エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2024/11/22 12:29
★昨年の記事ですが参考にして下さい。今年もモデルチェンジしてないモデルばかり!価格は変わっています★
目次
試乗会ですので、短距離・平坦という環境での試乗となっています。
その中で、加速や巡行や操舵性や振動などをチェックしています。
個人データとしては
174cm/74kg/45歳/FTP211/月:実走100km+ズイフト400km
競技歴はなく、ホビーレースは10代20代はそれなりに出ていましたが、普通のおっさんなので健脚ではありません。
ロードは10代半ばから乗っていて、仕事柄多くの自転車に乗ってきています。
感覚的なことは置いといて、結果として「速く走れる」モデルのベスト3です!
今回試乗して、総じてエアロ系が速かったです。
平地のみなので当たり前と言えばそれまでですが。
「速いバイク(今回)」と「楽しいバイク(次回)」の違いを
クルマで例えると
フェラーリは「速い」ですが真価はサーキットなどでの高速走行だと思います。
これは一般道ではオーバースペックで片鱗しか味わえないと思います。
⇒これが今回のブログの「速いバイク」でレーサーなど脚力ある人ほど真価を味わえるバイクです。
ミニは「ゴーカートフィーリング」と呼ばれ、独特の乗り味が楽しめる車です。
高速走行でも一般道を走る程度でも、この乗り味は楽しめます。
⇒これが次回のブログの「楽しいバイク」で、脚力問わずだれでも真価を味わえるバイクだと思います。
フレーム設計が見直されてフルモデルチェンジとなっていますが、フレームジオメトリ自体はほぼ同じになっています。
ヘッドパーツだけ、専用ステムの関係で短くなっていますが、ジオメトリはOLTRE XR3とほぼ一緒。
違いはフレーム形状のエアロを突き詰めたこと!
ヘッドチューブに設けられたエアロディフレクターやステム前方に大きな穴を設けた専用コックピット(ハンドルステム)などに象徴されるように大胆なフレーム形状を採用しています。
その結果がエアロディフレクターを付けるとUCI既定のレースでは走れないという事!
外せばOKですが、規定外にしてまでエアロを突き詰めた「攻めた設計」は、歴史あるビアンキの中でも革新的なことです!
振動除去素材カウンターヴェイル(CV)は、PROグレードにのみ搭載しています。
より反応を高めて軽量にしたRCグレードとの差別化だと思います。
末っ子のCOMPグレードとの差別化でもあります。
RCのレーシングに振り切った仕様から、レースもロングライドも楽しめる多くのユーザー向きに作られたのがPROだと思います。
ビアンキ OLTRE PRO(ULTEGRA完成車)
フレーム:Oltre PROカーボン、電動コンポーネント専用、1.1/4-1.1/4ヘッドセット
エアディフレクター:〇
カウンターヴェイル:〇
コックピット:レパルトコルサ インテグレートバー
サドル:レパルトコルサ RC139 CARBON
ホイール:レパルトコルサ RC 50
カラー:GRAPHITE | CK16 FULL MATT
サイズ:47、50、53、55、57
完成車重量:7.3kg(55cm)
価格:1,155,000円 (税込)
第一印象は「コンフォートバイクかな!?」と思うくらい乗り心地が良い!
エアロバイクらしからぬ印象を感じました。
カウンターベール(CV)の良さが味わえます。
クリンチャータイヤながら28cあることも乗り心地に関与していると思います。
これがチューブレスならもっと乗り心地とトラクションが良くなるので、もう1段上のレベルになると思います。
ダンシングやトルクかけてもしっかり進む!
前に進んでくれて、たわんで力が逃げる印象もありません。
なのに足にこない!かなり気持ち良い加速感を得られます♪
マイルドな印象のわりに速度も出やすく、試乗した中で最高速度を記録!しました。
(走行データを取っていましたが、試乗環境が一定ではないので参考までに)
そんなバイクでした。
あと試乗して驚いたのがホイールが良い!
50mmハイトのホイールながら重さ・もたつきを感じさせない「漕ぎだしと加速時の反応」が良かったです。
なんでも某ホイールブランドからエンジニアを引き抜いているらしいので、ホイールが格段に良くなったのだと思います。
ホイールだけでなく、RC139カーボンサドルは145gと軽量だったりと、パーツも含めたトータルでかなりバランスの取れたバイクになっています。
ハンドルも特殊な形状をしています。エアロ効果が高いのでしょう。。。乗っていてそこはわかりませんが。。。
しっかりしていたので、ある程度パワーがある人のスプリントでも違和感なく使えると思います。
シマノのブラケットとの相性も良く、自分は使いやすかったです。
風洞実験を繰り返しエアロを追求した形状は、フレームだけでなくハンドルなどコクピットやホイールなど足回しも含めて突き詰められています。
LABは、カーボンファイバーとナノレジンを組み合わせ、素材を減らしつつ強度を下げずライダーパフォーマンスを発揮できるように作られています。
先代の866gから770gへと大幅な軽量化を実現しています。
なのに45km/hでの走行時、先代EVO比で平均12ワットを削減するそうです!!
すごい!!
超軽くなって速くなってる!!
ジオメトリ自体はほぼほぼ変わりなく、エアロを突き詰めた形状にした結果として若干変わっているところがあるくらいです。
ジオメトリとしてはほぼ完成されている(?)ので、カーボンの積層や形状などを突き詰めたという事でしょうか。
タイヤ幅は、最大30mm幅のタイヤに適合。
なんといってもBBがBSAに!!
12速対応のHollowGramクランク開発は行わない方針のようで、シマノのクランクを採用しています。
先進的なブランドで新たなBB規格などをぶち込んできたキャノンデールが!驚きの路線変更です。
メンテナンス性を考えるとねじ切りのBSAは、ショップ的には非常にお勧めしやすいポイントです。
カーボンパターンが美しいステム一体型のエアロハンドルは、モータースポーツでお馴染みの高級ハンドルメーカー、モモ(MOMO)社傘下のMOMO Design(モモデザイン)とコラボレーションした「SystemBar R-One」
非常に高級感があり、カッコいいです。
もちろん超エアロ!
第一印象は「ピュアレーシングマシン」
かなりしっかりした踏みこたえで、しっかり前に進みます。
感じとしては40km/h以上でもっと持ち味が出そうです。
足にがある人ほどもっと良さを引き出せそうです。
どこまでもスピードを上げていけそうな止まらない加速感!
がしがしダンシングしてもしっかり前に進みます。
コーナーリングや操舵性、反応が良く「レーシングフィール」を味わいたい人には楽しいバイクです!
剛性が高いのですが、硬い乗り心地はなく走りやすかったです。
コンチのGPクリンチャーのわりに跳ねる感じもなく、非常に走りやすかったのでホイールとフレームのバランスが良いのでしょう。
ビアンキもそうですが、こちらもホイールの出来が良さそうでした♪
ともにホイール単体で乗り比べてみたい!!と思うほど完成度の高さを感じました。
こちらも一体型ハンドルで、軽さと剛性のバランスが良く、さらに振動減衰に優れていると思いました。
ガンガンのスプリントもできて、ロングライドでも腕への負担が少なそうです。
トータルで非常に高いレベルでバランスが取れたバイクです。
(トップモデルなので当たり前ですが、レースだけ「速ければ良い」ではなく、乗り手を考えて作っていると思います)
性能とは関係ありませんがとにかく塗装が美しかったです。
高級車の内装のようなラグジュアリーな塗装とデザインは別格です。
部屋置きするだけでインテリアになるほど美しいと思いました。
SUPER SIX EVO Hi-MODも試乗しました。
こちらもフィーリングはLAB71と同じですが、自分の足にはこちらで十分だと思いました。
LAB71よりも乗り心地が良い印象を受けました。
そこまで速く巡行できないのでHiMODで十分楽しめると思いました。
生産数が少ないようで、LAB71もHiMODも今月中にオーダーすれば手に入るような状況です。
予約がどんどん入っているので、遅くなるほど(月内でも)手に入れることさえ難しいそうです。
店舗にてオーダー受け付けてますので興味のある方はお早めに来店下さい。
「見てから決めたい」とか言ってられない状況です。
ポガチャル選手をはじめとする世界で最も要求の厳しいトップライダーたちと開発を共にし、多くのテストと最終的なレースでの検証を経て新しいロードバイク「V4Rs」を開発しています。
UAEチーム・エミレーツと協力して開発され、数多くの風洞テストや実地テスト、そして実際のレースでもテストが行われました。
ライダーからのフィードバックを得て、「エアロダイナミクス」「軽量性」「動的剛性」「ジオメトリ」「堅牢性と信頼性」の5つの領域で進化を遂げています。
特に前方からの空気抵抗に焦点を当て、ヘッドチューブやフォーククラウンの一体感を高めました。モノコック成形されたハンドルバー「Colnago CC.01」と組み合わせることで、さらなるエアロダイナミクスを実現し、90rpmで50km/hでペダルを漕いだ場合、V3Rs Discと比較して27.7Wを低減することができます。
レース中に衝撃を受けやすいパーツの耐衝撃性も向上しています。シートステーは一新し、エアロダイナミクス形状に加え、曲げや衝撃に対する抵抗力が大幅に上がりました。また、ヘッドセットにセラミックスピード製のSLT(固体潤滑技術)を備えたベアリングを装備し、耐久性と剛性を高めています。
フレームサイズごとにジオメトリを細かく変更しているのも重要なポイントです。
各サイズでコルナゴが考える「勝てるバイク」になるように設計されているという事です。
第一印象は「めちゃくちゃ走る!」です。
そもそもコルナゴの乗り味が好きです♪
レーシングブランドとして最前線で生き抜いてきたブランドで、イタリアンバイクらしく「攻めた」ブランドです。
自転車の国のレーシングブランドが「勝てるバイク」を作っているので、それはそれは走ります!!。
がっちがちに凝り固めた剛性ではなく「動的剛性」というやつを感じます。
ケイデンスを上げてもトルクをかけても、ダンシングでもスプリントでもしっかりと、しかも軽いフィーリングで前に進みます。
速く「感じる」だけでなく、しっかりと「速い」結果が付いてきます。
試乗した中で最高レベルの時速が出ています。
40km/hくらいまでは簡単に加速してくれます。
自分の足でも簡単に出ました。
このモデルは午後の2台目に試乗しました。
午前中に6台乗って、足にきだした状態でしたが走ってくれます。
自分が好きな「トルクかけた回し方」で気持ち良く加速・巡行できます♪
自分が思う以上にスピードが出るバイクでした。
コーナーでも思うとおりのラインで走れます。
非常に扱いやすかったので乗っていて楽しかったです。
ロードバイクらしい操る楽しさも兼ね備えているので、多くの人に乗ってもらいたいです♪
これならこれからレースに出てみたい人も、レースで勝ちたい人も満足できると思います。
ちょっと写真少な目でした。
次回は「楽しかったバイク」です。
所有欲も満たし、「ロードバイク」を楽しめるバイクベスト3を紹介します。
個人的にはレースに出ることもほぼないので、楽しいバイクが欲しいです。
「ロードバイクの走る喜び」を感じるバイクたちです。