エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2025/01/18 07:13
皆さんこんにちは、ワイズロードお茶の水店、関です。
今回は足回りのカスタムをご紹介します。
足回りといっても、クランクやチェーンではなく文字通りの足です。
ペダルのちょっとしたカスタムと本題のインソールについてご紹介します。
今回試してみるのは、REVE メルトインソールです。
シューズの中のインソールを交換して、より快適で効率よくペダリングができるようになるという物。
インソールでは過去にTrek BioDynamicインソールを試したことがあります。
これはインソールの裏側に硬いアーチサポート素材が入っていて、土踏まずにピッタリフィットするようにサポートしてくれます。
古い記事ですが当時のブログはコチラ
インソールを交換することは効果的で、一度いいインソールを使うと標準のインソールはショボくて頼りなく感じてしまうほどです。
多くの交換用インソールは、アーチ部分が強化されていたり、足を正しい位置に固定することで足裏全体で踏めるようになり、足裏や関節が正しく動けるようにしてくれます。
今回するメルトインソールは、もっとすごいです!
インソールを熱成型して足の型を取り自分だけにピッタリなインソールを作る事ができます!!
インソールが足にピッタリフィットすることで、
・足がしっかり固定できるので摩擦や遊びが減り、ダイレクトに力が伝達できる
・指先がリラックスできるのでふくらはぎの緊張がほぐれ、足をスムーズに動かすことができる
・足裏が圧迫されにくく、痛みやしびれが起きにくい
などのメリットがあるので、レースにもロングライドにも最適ですね。
これがセット内容。
特別な道具は必要なく、お湯と大き目のトレーがあれば自分でできます。
まずは標準のインソールを外し、土踏まず部分にスポンジを貼り付けます。
沸騰したお湯でインソールを2分漬けます。
慣れたら両足同時にやった方が左右同じように施工できそうですが、急いで作業しないといけないので今回は片足づつ作業しました。
茹でるとベロベロに柔らかくなります。
袋からインソールを取り出し、V字に曲げながらシューズに入れます。
つま先から合わせ、のばしていきます。細かいしわは問題ありませんが、しっかり左右均等に伸ばします。
特につま先でインソールが折り曲がらないように注意。
冷えると固まってしまうのでスムーズに!
いつも通りシューズを履きます。
そのまま直立して8分程度待ちます。
この時動いたりつま先立ちにならないように注意。
また、指の形は簡単につくので、指に体重をかけない方がよさそう。指先は力まず、大きく伸ばす方がオススメ。
固まったら取り出し、表面の薄いフィルムを剝がします。
それを左右繰り返します。
終わったら靴に張ったスポンジは取り外します。
指や靴下の跡までしっかりついています!
最初にやった左足はシートの伸ばし方が悪かったのか、つま先が少しだけ潰れてしまいました。
足の形にしっかりフィットしています!
しわになってしまった部分や足に足る部分があれば切ったり削る事ができます。
硬化後は固めのプラスチックみたいな感じでハサミではなかなか切れません。丈夫なナイフややすりで削るのがよさそう。
ソール表面にシートを張ります。
余分な部分を切り取ったら完成!
シートを張ってもしっかり指の形が確認できます。
縦から見ると足裏の複雑な形が再現されていることがわかります。
ソールが足裏にピッタリフィットするので足裏全体でパワーを均一に伝達することができ、一か所が圧迫されることも防ぎます。
メルトインソールの素晴らしいのは、足裏だけでなく、シューズ内部の凹凸も完全にトレースして密着すること!
足裏とシューズの隙間がピッタリ埋まるので、固定感、フィット感がより高く、パワー伝達もスムーズです。
重量は片足当り44g増。
唯一のデメリットですが、距離が長いほど、パワーが高いほど足裏が安定するメリットが大きいのでデメリットをカバーできるはず。
シューズにセットしてみました。
まさにジャストフィット!完成です!!
実際に履いてみるとビックリというか想像以上のフィット感!
TREKのインソールも良かったのですが、アーチサポートが強い分慣れるまでは違和感もありました。
メルトインソールは当然ながら自分の足にピッタリで、自然に指を置きたいところに窪みがあるので快適というか安定します。
固定されているのに窮屈感がなく、リラックスもできるし踏ん張ることもできます。
ライドの指南書などによっては足の指でインソールをつかむとも言いますが、インソールの窪みを指でしっかりとらえる事ができるので、指を立ててしっかり力を加える事ができそうです。
足全体でペダルをしっかり踏めて、アーチ部分もしっかりフィットしますが、アーチのサポートは良くも悪くも自然な範囲で、違和感がありません。
TREKなど一般的なインソールが足を正しい位置に矯正し、固定し、サポートする印象なのに対し、REVE メルトインソールは、シューズ内で快適な足の位置に合わせる事ができ、より密着するイメージです。
ソール自体はプラスチックのような素材で、最後に張ったシート以外はクッション性がありませんが、足裏にピッタリ密着して、どこか一カ所が圧迫することが無いので、硬さや違和感はなく、快適でした。
足裏や指のしびれ、ふくらはぎの疲労感、足首や膝に違和感がある方は特に、一度試してみてはいかがでしょうか?
REVE メルトインソール【自転車用】 ¥8,960
インソール交換と合わせて古くなったクリートの交換を行いました。
前回クリート交換時は違和感がなかったのに、最近はクリート位置に違和感があり、膝に痛みが出ることも。
自然とこのシューズを履く機会も減ってしまっていました。
改めてクリート位置を再確認。
母指球と小指球の位置をマーキングして、その中間にクリートの中心が来るようにします。
気が付かないうちにクリートがずれていたのか、前回と違う位置でした。
大切なのが足の開き角度(内股かガニ股か)
変な癖が無い場合はリラックス時と同じ自然な角度を目安にしますが、自分は(膝が)内股気味なのもあってか?左足の角度に違和感があり、膝に痛みが出ることもありました、、
自分の場合、シューズの開き角度は開く(ガニ股気味になる)事はあっても、閉じることは無いので、クリートの取付位置で足を開きやすくして膝に負荷がかからないようにセッティングしました。
このようにクリート位置はわずかな違いで足の動かしやすさや関節の痛みに大きく関係します。
残念ながら、店舗で簡単に最適な位置を特定することは難しく、自分で調整して、試してを繰り返す必要がありますが、違和感がある場合はしっかり時間をかけて調整してみましょう。
以前から気にしないふりをしていましたが、自分も足首や膝の角度に違和感?ねじれている感じ?があるので、今度じっくり考えてみたいと思います。
ペダルのバネ力調整
先日使い始めたKEO BLADE/CARBON/CERAMIC/Tiペダル。
カーボンの板バネを使用した超軽量モデルで、セラミックベアリング&チタンシャフトの最上位モデル!
軽さも回転も最高です!!
多くのペダルはビンディング着脱の硬さをペダルのネジで調整しますが、KEO BLADEシリーズでは板バネを交換することで硬さを変更することができます。
板バネには、8N、12N、16N、20Nの硬さのラインナップがあり、このペダルにはレースなどで足をがっちり固定したい時用の16Nの結構硬めのバネが標準装備されています。
始めて使ったときは異常なほど硬くてびっくりしましたが、板バネ固定部にオイルをしみ込ませたら、馴染んだのか普通にちょっと硬いくらいの硬さになったので一安心。
しかし、レースのように基本ビンディングの着脱をしないならまだしも、ロングライドやサイクリングでは外すのが面倒になるくらいには硬いです。
今回は思い切って一番柔らかい8Nに交換してみます。
交換用のブレード(板バネ)にも素材ごとに種類があり、標準装備(上位グレード)のカーボン製と安価なコンポジット(樹脂)の2種類があります。
どちらも互換がありますが、同じ硬さでもカーボンの方がちょっと硬く、耐久性もあるとのこと。
今回はコンポジットの8Nを使います。
重量はどちらも同じ。
コンポジットの方が厚みがあります。
ブレードキットには左右分のブレードと、固定用のネジ、交換用の工具が付属します。
分解。
そこまで難しくはありませんが、ネジが小さく力加減が必要なので、よろしければ当店にご相談ください。
交換完了!
グラフィックが少し違うのと、僅かに分厚いですが、違和感なし。
気になる硬さは、、、
柔らかい!!
シマノペダルで一番柔らかいときと同じくらい柔らかいかも。これなら初心者さんや頻繁に着脱するロングライドでも苦にならなそうです。
柔らかすぎるのが苦手なら12Nでもいいかも?
頻繁に着脱する左足だけ柔らかくするのもオススメです。
今回はせっかく新品のブレードに交換したので、裏面が傷つかないうちに保護フィルムを張ってみました。
皆さんも足回りのセッティングを見直して、快適で効率の良いペダリングを目指しましょう!!