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あなたには何が必要??冬ウェアをうまく着こなす方法!!
by: ムカイ

冬は何をどう着ればいい?

年末年始からめっきり冷え込み、まさに冬!!といった寒い日が続いていますね。皆さまサイクリングにおける防寒対策はお済みでしょうか?

ベテランライダーさんは使い込んだ物のお買い替え程度で十分な方も多いかと思いますが、ある程度買い揃えているけど本格的な冬は初めてという方の『走りに行ったらめちゃくちゃ寒かった…!何を追加したらいい?』という相談や、サイクルウェアを初めて買うという方の『冬は何をどう着ればいいのか』『何を買えばいいのか』といったご相談が多いですね。

寒さの感じ方は人それぞれなので、最適解はひとつではないのですが、『効果的な着方』をもとにうまくアイテムを組み合わせて重ね着をすることで、自身に合った装備ができ、何が足りなくて何が必要かを確認することもできます。

今回は、そんな冬ウェアの『効果的な着方』と『重ね着(レイヤリング)』について、ざっくりとご案内したいと思います!!

冬ウェアにおける防寒・保温の仕組み

冬ウェアはざっくり大きくわけると↑の3つの層で考えます。この3つの層を重ねることで防寒効果を最大限発揮できるため、まずはここをしっかり把握しておくとウェア選びが楽になります。

サイクルウェアのレイヤー(重ね着)システム

防寒効果を発揮するための3つの層は1枚のウェアの中でもひととおり兼ね備えてはいますが、1枚で事足りるかというと充分とは言い難く、身体にも多少の負担がかかってしまいます。それぞれ特化した層を用意して役割分担させることでより高い効果を得ることができ、身体がぐっと楽になります。

それぞれの層を用意するための手段がサイクルウェアの基本、重ね着。特に防寒対策には重要な考え方となります!!重ね着は、レイヤリングとも言われており、各レイヤーには呼び方と役割が存在します。

3つのレイヤーにはそれぞれの特性と役割があり、組み合わせ方によって高い効果を得ることができたり、逆にあまり効果を得られないものがあったりもします。風があまり強くない春や秋にはミドルレイヤーをアウターレイヤーとして使ったり、薄手の防風アイテム「ウィンドブレーカー」で調整したりします。
うまくレイヤリングをして、冬の防寒対策をレベルアップしちゃいましょう!

ベースレイヤー

コーディネートの一番基礎となる部分がベースレイヤー。肌に密着する1番下に着るインナーのことを指し、アンダーウェアとも呼びます。

『肌から汗を引き離し体熱を留めて保温する層』を担うベースレイヤーの一番大切な役割が『汗の処理』。

汗を吸って濡れた状態が続く綿(コットン)は気化熱によって体温を奪い続けるため汗冷えに繋がりやすく、アンダーウェアとして着用するには不向きだったりします。また、保温性が高く暖かいアンダーウェアの中には、日常生活の汗処理は問題ないけれどスポーツによる大量の汗は飽和してしまうものもあり、こちらも汗が乾かないことにより逆に身体を冷やしてしまいます。

素肌から素早く汗を引き離し肌をドライに保つことで汗冷えを防ぎ、上に重ねた衣類の保温性能もしっかり発揮できる下地となるため、アンダーウェア選びは防寒対策の要!うまく活用することで防寒レベルが大幅にアップできます。

汗処理効果は夏用のメッシュ素材のものが一番強力なので、冬用の暖かいアンダーウェアの内側にメッシュのアンダーウェアを重ねるのもかなり効果的。もっと効果的に汗をなんとかしたい…という方は是非お試しください!

夏用アンダー+冬用アンダー重ね技参考記事
【冬のオススメ小技!!】夏アンダー+冬アンダーで効果UP!!
最強アンダー『BRYNJE』再入荷!!秋冬アンダーとの重ね着がオススメ!!

ミドルレイヤー

寒さ対策には、暖かい空気を体の近くでうまくためることも重要。ベースレイヤーの上に着用し、アウターレイヤーとの間で暖かい空気を保つ中間層のことをミドルレイヤーと呼びます。

 

ミドルレイヤーの役割は、外部からの寒気を防ぎ内部の温まった空気を外へ漏らさないこと。このミドルレイヤーを挟むことで防寒効果がぐっと上昇し、暖かさを持続させることができます。空気を含み、溜め込むことで防寒効果を発揮するため、中綿やフリース、ワッフル地などの厚みをもった素材を採用したものも多いです。

暖かい空気を保つ層とその厚みについては、ダウンジャケットや羽毛布団などをイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。

厚みをもたせれば基本的に保温性がアップしますが、その分動きを妨げてしまう可能性もあるため、3つの層の中で一番必要性の有無がわかれやすい部分かもしれませんが、季節の変わり目にはアウターレイヤーとして使用することもできるため、あると便利です。

アウターレイヤー

重ね着の一番外側で、冷たい風や寒気をブロックする役割をもつのがアウターレイヤー。

アウターレイヤーは最もバリエーションが豊富で、薄手から厚手まで、目安の外気温や運動の激しさに応じて様々なアイテムが存在します。ここの選び方も防寒対策には大事な要素。暑がりさんや、トレーニングやヒルクライムなどの激しい運動をされる方は薄手のタイプ、寒がりさんやのんびりライドを楽しむ方、風の強い環境で走る方は厚手で保温性も高いものがおすすめです。

あなたはどのタイプ?組み合わせ例いろいろ

■アンダーウェア+5℃帯ジャケット

12~2月くらいの定番の組み合わせ。寒いけど、あまり暑くなりすぎても…という方はこの組み合わせでも結構走れちゃいます。時速20km前後でのんびり散策ライド中心の私はこの2枚重ねをメインに、かなり気温が低い時にはミドルレイヤーにあたる薄手起毛ジャージを着て3枚重ねにします。

12~2月に着用するウェアをお求めの方で、3つのレイヤー全部揃えるのはシンドイ…という方はまずはこの2点をおさえていただくと良いかと思います。

■アンダーウェア+10℃帯ジャージ+ウィンドブレーカー

主に秋口や春先といった季節の変わり目の時期のおすすめ組み合わせ。今の時期でも気温が高く風がほとんど無い日ならこれで十分という方も居ますが、かなり薄着のコーディネートなので12~2月の厳寒期に着るには個人差が大きく出るため注意が必要。

■アンダーウェア+5℃帯ジャケット+ウィンドブレーカー(非推奨)

アンダーウェア+ジャケットで寒かったという方に、さらに上からウィンドブレーカーを着たらいいか?と訊かれたことがありますが、アウターレイヤーであるジャケットにはすでに防風の層が備わっているため、ウィンドブレーカーを重ねて防風の層を2重にしても暖かさはほとんど変わりません。

■アンダーウェア+ジャージ+ジャケット

ミドルレイヤーにあたるジャージを足して、温まった空気を保持する層を増やしてあげた方が保温効果は高くなります。

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外気温15℃対応の薄手のアンダーウェアを5℃対応の厚手のアンダーウェアにランクアップさせたり、

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アウターレイヤーを外気温5℃対応(中厚)→外気温0℃対応(厚手)にランクアップさせるのも有効。

■寒がりさん向け最強コンボ

 

外気温5℃対応の厚手アンダーウェア+10~15℃対応の起毛ジャージ+0℃対応の厚手ジャケットで寒がりさんや極寒地・時間に走る人も安心!?

■運動強度が高い人、暑がりさん向け薄手防風コーデ

動きやすく、薄手でまとめたい方向けにアンダーウェア+外気温10℃対応の薄手防風ジャケット、という組み合わせもあります。5℃帯ジャケットでも分厚い!暑い!と感じてしまう方はこちらがおすすめ。

自分に必要なものをプラスして効果的に防寒!

いかがでしたでしょうか??個人差が大きく出るため、あくまでも参考のお話ではありますが、効果的な防寒方法、自分にとって何が必要かの目安にはなったでしょうか。

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