プロ選手と紀伊半島を大冒険ライド
by: サカモト

今回は友人のJプロツアーチーム　ヴェロリアン松山に所属する吉田選手と紀伊半島を満喫してきました。

スタート

東大阪民なら良く知るリビエールあたりで集合してスタート、大阪教育大の前を通る165号線を通って五條市まで向かいます。
信号はありますが見晴らしがよく赤になっているのが見えれば足を緩め青になるまで流すという走り方がしやすくペダルから足を下ろさず走れます。

ここから本番

１６８号線まで来ました、ここから９時間信号で止まることが無くなります。この先はレベルが違う秘境なのでしっかり手前のコンビニで休息、なんだかんだこの時点で80Km走行してます。

頂上

１時間半ほど登り続け頂上の道の駅吉野大路大塔に到着、天文台が近くにあるのでUFOの看板がありますね。
山奥すぎて自販機に水が１８０円してびっくりしました、チェリオはここでも変わらず１００円でよかったです。

十津川村到着

道の駅から気持ちの良い道をくだり到着、山の中ですがやたら道が大きいです

、

広大な十津川村に2つしかないコンビニのうちの一つ,先ほどの道の駅からあまり時間は立っていませんがこの先何もないので補給をしっかりとります。

国道425到着

先ほどのコンビニから1時間ほど南下して到着、168号線から龍神温泉まで国道425を走ります。
日本の３大酷い道とかいて3大酷道の1つに選ばれています、更に今回走る区間は425の中でも最もひどいエリアだそうです。

ここから40Kmは自販機一つなく給水手段は湧き水のみ(飲めるか怪しい)ボトル2本体制でしたが登り切った当たりで水も底を尽きる事態に！

さらにパンクという追い打ち、路面の状況は最悪です車一台分の幅しかなく外側は路面が大きく荒れワンミスで川に落ちそうで内側は万が一対向車が来たら危ないので気を付けて外側を走るしかありません。
エンジンがついている乗り物でも最大の注意を払って走るため自転車と変わらない速度で走るようです、実際にパンク修理中に通り過ぎたバイクはいましたが走行中に抜かれることはありませんでした。

秘境なので川はめちゃくちゃ綺麗です

山脱出

やっと頂上まで来れましたが下りも気を付けないと簡単に落車する荒れ具合なのでスピードは出せません。

補給は全て尽きギリギリ龍神温泉にたどり着きましたが道の駅はまさかの15時閉店

唯一開いていた食堂でカツカレーを補給、僻地ですが価格はリーズナブルで感謝、おばあちゃんから鹿とクマが出ると注意を受けました。

本日最難関の登り

獲得標高800ｍ本日で一番長い登りの護摩壇山に轢かれた龍神スカイラインを登っていきます、有料道路だったみたいですが今は解放され自転車でも走ることができます。
麓の標高がそもそも高いので頂上は標高1300ｍもあり六甲山よりも高く雲が手に届くほどでした。
ここでも補給したかったのですが道の駅は閉店、カツカレーのカロリーは1時間も山を登るとほぼ消えます、仕方ないので自販機で出来るだけカロリーの高そうな飲み物を補給し高野山を目指します。

高野山到着

スカイライン頂上から下るだけで楽に来れるかと思ったら大誤算でした、アップダウンがあり600ｍ登らされました。
鹿が道の真ん中に立っており、早すぎる伏線回収もしました。
有名な観光地なのでゆっくりしたいところですが時間がないので8時間ぶりのコンビニでカロリーを大量摂取して橋本へ下ります。
橋本までの下りも街頭ゼロの荒れて狭いので安全第一で下っていきます、VOLT800が無ければ下るのは不可能なほどキャットアイさんには感謝しかありません。
近い東からの下りが外れで西から下るのが正解だったみたいです。

帰宅

なんとか橋本まで下りすべての登りと荒れた道が終わりました、残り90Kmの平坦を走り帰ってきたら2時、翌日というか今日が出勤なのでご飯も食べず即寝ました。

プロ選手の装備紹介

ヘルメット

LIMAR　AIR ATRAS

アイウェア

SCICON　AERO SHADE

シューズ

SHIMANO SH－RC903

まとめ

最終的には370km5700upのウルトラライドになりました、キャノンボールもそろそろ挑戦できそうです。

国道425線を自転車で走るならば大量の水と食料と多めのチューブを持っていくのがおすすめです、途中に小さな集落はありますが自販機や買い物ができる店は存在しません。
425はストレスですがそれ以外は信号が数時間おきにしか出てこず濃密なサイクリングが楽しめるのでおすすめのエリアです。
街灯がない区間を長い時間走ることになるのでライトは大型のものか複数持ちが必須になります。
南大阪在住の方であれば面倒な市街地を走らず和歌山県まで行けるので是非走ってみてください。