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2020/05/10 15:55
ラレーのクロモリロードの主力となる「カールトン」シリーズ。
10万円程度の「CRT」「CRA」もフレーム素材はクロモリですが、こちらは
無印、いわゆる工業的な規格としての「クロームモリブデン鋼」。
この「CRF」以上になると、自転車に特化させたスペシャルなスチール素材
(631はマンガンモリブデン鋼)が使われるようになってきます。
同じ英国ブランドの「レイノルズ」で合わせてくるところもまたシブい。
〇RALEIGH 2020 CARLTON-F ¥178,000-+TAX
(現金でのお支払いの場合8%、それ以外の場合3%分のポイント付)
サイズの都合でいわゆるホリゾンタル(トップチューブが地面と水平)には
なり切れていないのですが・・・
スチールならではのシンプルで細身のフレームは、派手なエアロのカーボン
フレームを見慣れた目にはかなり新鮮。
ラグっぽいデザインのヘッドチューブの補強や立体的なヘッド“バッジ”など
現行モデルでありながら、クラシカルなディテールも満載。
シフトのアウター受けは取り外し可能なので、ダブルレバー化もOK。
バイク全体の印象はレトロ路線ですが、チューブ自体は現代的な太さのもの。
それをTIG溶接で組み上げ、さらにフロントフォークにカーボンを採用したと
いうこともあって、走り自体は結構モダンなテイストに。
スチール素材ならではのしなりやたわみ(ウィップ感)は十分に味わえますが
見た目から想像するような頼りなさのようなものは感じられないでしょう。
1-1/8サイズのステリングコラムやスレッドレスのステム、31.8Φのハンドル
など、操作系パーツの構成も結構普通路線。
26.0Φのハンドルバーやスレッドステムの方がクラシカル度は大幅にアップ
しますが、その分ハンドリングの剛性不足を感じやすく乗り方自体もそれに
合わせる必要が出てきてしまうので、このチョイスはある意味正解。
コンポをはじめ各パーツがシルバーなのはコダワリポイント。
特に105ハブと高精度なアラヤリムを組みわせたホイールはまさに銀輪。
サイクリングやツーリングではこのスポークの多さが安心感につながりますが
上位モデル「CRR」の様に、リムハイト低めのちょっといいシマノホイールに
替えてあげても、雰囲気や走りが変わって面白いかも。
フレームサイズは480。
おおよその適正身長は165cmくらいでしょうか。
(詳細なフィッティングはバイオレーサーにて計測いたします)
他にブラックの510も在庫アリ。
スチール素材ならではの脚当たりの良さとバネ感のある加速を楽しめつつも
乗り味に関してはイマドキでクセがない、ラレーの名車「CRF」。
味のあるバイクを長く楽しみたい、という方にオススメの1台です。