新しいスタイルを提案するフラッグシップショップ!
ワイズロード 新橋店 Y'sRoad Shimbashi
[英語対応可]
2026/07/02 05:30
数年前から小規模イベントとして開催されていた『十勝グラベル』。去年の秋から規模を拡大し大評判でしたが、わたくしは休みが取れず参加できませんでした(涙)
今年はなんと春と秋の2回開催に! 6月の北海道は梅雨も関係ないベストシーズン。これを逃すことはできません。非常に楽しみにしていた春の十勝グラベルに参加してきました。
十勝グラベルは実はアクセスが良くて、帯広空港から地域の中心都市・帯広市は26km。ニセコが新千歳空港から100km以上あることを考えるととても近いので、前泊して当日帰ることもできます。今回はその最短スケジュールで飛行機を予約しました。
……が、出発日の6月27日は関東に台風が2つ接近するというおかしな日。しかも出発便と台風8号がほぼ同時刻。冷や汗かきましたが、今回の台風、風があまりなかったので定時運行してくれたのが幸いでした。
フライト1時間半。
途中でふと下を見たら、『グラベルクラシックやくらい』の開催地である宮城県加美町が見えたりして。
帯広空港着陸したら、なんか予報に反してがっつり降ってるんですけど。ここから帯広駅まで自走する予定だったので、こりゃ困ったな。まあ、輪行解除しているうちに小降りに変わってきたので、予定どおり走ります。
帯広空港から帯広市街地までの間には、1987年に廃止された旧国鉄広尾線にちなんだ観光スポットがあります。帯広市街地に近い側に旧『愛国駅』があり、空港の近くに旧『幸福駅』があって、その名称から「愛の国から幸福へ」というキャッチフレーズで有名になった場所です。今は両駅は旧駅舎を中心に車両なども展示された公園になっています。
今回、ルートの都合でキャッチフレーズとは逆になってるんですけどね。
幸福駅
幸福駅から愛国駅までは約12km。天気が悪いとはいえ、延々と平野に広がる畑の間を真っすぐ伸びる道を走っていると、テンション上がります。
愛国駅

13時から公式の前日ライドがあり、たくさん走りたいので参加させてもらうことにしました。荷物は帯広駅のコインロッカーに預けてきた……ら、伴走車に預けることができたそうな(笑)

スタッフ含め40人くらいで、帯広市近郊のライドに出発。駅近くから遊歩道などを繋いで進んでいきます。
帯広は市街地から住宅地と、郊外の農地の間に緩衝地帯のように緑地があるんですね。こういう環境、僕らのようなグラベル系のライダーにとっては羨ましなぁと思います。
ここは北海道立の帯広農業高校敷地内にある『稲田カラマツ防風林』。高校の敷地でコレか~。凄いな……。
周辺には国立の帯広畜産大学、やスポーツ施設がある『帯広の森』といった地域が帯状に広がっています。深い森のなかに遊歩道が縫うように広がっているようです。
ジェラートの販売をしている広瀬農場さんに立ち寄って
ジェラート作りの体験をしました。おいしい……
その間に外は土砂降りに……。カメラを伴走車に預け、予定ルート変更で最短で帯広駅に戻りました。やはり台風の影響でしょうかね?天気がコロコロ変わって寒かったので速攻ホテルにチェックインしてシャワーで温まりました。
夜の帯広の街は地方都市とは思えない賑やかさ。北海道でも珍しい美食の街らしいです。飲食店がたくさんあって選び放題。過去国内のいろんな街に泊まって夕食難民化してきたわたくしには、たった人口16万人のこの街の飲食事情は驚きでした。次回は夜の街もじっくり回ってみたいなぁ。

今回もCannondaleのLAB71 SUPER Xで参戦。グループセットはCampagnolo Super Record 2×13S、ホイールFULCRUM SHARQ42、タイヤはPanaracer GRAVEL KING X1R 700×40Cです。
落車してバーテープが破れたので交換しましたが、そのタイミングで、ブラケットとハンドルの境目にfi’zi:kのバージェル(廃盤品)を挟み込んでみました。ちょっと盛り上がっているのが分かりますでしょうか?わたくしは巡行時にここに掌を置くことが多いのですが、ハンドルバー(Cannondale SystemBar R-One)がちょっと硬いので、緩衝材を入れてみた次第。疲れにくくなって良かったです。
これまでチェーンオイルは だいぶ前に1,000mlボトルで買ったinnobike(旧innotech)の105を使っていたのですが、ロードバイク用に持っているSquirt(スクワート)で航空機持込に必要な場合があるSDS(安全データシート)を見つけたので、15mlのミニボトルを携行しました。というのも、これまでも2日続きのライドの初日で雨に見舞われてチェーンオイルが流れてしまうことが多かったためです。今回もそのような状況で初日の晩に注油できたため、2日目も快適に走行できました。また驚くことにだいぶ泥跳ねもしていたのですが、チェーンはほぼ汚れていませんでした。脱脂を徹底するなど、事前準備に手間がかかりますが、今のところグラベルライドでも有効なチェーンワックスのようです。
SUPER Xはカーボン素材が普及グレード『スタンダードモッド』の完成車を店頭でご覧いただけます。
また、期間限定試乗車もLAB71にてご用意しておりますので、ぜひお試しください。(試乗の際は貸し出し条件がございますのでご確認ください。)
イベントの正式名称はたぶん『十勝グラベル』なんですが、6月上旬にアメリカ・カンザス州で行われる世界でいちばん有名なグラベルイベント『UNBOUND GRAVEL(アンバウンド・グラベル)』にあやかって、十勝なら小豆でアンパンだよね、というところから『ANPANTO GRAVEL(アンパンとグラベル)』という愛称がついたみたいです。
明け方まで降っていたのですが、帯広市街地から移動する間に少しずつ晴れてきました。今回の参加者はおおよそ150名。ブースもメインスポンサーのパナレーサーさんとブロンプトンさんだけで、まだコロナ禍中に開催された2021年のニセコグラベル(参加者約100名)を思い出す規模感でした。これからニセコみたいに大きくなっていくと良いなぁ。
各地のイベントで協賛するパナレーサーさんが今回はじめて設置したのが、特別な招待者だけが利用できる『ラウンジ』。恐れ多いことに、わたくしもご招待にあずかりました。
おはようございます、本日は十勝グラベル2026 Spring supported by GRAVELKINGです。
天気も回復し最高のグラベルライドになりそうです。
今回からパナレーサーラウンジが登場します。 pic.twitter.com/h5ZXc9bEGo— パナレーサー株式会社 (@PanaracerJ) June 27, 2026
スタート前からコーヒーなどいただきつつ、まったり。贅沢だわ~。ライド後も尻から根が張ったかのように時間を溶かしてしまいました。ご招待いただき、ありがとうございました。
今後も『ラウンジ』を設置するイベントがあるかもしれません。招待の基準は不明ですが、パナレーサー製品を使って、パナレーサーの方に顔を売っておくと、いいことがあるかも。
開会式で帯広市長の挨拶などをお聞きして、8時半ごろスタート。
会場に来るまでにレンタカーでも走った道ですが、まっ直ぐすぎて気持ち良いし、周りの畑も広すぎて凄いです。語彙力なくなります(笑)
北海道広しといえど、これだけ平坦基調で畑が広く、道がまっすぐでちゃんとグラベルな場所って、実はあまりないのです。ここは特殊。
ちょっと森の中を抜けるルートに入ると、今朝までの雨でかなりぬかるんでいたりする。
パープルライト警察が行く(笑)
で、パンクする方もちらほらいらっしゃいますが、パープルライトなのでセーフ(何が?w)
いや、パナレーサーのスタッフさんですが、他社のタイヤ・チューブでもちゃんとニュートラルにお手伝いしていましたよ、念のため。
全体70km弱のコースで20km過ぎに最初のエイドが登場。さっきのパンク写真の場所から200mくらいでした(笑)
ここで出てきたさくらんぼ、地元の農家さんによる振舞いだったそうです。甘くて美味しかった!ありがとうございます!

このルート唯一の急登を上ると……
スキー場のてっぺんからの大パノラマ!
ここでは芽室町役場のエイドが設置されていて、甘いコーンとスープをいただきました。
で、ゲレンデを下ってしまう!
上から見ていると気持ちよいですが、下ってるときは斜度がきつくて遠景見ている余裕はなかったなw
景色だけでなく、路面も急にUNBOUDっぽくなる。こういう路面では脇の草地に退避!
ここではBROMPTON G-LINEがチューブレスタイヤのビード落ちしちゃいました。屋外でビード上げるのはなかなか難しいので、チューブを入れようとしたのですが、G-LINEの後輪はナット留めなのでメガネレンチがないと外せず、修理に失敗……。
BROMPTONで遠乗りする方には、このツールセットをぜひお持ちいただきたいですね。C-LINE、P-LINE、T-LINEだとフレーム内部に収納可能で嵩張りません。G-LINEの場合はフレームパイプ径が大きいので奥に落ちてしまいかねないので注意が必要です。メガネレンチのみの販売もあります。
午後から雨予報。ちょっとパラパラしてきたので先を急ぎます。
最終エイドでは、このイベントの名物アンパンが登場。これも美味しかった!
ちなみに腕にしているのは参加章。こういうのは紙製のゼッケンが配られることが多いのですが、こういうブレスレット型、ナンバー入りでは見たことがないですね。凝ってます。
最終エイドから会場へは舗装路でショートカットもできるのですが、最後に少しだけ山に入ります。かなり平坦・開けた畑の中が多いルートだったので、最後のこの山越えのグラベルは違ったアクセントで面白かったです。山越えといっても、ほかのイベントであるようなきつい登りではないのも良かった。
14時くらい、所要時間約5時間半でフィニッシュ

戻ってからまたパナレーサーラウンジに根を張ってしまい、快適すぎてこれはまずいぞ、と思い15時に退出させていただきました。
その後は温泉でさっぱりして、レンタカー返却して20時発の飛行機で羽田へ。自宅帰宅はちょうど日付が変わった0時でした。終わるまでテンション高かったせいか、帰りは反動でちょっと疲れたな~。
十勝グラベル春へご参加の皆さまへ
「十勝グラベル春」にご参加いただき、誠にありがとうございました。十勝の雄大な景色やグラベルライドを安全に楽しんでいただけたこと、大変うれしく思っております。
次回「十勝グラベル秋」は7月上旬には概要をお知らせできる予定ですので楽しみにお待ちください pic.twitter.com/WspZ6m8XGR— tokachi_anpanto_gragvel (@tokachiangravel) June 29, 2026
天気こそ最高とはならなかったものの、ライド環境としては最高。アクセスも良し。帯広市街は宿や食事にも困らない。なにより『国内グラベル=山地』という先入観を吹き飛ばす平野部のコース。今回のルートは昨秋と異なるエリアだし、予告されている今秋の開催エリアもまた異なるようで、多くのバリエーションが期待できる十勝グラベルは今後ぜひ注目していただきたいイベントです。
わたくしは何としても今秋の十勝グラベルにも参加したいです!できれば今回みたいなカツカツ日程ではなくしっかり連泊したい!
素晴らしいイベントを開催していただきました主催者様、運営に携わられた皆様、地元帯広市、芽室町の皆様、一緒に参加いただいた皆様、そしてパナレーサー株式会社様、ありがとうございました。またぜひ秋の開催でお会いしましょう!
ちなみにマノの次回参加予定イベントは8月23日開催の『北海道そらちグルメフォンド』です。こちらのイベント、北海道最大のライドイベントということで、基本はオンロードのロング120km、ミドル90km、ショート70kmなのですが、ほかにグラベル103kmというのがあり、評判の良いイベントです。初参加なので楽しみにしていますが、しかし真夏の北海道中央部で103kmはしんどそうだな……。
エントリー締め切りは7月13日、各コースともまだ定員には達していないようです。
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