【インプレ】上品でラグジュアリーな走り『COLNAGO C68』を試乗させていただきました！
by: 酒井竜司

ワイズロード新橋店の酒井です。

先日、ワイズロードのスタッフ向けに行われた試乗会で様々な車体を試乗させていただきました。

この場をお借りしてお取引先様各位へお礼申し上げます。ありがとうございました。

今回は試乗した中で特に印象的だった車体をご紹介いたします。

COLNAGO C68 ROAD

¥968,000-(税込)

カラー：BLACK ROSE GOLD

COLNAGO Cシリーズとは

クロモリのフレームなどでよく用いられるラグ製法（パイプとパイプを結合させるのに継ぎ手を使用する製法）をカーボンフレームに使用し約30年間、造り続けられてきたコルナゴのフラックシップモデルになります。
コルナゴの創設者、エルネスト・コルナゴ氏の自宅地下にあるカーボン専用の工房で、歴代のCシリーズを製造してきたベテランの職人が今もなお、ハンドメイド、メイドインイタリーにこだわって製作されている、コルナゴが今に継承し続ける大事なもの、理念を感じることができるシリーズになっています。

”C”のDNAを受け継いだ最新のC68

最新のC68はC40から続くラグドカーボン製法を引き継ぎながら、全く新しいコンセプトのもとにデザインされており、前作のC64まではそれぞれのカーボンチューブをラグでつなぐ今まで通りの製法で製作されていました。

このラグ製法により、とんでもないほどの剛性を持っていることが多く

C64↓

Cシリーズ最大の特徴であるラグとチューブのパーツ構成を見直し一体化させるモジュールストラクチャー製法により、フルモノコックでは難しい緻密なジオメトリー調整が可能となり理想的なプラットフォーム設計がされました。

C68↓

インプレ

軽快な加速感

試乗して最初に感じたのは軽さです。
もちろん持った時の軽さもそうですが、漕ぎ出しの軽さ、振った時の軽さが段違で軽く踏んでいるだけでぐんぐん進んでいきます。
軽量のヒルクライムバイクのような漕ぎ味で、今回、試乗コースに上り坂はありませんでしたが、ヒルクライムレースでも活躍できそうなポテンシャルを感じました。

適度な剛性感

 フラックシップモデルなだけあり、やはりレーシーで剛性を感じるフレームになっています。

ただ、他のメーカーのフラックシップモデルにありがちなプロ向けの高すぎる剛性ではなく、踏んだらしっかり答えてくれるしっかりとした剛性感がありつつも低速でも気持ちいい快適な乗り心地を兼ね備えており、乗り手のを選ばない、絶妙な味付けに感じました。

空力性能による速度維持のしやすさ

剛性による加速感もそうですが、空力性能による速度維持のしやすさも顕著にわかりやすく、普段通り速度を維持するように踏んでいると面白いくらいどんどん加速していきます。

また、これはホイールの影響もあると思いますが、加速した後に足を止めたとしても、減速していく感じが少なく自分が車体に置いて行かれる感覚、車体だけスピードを上げている感覚に襲われます。

総評

試乗した感想を一言で表すなら上質でラグジュアリーな乗り味。

前後に様々なメーカーのフラックシップモデルを試乗していましたが、どのバイクにも違う乗り味に驚きました。

軽量バイクのように軽快な漕ぎだしや振った時の軽さを感じるのに、最新のエアロバイクのような加速感があり、エアロバイクのように加速していくのに、プロ向けの高すぎる剛性を感じにくく、快適な乗り味で、1つ性能が飛びぬけているのではなく、それぞれのステータスが平均してとても高く、それにより乗り手を選ばず、だれもが乗りこなすことができる。

初めてロードバイクに乗る初心者からトッププロまで全ての人が満足できる性能と快適性を持ち合わせていて長距離、短距離、平坦はもちろんヒルクライムに関しても専用のバイクと比較しても引けを取らない性能になっていとると感じました。

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