【連載】第三回お客様の最高の一台【バラ完】
by: 入澤司

みなさん、こんにちは。

渋谷本館のいりさわです。

先日から始まった、お客様の最高の一台の完成までを

連載方式で掲載していくこのブログ。

今日は第三回になります。

 

第一回はこちら。

第二回はこちら。

 

とってもスペシャルな一台を目指して組み上げいくわけですが

今日からコックピット周りをご紹介していこうかと思います。

勿論最高級逸品をご用意しました!

 

DSC_1125

 

SELLE ITALIA / SLR KIT CARBONIO

定価:¥28,400-+税

 

創業100年を超えるサドルメーカー。

ゲル入りサドルや穴あきサドル、カーボンサドルまで

実はセライタリアが世界に先駆けて投入してきたという

先進的なメーカーでもあります!

 

DSC_1126

 

今回は機動性を重視した車体を目指していますので

サドルも最軽量クラスのものをチョイスしました。

カタログ重量はなんと125g!!

 

DSC_1159

 

文字が御確認いただけますでしょうか?

そうです。カーボンです。

 

そもそもサドルの素材の組合せは様々ありまして、

スチール(クロモリ)レールに樹脂ベース。

マンガン系もあれば、チタンレールもあり。

革のベースもあれば、カーボンのベースもあり。

最も軽くなるのが、カーボンレールにカーボンベースです。

 

DSC_1160

 

強度が出るように、複雑にレールを成型。

勿論もっと軽い、カーボンベースのみの

もっと攻めたモデルも世の中には存在していますが

バイオフィットフォームを採用した乗り心地も良いモデルを選びました。

 

DSC_1161

 

クランプ部分は縦長7×9の長方形に近い形をしていますから

シートクランプとのかみ合わせにはご注意ください。

ヤグラによってはクランプを交換したり、適合できない物もあります。

また、カーボン部品はトルク管理が重要ですので、当社でも

きちんと滑り止めを施したり、トルクレンチで規定値通り締めます。

 

DSC_1163

 

フラットなオーソドックスな形状はポジションを変える

のにとても有効で、走り方を選びません。

また、サドルの軽量化の最大のメリットはダンシング。

 

ダンシングをすると少なからずバイクを左右に振りますよね?

その際、振り子の頂点にあたるサドルが重いと遠心力が増して

しまって、バイクを振り返すときに負担が増えてしまいます。

 

DSC_1165

 

これだけ薄く軽いサドルですから、バイクを振るのもとっても楽になりますよ。

走りだしから巡行速度まで上げるシーン、

カーブの立ち上がり、短い登りを一気に駆け上がるとき。

もっと様々なシーンが思い浮かびますが、それらが全て軽快になります。

また、この薄いサドル、結構しなります。

硬くて乗り心地悪いんじゃないの?とお考えの方も中にはいらっしゃるのでは。

カーボンは元々しなる特性を持っていますから、下からの突き上げや

体重が掛かったときなどもそれに柔軟にしなって対応しますので

案外乗り心地がいいんですよ。

 

サドルもばっちり決まったこの車体。完成がたのしみですね!

 

みなさまも最高の一台、組み上げてみませんか?

いつでもご相談受け付けておりますので

みなさまのご来店、おまちしております!