最初の一台として愛されてるロングセラーモデルのロードです！
by: お茶の水レディース館

最近はだいぶラインナップが減ってしまったんですが、アルミとカーボンのコンポジットモデル。通称アルカーボン(アルミとカーボンの単語を混ぜた俗称的な言い方)僕も過去に所有していました。、フルカーボンは高いけど、フルアルミはちょっとなぁー…なんて思ってて所有してました。けど、そんな僕もいまではアルカーボンを卒業してフルカーボンのロードに乗ってます。ドーモ、僕こと清水です。

本日はアルミじゃない、けどフルカーボンのロードはちょっとお高いよねぇー…なんて方にオススメしたい一台です。上記で説明もしましたが、アルミとカーボンのコンポジットロードバイクのご紹介です。シートステーとフロントフォークの部分がカーボンを使用していますので、路面から発生する振動をカーボン部分を振動が通過することで振動を軽減してるというライダーに優しいフレームです。以前、僕自身でアルミ・カーボンのコンポジットのバイクを所有してたので贔屓目なのを差し引いてもいいと思いますよ♪

理想で言えばフルカーボンならば更に重さも軽くなるんですが…そうすると価格が重たく(高く)なっちゃいますので必要最小限な個所にだけカーボンを使用することで価格を抑えるといった企業努力の結晶です。最近は低価格帯のカーボンが充実してきたり、コンポーネントをノン・グレードをミックスして使うことで価格を抑えたりといった方向がメインなやり方ではありますが、アルミ・カーボンのコンポジットはコンセプトとしては非常に理にかなった物でもあります。

今回ご紹介のNEORの原型となっているのは、今でもその人気が衰えないアルミ・カーボンのコンポジットフレームの元祖である初代プリンスなんです！波うったような複雑な形状のONDAフォーク！

緩やかなアーチで構成されたトップチューブ！そして左右非対称のアシンメトリックデザイン！ピナレロのフラグシップモデルのドグマF8のデビューによってONDAフォークの形状の変化を遂げたピナレロですが、長年受け継がれてきました「ピナレロのイタリアンな正統派様式美」は、いまだ顕在してこのNEORに息づいています。

NEORというフレームネームがカタログに登場したのは2014年なんですが、実は2012年からFP UNOとしてデビューを飾っており、ロングセラーモデルでもあるんです。それはエントリーモデルとして、最初の一台を手にする人が欲しいものが詰まっているからだと思いますよ♪

アルミのメインフレームにカーボンファイバー製シートステーを組み合わせ、金属の剛性感を保ちながら路面からの振動を和らげるカーボンバック機構は、他の何者でもないピナレロが先鞭をつけたものです。カーボン全盛の現在では少数派となってしまいましたが、根強いアルミファンが存在することもまた事実であり、NEORはその期待を担う車体でもありますね。

フレーム素材はトリプルバテッドの6061 T6と一般的な材質ですが、廉価なアルミモデルであるにも関わらず左右非対称のフォルムを持つチェーンステー！本当にピナレロはこういった所が上手いというか、ユーザーの所有欲を満たしてくれるというか…フラグシップモデルの特徴をエントリーモデルにもシッカリと落とし込んでくれるので、エントリーモデルでもフラグシップモデルを所有したような所有感を満たしてくれます♪

そして当然カーボン製のリアバックやフロントフォークも合わせて左右非対称設計であり、ペダリングで発生する左右で不均衡な力の伝わり方を補正するようデザインされています。ただのコスト削減を狙ったモデルでないことは、トップチューブに燦然と輝くUCI公認マークからも推測できます。