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300kmBRM開催100周年記念!2022年BRM611中部に参加しました!
by: 尾林

2022年6月11日はフランスで最初に300kmBRMが開催された日(1922年6月11日)から100周年!ということで、同日に100周年記念として各地でブルベが開催されてまして、AR中部の300kmブルベに参加してきた名古屋ウェア館の尾林です。
天気が昼過ぎから雨予報ということもあり、なかなかハードなライドになりそうな感じでしたが、果たしてどのような結果になったのか簡単にですがレポートしていきたいと思います。

 100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

2022年BRM611中部300kmレポート

コース概要

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート

総距離約300km 総獲得標高約4,000mのこちらのコースを制限時間20時間の間に走り切ることで完走認定を受けることができます。そして、私がメインで参加しているブルべ団体であるAR中部は、山岳ブルべと呼ばれることの多いコースを設定するのが大好きな人たちが多いのですが、今回は100周年記念の特別なメダルがもらえるということもあり、コース難易度は普段より低めかな?と、思われるコースを選んでくれております。まぁ、普段より優しいというだけで他の団体よりもキツイことには変わりないですがね(笑)
ちなみに、2019年のBRM413中部と同じコースで、その時のログでは獲得標高が約4,300mでしたが今回は約3,500mだったので、間をとってざっくり4,000mということにしております。

 

 スタート

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

スタート時点では雨は降ってないので、レインジャケットとレインパンツはサドルバッグに詰め込んでおいて、必要に応じて取り出す予定です。

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

着用に手間がかかるレインシューズカバーだけは最初から履いておきました。ちなみにこのVELOTOZEのシリコンシューズカバーは雨サイクリングの定番アイテムということもあって、イベントが雨予報になると買いに来る方が続出するので今回も2・3日前から10数人のお客さんが買いに来られてました。

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

アイウェアは5年以上も愛用しているJAWBREAKERに夜用レンズともいわれているPRIZM™ LOW LIGHTを組み合わせて、薄暗い山岳地帯や夜のライドに備えてます。

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

ジャージはお気に入りの7ITAのRELAX CAT♪今回は特に気負わずリラックスして臨もうと思ってましたのでぴったりのデザインでした♪
こういった準備もあるので、8時スタートでしたがスタート地点には7時前には到着していたので、7時スタートの知り合いの方にもお会いでき、去年(2021年)の【ブルべレポートBRM314AR中部200km】で抜きつ抜かれつの刺激あるライドをしてくれたクロスバイク乗りの方にも声をかけていただきました♪去年みたいに追いつけたらいいなぁ~と思ったのですが、ロードバイク(私と同じBianchiです♪)に乗り換えていたのもあってか、全く追いつきませんでしたけどね(笑)

 

序盤からヒルクライム三昧

さてさて、私は早く帰りたいのもあってスタート時間と同時に走り出しまして、前を走る方が一人いたのですがこれがまたペースが速い!今回はパワーメーターでの管理もしていましたので、オーバーペースには付き合わずに体重比3倍前後に抑えていきます。
直後の戸越峠までに3人組に抜かれましたが、似たペースということもあって付いていきたい気持ちもありつつ、体重比4倍じゃないと付いていけなさそうだったので、いつもなら多少頑張るところもパワーメーターを見ながらあくまでマイペースを心掛けてひたすら3倍を維持。

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

パワーメーターでの管理も意識してましたが、今回は補給も今までと違って固形物を序盤に食べまくる!を意識しました。スタート前におにぎり4個を食べて、CP1でも満腹感を感じるぐらい胃腸が元気なうちに詰め込みます!

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

約50km地点(10:40)のCP1で獲得標高1,000m。その後茶臼山頂上の60km地点(11:20)で1,500mとひたすら登りばかり!このヒルクライムの詰め込み方で心が折れる方もいそうですが、逆に体力のある序盤だからこそ乗り越えれるともいえますね。私はパワー管理のおかげか補給のおかげか思ったよりも疲労を感じていません。
ちなみに、一時間に20kmペース(休憩込み)を目標としていたのでこの時点で20分ほどビハインドしてます。

 

100km地点

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

100km地点の手前にも長いのぼりがあってこの時点で2,000m。今回の総獲得標高の半分以上をクリアしたことになります。しかし、茶臼山からの下りもあってペースはほぼ目標の一時間20kmペース!しかも、ここから下り基調から平坦区間のボーナスステージ!しかも体力にも余裕がある!楽勝ムードが漂ってきてます♪

 

遅めのお昼ご飯

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

山岳地帯では補給場所がほとんどなかったので125km地点(14:00)でランチタイム♪米をとにかく食べまして、豆大福は走りながらの補給用です。実はパラパラとたまに降ってた雨が強くなりかけた時があったのでレインパンツとレインジャケットを途中で着たのですが、すぐにまたパラパラに戻ったのでジャケットだけ脱いでレインパンツだけ履きっぱなしになってます。

下り基調でタイムを稼げてたはずが着替えで時間を取られて、お昼ご飯の時間もあってこの時点でイーブンペースになってます。ちなみにCP2が140km地点にありますが、ここでしっかり食べてるのでエナジージェルだけ買い食いして休憩はしてません。

 

15:00から雨そしてCP3

予想よりも雨の降りだしが遅くて助かってましたが、CP2を過ぎた15時ぐらいからついに降り出してしまいます。といっても雨足自体は弱いので、路面が完全にウェットになってしまう前に距離を稼ぎたいと急ぎますが、ここでまさかのアテにしていたガーミンのルートナビが折り返し地点に戻ろうとしてばかりでまともに案内をしてくれません(汗)ルートを読み込み直して再検索しますが、ルートが長すぎて読み込みに時間がかかったので我慢しきれずにガーミン放置でキューシート頼りで再スタート!しかし分岐の多い区間ということもあって、シートを確認しながら進むとなるとペースダウンになってしまい、ガーミンの読み込みが終わるまでは平坦基調のわりにペースダウンしてしまいました。

 

100周年記念 ブルべ BRM AR中部 300km レポート 雨ブルべ

浜名湖周辺の分岐と雨に悩まされながらも、195km地点(17:30)でもあるPC3には余裕を持って到着できたので、ここで終盤のヒルクライムに向けてしっかりと補給!しかし、胃腸が弱ってきており米を食べる気力が湧かなかったので飲み物で流し込めそうなサンドイッチをチョイス!ここまで体力的にも余裕がありましたが、ここからブルベらしいともいえる苦難が待っていました・・・

 

強敵!本宮山ヒルクライム

残り100kmともなれば終わったも同然!と、残り距離を気にしだしますが、今回のルートは茶臼山に次ぐ難所である本宮山が待ち構えております!前回走った時は完全に満身創痍となって苦痛でしかなかった区間・・・しかし!今回はPC3でもまともな補給を取ることが出来たし大丈夫!だが、パワー管理は続けて頑張りすぎずにマイペースを崩さない!そうやって自分を鼓舞しつつ6km近いヒルクライムに突入。
実際、以前に比べて余力はまだまだあるしペースも順調!ヒルクライムも辛いのは辛いが、頂上で休憩せずに下りに突入できるぐらいには余裕もある!
・・・そして、登り後の初のコンビニに到着。230km地点(20:00)。ここで一時間20kmペースが崩れた分を取り返したいが、食欲がない(汗)食べる気力が無いのでエナジードリンクとエナジーゼリーで何とか補給。その後も、標高の高さによる気温の低下と雨による冷え、そして下り基調による風の影響で体温が低下して精神的に弱ってきてますが、脚に余裕があったのもあって今までのマイペースを崩してラストスパート!(残り60km地点)
ペースアップしたことで身体も温まり気力も充実してきます。

 

ゴールへ

雨だし夜だし疲れてるしで写真が全然ないのが申し訳ないですが、270km地点(21:25)で23時ゴールが見えてくる!
しかし、最終盤には戸越峠がありますし、気力回復にホットコーヒーを飲んだらトイレが近くなって、ここからゴールまで3回もトイレ休憩する羽目に・・・

 

最終結果

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結局、15時間2分での完走認定という大幅なタイム更新を果たしましたが、トイレが一回少なければ15時間切りできたかもと思うと、少し残念な気もします(笑)
さてさて、走り切って振り返ってみると、本宮山ヒルクライム後はキツかったものの全体的には余裕のあるブルベとなり、その要因を振り返ってみると大きな4つの要素があって楽が出来たのではないのかと思っております。
その要因については、【こちらのブログでご紹介しております♪】