エアロロード・トライアスロンの殿堂 日本最大級トライアスロンショップ
2025/01/24 17:10
目次
ブレーキは、効かなかったら大事故につながります!
自分と他人を傷つけることになるので重要です。
自転車は車検などないので「セルフメンテナンス」が基本です。
自分で出来ること・気付くことを増やして下さい。
画像はVブレーキですが、ロードのアーチブレーキも「弧を描いて動く」ので使っているとブレーキシューの当たり面が変わります。
Vブレーキの場合は、ブレーキシューが減るほど下がってきます。
↑画像右側のように、シュー当たり面が下がるとリムの角に引っかかることがあります。
引っかかって片当たり状態になっている方も多くいらっしゃいます。
「ある程度」減ってきたら交換が必要です。
パッドが厚い正常な状態の時のピストン(ブレーキキャリパーの中心付近の丸い所)の画像です。
ブレーキパッドを取って写真を撮りました。
パッドがかなり減って交換が必要になったころのピストンの写真です。
油圧ディスクの場合はパッドが減った分だけピストンが出てくるのでこのような状態になります。
良く見てもらうとわかりますがピストンの出しろが左右で違うのがわかると思います(左が出てる)。
出たピストン側面に汚れなどが付くと左右で抵抗差が出て、ピストンがより動く方と動きが鈍い方とが分かれることがあります。
セッティングでも左右の出しろが変わります。
ブレーキローターがセンターよりも右でセッティングされていれば、その分左側が出て寄っていくこともあります。
どちらにしても重要なことは「パッドが減るとピストンが出てきて、ピストン側面に汚れが溜まるのは良くない」ということです。
ディスクブレーキパッドの減りを確認するとぎりぎりの状態でした。
別件で持ち込んだ時に、こちらが気づいて交換を提案させて頂きました。
パッドが1mmもなく、画像右側はベースすれすれしか残っていません。
ブレーキシューが減り、左側は溝が全くなくなっています。
良く見るとブレーキシューに段差があります(奧側)。
これがリムの角によってできたものです。
ちょっとピントが合っていませんが、シューに異物が挟まっているものです。
雨の中や砂利道などを走ると異物を巻き上げてブレーキング時に挟まってしまいます。
この状態ですとリムを削り続けてリムをだめにしてしまいます。
これは経年劣化でゴムが硬化して割れたブレーキシューです。
よく見ると取り付け台座のアルミ(中央部)に四方からヒビが入っているのが見えますでしょうか?
使用していなくても・シューがまだまだ厚みが有っても、劣化でゴムが硬化していたらブレーキング性能は発揮されません。
それどころか、シューが割れて破損する恐れがあります。
↑Vブレーキシューの溝が2段階あるのですが、一段目が無くなったら交換時期です(赤いライン)。
ロード用は「溝が無くなったら交換して下さい(シマノ)」とのことですがもう少し早く交換したほうが良いと思います。
溝が1/3くらいになったら交換するのが無難だと思います。
スイスストップなどはリミットラインが明確になっています。
カートリッジタイプのブレーキシューもあります。
台座が専用となっていて、シューのゴムだけ交換すれば良いのでお手軽です。
ディスクブレーキパッドは「1mm」切ったら交換した方が良いです。
シマノは0.5mmとしていますが、パッドが水平に当たってないことなども考えると余裕が欲しいところです。
レースなど過酷な環境やロングライドをする人はもう少し厚みに余裕がある状態で交換しましょう。
パッドを左右に押し広げる金具が約0.4mmなので、ぎりぎりまで使いたい人は目安になると思います。
自分で「気付くこと」が出来るだけでもトラブルは減ります。
実際の交換作業はお店に任せても良いでしょう。
「心配だからちょっと見て」と買った店に持っていくのもありです。
自分でやる場合は動画などをチェックしながらやりましょう♪