェックしたのですが、問題はその後付けたサイコンでした。構造的にネジを落とすリスクがあったのですが、サイコンの台座の裏にライトをつけていたので、そこのマウントに引っ掛かってネジを無事回収できました。皆様、ぜひネジにご注意いただき、増し締めしましょう。実はちょっと前にクリートのネジを落として気を付けていたのに、サイコンマウントにもねじ止めが潜んでいたとは。何も…成長していない…

とりあえずサイコンとネジを回収して、大体の方角は確認しながら、富士山が見える道を走っていくことに。中原街道を選んだので途中結構アップダウンがあってへばりつつ、ホームセンターでサイコンのマウントを修理したりしつつ、海の方へ南下していきました。

富士山はかっこいいですよね。
富士山はかっこいいですよね。

この日は出発時は風がそれほどなかったのですが、海沿いは結構な風でした。この写真を撮っているときも結構風が吹いていて、携帯を取り出したときにクレジットカードが引っかかってバッグから落ちて、橋の欄干の方へ飛んで行ったので、これはオワタ…と思ったのですが、強風にあおられて橋の方に戻ってきてくれました。風の神に感謝。ただ、この後はどんどん向かい風が強くなってきまして…。このまま風が強かったらリタイアしようと思ったほどでした。

橋の眺めは好きですが、大きな橋は坂がついてきますよね…
橋の眺めは好きですが、大きな橋は坂がついてきますよね…

さて、これまで何度か東海道を走っているのですが、好きな場所が 2つあります。一つ目は今回のルートでは通らなかったのですが、大坂下のコンビニの駐車場の松で、もう一つがこの旧東海道の松並木。今回は天気も良かったし、走っていて気持ちよかったです。外苑前の銀杏並木とか、並木道はどこも結構好きです。

旅をしている感じがするのです。
旅をしている感じがするのです。

この並木道まで来れば、あとは国道1号で小田原まで一本道なので、精神的にも楽になりますね。とはいっても、Farna君を購入して初めての頃は、この後の国府津の地味なアップダウンが辛かったりしたのですが、あれから2年経ってこれくらいの坂ならぼちぼち上れるようになりました。継続は力ですね。

そんなこんなで14時ごろ小田原に到着して、鈴廣さんのかまぼこの里へ。お正月用のかまぼこを買いたいところですが、これから箱根を上るので、帰りに購入することに。2時間半で登って1時間で下りて来れば、18時閉店に間に合うはず(フラグ ここまでご飯を食べていなかったので、かまぼこでお昼ご飯。

温めてもらえるのがありがたいです。
温めてもらえるのがありがたいです。

いざ芦ノ湖へ

ということで芦ノ湖へ向かって登り始めたのですが、この時点でもまだ結構な風が吹いていました。31日なので箱根も結構混んでいまして、風にあおられてこけたりしたら大変なことになるので、山中に入れば風が治まることを祈りつつ…。で、結局山に入ったら頂上付近まで風は吹かず、問題なかったのですが、車道がもうずっと混んでました。駅伝準備のテレビクルーとかもいまして、31日以降に来るのはリスクだな…とか思いながらぼちぼち漕いでました。

ちょうど風が強かった時にあたった模様
ちょうど風が強かった時にあたった模様

先日のヒルクライムレッスンで教わったことを意識しながら、ここからはひたすらに漕いでましたので、写真とか取る余裕がありませんでした。とはいえレッスンの成果もあってか、昨年へばった大平台は問題なく通過し、休憩しようと思っていた宮ノ下のコンビニも混んでいるからスルーできる程度の余裕があり、このままいけば足つきなしで登り切れるか…とか調子のいいことを考えていたら、小涌谷の先で撃沈しました。コンビニでしっかり補給&休憩をして、再度漕ぎ出し。

HKN21
最後の上り返しはラスボス感あって好きです。ここまで来ればまぁ大丈夫。

 

ほぼ頂上まで行って、国道最高地点の前に鎮座する下り&上り返し。ここは慣性を活かしてしっかりスピードに乗って坂をパスしまして、無事国道最高地点到着。車も少なかったので記念写真。去年はここでもうほぼ日が暮れていたのですが、まだ明るいうちに来られました。ここからはほぼウィニングランで、スピードを出しすぎないように気を付けながら(昨年この辺でパンクしてたぽいので路面も見ながら)箱根駅伝のゴールまで。この時期に行くと、もうゴールが設営されているので、ちょっとだけ達成感がプラスされます。ここも明るいうちに到着できたので、富士山も見えて達成感が増しました。今年も頑張りました。

HKN22
Farna君、今年も一年ありがとう!

 

しかし、かまぼこ購入のためにゆっくりしていられないので、旧街道から急いで下ることに。ただ、流石にこの辺で日が落ちまして、安全のためにスピードを落として下ることに。タッチの差でかまぼこの里の閉店に間に合わない悲しい結果でしたが、駅の売店でかまぼこは無事購入して、輪行で帰宅。合計110km, 1500m up というちょうどいい感じの旅路でした。よい1年の締めになりました。

帰路を電車で切り上げるのもいいものですね。
帰路を電車で切り上げるのもいいものですね。

今回持って行ってよかったもの

上でも書いたのですが、今回結構道が混んでまして、車と接触しないように気を付けながら走ってました。そんな中であってよかったのがトップチューブバッグ。フレームバッグやバックポケットはアクセスするのに体勢を大きく動かすのでちょっと緊張しますが、これならハンドルから片手は離しますが、ほぼ乗車姿勢に影響なくアクセスできます。

別日の写真ですが、トップチューブ装備写真
別日の写真ですが、トップチューブ装備写真

いろんなメーカーから同じ商品が出ていますが、私がこれを気に入っているのは ① 型紙がしっかりしていて、きっちり自立してくれる ② 携帯とマナバーを入れるのにちょうどよいサイズ ③ 外ポケットもついていて、ちょっとしたゴミを次の休憩地点まで保持できる ④ ファスナーを片手で開け閉めしやすい あたりです。まぁ、これしか買ってないから、他の商品でも同じ利点はあるのかもしれないんですけどね。

終わりに

流石に冬の気温になってきましたね。体感部分は寒いと感じても漕いでいれば温まりますが、指先つま先は一度寒さを感じると中々リカバリーできない…。そうなると自転車に乗るのもおっくうになってしまうので、良い対策が欲しい…。新宿ウェア館にそのうち相談に行ってみようと思います。皆さんも、寒さに気を付けて、良い自転車ライフを。