【ワイズテック】今年も熱かった！！激走154.7km全日本自転車選手権大会ロードレース@伊豆大島
by: 水野真吾

予告通り今年も参戦してきました↓

 

 

 

第85回全日本自転車選手権大会ロードレース

 

 

 

 

 

本大会は初となる離島、伊豆大島にて行われました。

行かれた方はご存知の通り、交通手段は船or飛行機（ジェットは飛びません。小型機のみ）となり

必然的にほぼ全ての関係者が船での移動となりました。そして車の持ち込みも不可となるため

多くの参加者が膨大な手荷物とともに一路大島へと向かいます。

 

昨年同様、同郷である松井大悟選手のサポートを同じく同郷の友人との

タッグでサポートします。金曜夕方、石川勢は飛行機にて上京。

浜松町にて合流し、竹芝桟橋より船で大島に向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

船での移動もあり必要最低限にとまとめたつもりが・・・

工具、メンテナンススタンド、ポンプは避けられません。さらにはアップ用にローラー台、そして

補給食など現地調達不能の物、各々の荷物、もちろん自転車本体にスペアホイールなどなど。

画像のサイズ台車付き荷物がx2に手荷物x3、バイク、ホイールと総重量80kgは堅い

荷物群と共に閉店後、電車を乗り継ぎ竹芝桟橋へと向かいます。

 

 

 

 

 

 

 

22時出向の乗り場は関係者でごった返してました！みな膨大な手荷物とともに

乗船を開始します。大手ファクトリーチームは選手分の自転車、スペアバイクに機材と

てんこ盛り。すでに全日本選手権が始まっているかのような鬼の形相です！

 

 

 

 

翌朝、大島到着！が立ってられないくらいの雨・風にしばし呆然・・・

結局収まりはしたものの土曜行われたU23クラスは短縮して開催。

女子エリートのころにはごらんのような快晴に！

 

 

 

 

 

Ready Go JAPANのメンバーも激走を見せてくれました。

 

 

レース後、試走を行った後バイクの洗浄を実施。夕食を取り

翌日の補給の作戦を確認し早めの就寝。。。

 

 

そして、レース当日の朝を迎えます。

起床は5時！選手が身支度を整える間にバイクの最終チェック。

 

 

 

 

注油と各部の増し締めなど最終チェックを行います。今回は離島故に部品の

破損が起こった場合のリスクを考え、起こりうるトラブル（もちろん修復可能な範囲で）に

そなえた部品をすべて持っていきました。過剰かもしれませんが万が一を考えると

過剰なんてことはありません。

 

 

 

 

 

仕上がったバイクで最後の試走⇒ローラーにて最後の追い込みをする松井選手。

 

 

 

 

ちなみに今回のレイアウトがこちら。

急こう配が無いレイアウト故、レース前半から高速化することを踏まえアップに余念がありません。

出走サインをする選手を送り出し補給用品を用意し補給ポイントへ向かいます。

ポイントは決められたエリアとなるため場所を陣取りスタート地点へと移動します。

 

 

 

 

緊張高まるスタート地点。観衆まで静けさに包まれます。

可能か限り前方を陣取りスタートを待つ松井選手。

スタートを見送り補給ポイントに向かいます。

 

 

レイアウトをご覧の通り、後半は海岸線となり風速8m以上の風が吹き付けるコンディション。

集団から切れると復帰困難間違いナシ。とにかく最初から第一集団に食らいつくために

朝早くから始動し準備をしてきました。予想は的中し第一集団にて1週目を帰還。

が、しかし松井選手を見落としてしまいました！こんなこともあるため動画を撮影

していたのですが・・・

 

 

 

 

 

あ！いた！！しかも本人は気づいてるし　笑

人数が少ないと思ったら早くも集団から千切れる選手が続出！有力プロツアーチーム

の選手も多数ふくまれ序盤からサバイバルとなります。

 

 

 

 

4週目より補給が解禁となり、サポートチームの動きも慌ただしくなります。

ここでメイン集団より遅れ始めてしまいます。細かなアップダウンと風により身体が

休まるところがない故、徐々にはなされてしまったようです。

 

今回は2名でのサポートだったため、補給ポイント数100m前にて手渡す物を確認⇒

電話にて通達し手渡す作戦を決行。補給はミス無く行うことが出来ました。

何度やっても毎回ドキドキします。

 

そんな中、オリンピック日本代表のブリジストンアンカー内間選手が落車で運ばれる

アクシデントも発生しました。

 

 

序盤からのサバイバルに耐え切れず遅れ出した松井選手、合流した数名と追走するも

あえなく6週目にタイムアウト、DNFとなりました。

 

 

 

 

最終周回、ゴール前最終コーナーを立ち上がる3名。

内間選手のアクシデントを払拭する激走を見せたブリジストンアンカーが

初山・西園選手の順でワン・ツーフィニッシュを達成！初日のタイムトライアルに続き

完全制覇を達成しました！！

 

 

※補給ポイントで自分の前にいたのがブリジストンアンカー。昨年は

　TEAM UKYO。自分の目の前で補給するチームは優勝するのか？！

 

 

そして、大会後は再び荷物を抱え帰路に＝船にのります。

大会関係者でジャックしたような自転車満載の船は島民の方の盛大なお見送りとともに

島を離れました。

 

 

 

 

帰りの船の中は飲み会後疲れ切った関係者たちが大量に力尽きていました　笑

そんな中、我々は２時間以上も真剣に熱い話で盛り上がっていました。

え？なんの話題かって？！「筋トレ」の話です。そう、すでに来年の全日本選手権は

始まっているのです　笑

 

 

 

 

選手のみなさま、関係者のみなさま（そして自分）お疲れ様でした！！

 

 

2016/6/27 水野真吾