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#RideCannondale しまなみ海道を走ってきた。
by: 間野友輔

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シフト組んだら偶々3.5連休になった(0.5は病院に行くための半休)。せっかくなので泊りでライドしに行きたいな、どこか暖かいところはないかな……と考えていて、1週間くらい前に思いついたのが今回のライド。

穏やかな海と島はいいぞ。

 

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飛行機で羽田から松山へ。中央左側の水路に面した町が尾道。

 

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瀬戸内の島々。画面上寄りの大きな島々が『しまなみ海道』の島で、手前の4つの島を繋ぐ橋は『ゆめしま海道』といって今回は行かないところ。

地図で想像していたよりも山の高さが高いんだけど……これアップダウンどうなってるんだろう??と若干ビビる。

 

初日:松山~今治

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松山空港に着陸し、まずは松山市街へ。……すげ、レトロな路面電車とか街並みとか、突然こんもり現れる山の上にお城とか。なにこの街、クラシックでかわいい。これが地方の県庁所在地の実力か……。

 

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松山の市街を堪能したのち、海岸沿いで今治へ向かいます。
白い砂浜ってだけでテンション上がるのに、海水も透明でキレイ。対岸見えないけど内海なので波も穏やか。この3日間はおおむね快晴で風も弱く、サイクリングには最高のコンディションでした。

 

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松山から今治の海岸線はかなり平坦気味なのですが、県道を外れて梶取ノ鼻という岬の方に寄ってみた。下の浜は七五三ヶ浦というキャンプ場です。いいなぁ。

 

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怪しげな山道に入ると、舗装だけど落ち葉で埋もれていて廃道寸前感が好き。こういうときにグラベルロードは強みがあります。

 

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大角鼻という岬を曲がると、ついに見えてきた来島海峡大橋!3つの橋の全長で4,105m、壮観です。

 

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今治というとタオルの産地というイメージでしたが、造船所がたくさんありますね。それも大型の貨物船などがあちらこちらで見られます。

 

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 あとはJR今治駅に向かい、駅となりのホテルにチェックイン。今回の旅の宿は2泊とも自転車持ち込みOKなホテルでした。

 

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2日目:しまなみ海道

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いよいよ今回のメイン、今治駅前を出発して、しまなみ海道を渡ります。

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大型船舶が通行するので、橋梁は水面から5~60mの高さにあり、橋を渡るたびに上り下りすることになります。特にこの来島海峡は潮流の激しさから日本三大急潮に数えられているそうです。

 

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来島海峡大橋を渡って大島に入る。渡った先が来島かと思っていたけど、実際の来島は今治側にあるとっても小さな島でした。なんでこの名前つけたんだろう?

 

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 島と聞くとけっこうな田舎を想像するのですが、島にも造船所があり、労働人口があって、それなりに栄えている感じです。

 

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 大島から、お塩で有名な伯方島(はかたじま)へ。ここの橋は高速が片側1車線対面、歩行者と自転車が対面、反対側に原付レーンがある構造。場所によっては歩行者自転車と原付が同じレーンという橋もありました。

 

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 湖のように静かな水面。対岸は愛媛県上島(かみじま)町の岩城島。上島町はしまなみ海道の島々とは直接橋で繋がっていないけれど、町内の4つの島は橋で繋がっていて、『ゆめしま海道』と名付けられています。

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冒頭、飛行機から見えたこのあたりが上島町ですね。

 

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県道を外れて怪しげな林道を進んでいったら、廃村のような無人の綺麗なビーチに辿り着きました。ああ、こんなとこでキャンプしたい。すげー不便そうだけど。
正面の橋は大三島と生口島を結ぶ多々羅大橋です。

 

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ここが愛媛県(今治市)と広島県(尾道市)の県境、多々羅大橋。眼下の潮流も心なしか速い。来島海峡はそんなに急潮には見えなかったけど、ここは速かった。

広島県に入ると少し雰囲気が変わってくる。大三島にもファミリーマートがあったけど、生口島には大手3社のコンビニが複数。人口も多そう。

 

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だいぶすっ飛ばしてしまって、因島大橋を渡ってついに尾道市街の対岸、向島に上陸。

 

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少し時間が余ってしまったので寄り道して、橋で渡れる岩子島へ。向こうに見えるのは因島大橋。

 

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岩子島の裏側、厳島神社の鳥居。鳥居の向きは広島本土の三原市を向いているのかな?

 

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最後に向島から尾道市街へは『尾道水道』という海峡を渡し舟で渡ります。夕方なので本土と島を行き来する学生や仕事帰りの人たちも多く、生活感がある風景になってきました。

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渡し舟は3カ所あるのですが、わたくしが乗った便はJR尾道駅の正面に着岸します。これでしまなみ海道そのもののライドは終わり。

 

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尾道の宿は港湾地区の倉庫をリノベーションした商業施設『ONOMICHI U2』内にある、その名もHotel Cycle。平日だからか、この部屋で割と安く泊まれました。ただ、シャワー浴びて出てきたら、施設内のショップは軒並みクローズしていた……。

 

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尾道の夜はロマンチック。ただし食事できる場所はかなり少ない。地方都市あるある。

 

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3日目:尾道~福山

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ところで1月下旬のこの地域の日の出時刻は7時半くらいと、かなり遅い。ホテルの朝食も7時半からなので、明け方すでに動き出している港をちょっと散歩してきました。

 

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最終日は福山駅から新幹線に乗るための移動。『松永湾』をフェリーでスキップすることにして、11時の出航までのんびりする。

 

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この船で、陸路だと18kmくらいある福山市の常石港まで向かいます。1時間8分の航海なので、自走してもそんなに時間変わらなそうですが。

 

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尾道港から乗船したのはわたくし含め数人。この港では自動車は乗船できないので、わたくしの自転車だけ。

 

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尾道水道を行くフェリー。正面に新尾道大橋と、その手前には向島と往復する連絡船が横切っている。

 

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航路沿いにも大きな造船所がたくさん。

 

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途中の港からクルマが乗ってきた。本州側の港に加えて、向島と百島にも寄港します。

 

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常石港に上陸。
船に乗るというのも非日常の体験なので、市街地を走るよりはよっぽど有意義な時間だったと思います。

 

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鞆の浦まで約10km。
愛媛県や広島県の推奨サイクリングコースには、このようなブルーラインが引いてあります。ただこのライン、肝心な交差点などで途切れて方向が分からないことが多く、ナビゲーションとしては不十分。やっぱり地図が必要でした。

 

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田島という島に渡る内海大橋。
ちなみに2日目まで基本的に北を向いて走っていましたが、3日目は南向きなので逆光の写真ばっかりです。まえ2日間より少し海霧も出ています。

ここまでのルートを初日の飛行機からの写真に書きこむとこんな感じ。

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今日のメインイベントはこちら、鞆の浦(とものうら)。

 

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有名な常夜灯のすぐ横にあるカフェでランチのパスタをいただきました。生パスタおいしかった。

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鞆の浦から最終目的地の福山駅へ。なぜ福山かというと、この駅には『のぞみ』が停車するので、乗り換えなしで東京まで戻れるからです。

 

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新幹線ホームに上ったら、窓からお城がどーん。
松山とも今治とも尾道とも違う駅前の栄え方は、もともと城下町だったからなのかな。他の街は駅と中心市街地が離れている感じでしたので。

 

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 今回の機材とウェア

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 ジャージの皺を伸ばして写真撮るべきでしたw

今回使った自転車はCannondale TOPSTONE CARBON。

2019年モデルをカスタマイズしたもので、現行のTOPSTONE CABONの1世代前のモデルです。フロントフォークのみ現行モデルのものを入手し、フォークサイドに荷物を積載できるようにしています。

基本装備はニセコグラベルの時と同じです。荷物量を見直して、デイパックは18Lくらいのものに容量圧縮できました。冬なので防寒が嵩張る分、サイクルウェアは1着を洗濯して使いまわして容量を減らしています。

 

旅行中、日中の気温は11~14℃程度で安定していて、日影でなければ十分暖かい温度でした。シャツはCASTELLIのグラベルラインの裏起毛ジャージ『UNLIMITED THERMAL JERSEY』に、ベースレイヤーはRapha長袖メリノベースレイヤー、寒ければ雨兼用のアウターを羽織る感じ。

UNLIMITED THERMAL JERSEYはオンライン在庫がないので、代わりに『ESPRESSO THERMAL JERSEY』を貼っておきます。

ボトムも裏起毛のCASTELLI TUTTO BIB SHORTと、Rapha メリノレッグウォーマーを着用。ソックスも冬用の厚手のものを着用しましたが、シューズカバーは使いませんでした。グローブも朝晩を除けば指切りのもので問題ない温度でした。

 Rapha製品は現在、ワイズロード上野ウェア館でご確認・ご購入いただけます。(掲載日現在、在庫ございます)

 

グラベルライドやツーリングのことで何かご質問があれば、ぜひ新橋店キャノンデールコーナーの間野にお尋ねください。

 

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珍しいモデルなども含め、バリエーション豊富な在庫をご用意しております!

オンロードとオフロードの境界付近が大好物な、キャノンデール専任スタッフ間野が皆様のお越しをお待ちしております(*^^)v  

 

26th January 2025

ワイズロード新橋キャノンデールコーナー まのゆうすけ 

 


 

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