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2021/11/21 13:33
今年「ユンボ・ヴィスマ」→「バイクエクスチェンジ」へと供給チームが変わったビアンキ。
それと同時にXR4の出番が減少してスペシャリッシマの出番が大幅増。
確かにディスク化は大きな話題でしたが、完全な新作とは言い難いものでマイナーチェンジの域を超えていないようにも思えます。
何が変わったのか?どう変わったのか?が非常に気になっていたので。
乗ってみました、最新の「スペシャリッシマ」!
BIANCHI SPECIALISSIMA F/S ¥638,000-(税込)
〇まずは見た目
印象はもう普通にスペシャリッシマ。ケーブルのフル内装化でヘッド周りが作り直されているようですが、この辺りがどう影響してくるのか。
〇乗ってみての第一印象
あれ?カウンターヴェイル(CV)の効きが弱い?
リムブレーキ仕様は「インフィニートいらないのでは?」という程の極上な乗り心地だった覚えがありますが、何故かこれはそれほどでもない。
あくまでもマイチェン前と比べたらと言うだけで、世の中のスタンダードから考えると間違いなく振動はキャンセルされているのですが。
〇乗り心地
CVの効きの違いだけでなく乗り味も結構違っていました。軽快感重視の半面若干の線の細さを感じさせたリム仕様と比べると、明らかに安定感が増しています。
ちょっとだけ重くて意外と硬い。そういえばXR4をディスク化する際にもヘッド周りの剛性が上がった分全体的にバランスを取り直した的なことを言っていましたが・・・
今回もおそらくフレームの隅々にまで手が入れられていると予想。
〇加速性能
さすがはフラッグシップモデル、普通に速い!
全面的な剛性向上は確実に感じられましたが、ライバル勢ほど極端なものではなく、適度なしなりと踏みやすさが残っているのが好印象。
唯一物足りないのが空力方面。いくらケーブル内装式になったといってもそもそものフレーム形状がそこまでエアロじゃないので限界があります。
加速が良い分もうひと伸びあれば言う事ないのに!と思える瞬間が何度かありました。ただそこに手を入れたことで、この絶妙なバランスの良さが崩れてしまう可能性もあると考えると悩ましいところ。
〇総評
ディスク化&最適化によって、従来モデルの「突出した武器はないもののバランスが良く苦手なシーンが無い」というスペシャリッシマ的な側面がさらに強化された印象です。
また剛性アップも個人的には好感触。軽量ヒルクライム系から万能オールラウンダーへと変わったような「もはや別物」レベルの進化を感じます。
ユンボ(オランダ)もバイクエクスチェンジ(オーストラリア)も基本的に平均身長高めの大柄なチーム。リムブレーキ仕様で課題だった剛性不足が払拭されたことで、出番が一気に増えたのでは・・・
なんてことを考えながら走っていたら。
当初予定していた3周が、あっという間に終わってました。