【走れ♪めかにっくちゃん】DOWNHILL SERIESに初参戦！！【レース参戦記02】
by: 松永剛

だいぶ時間がたってしまいましたが、レースに参加してまいりましたのでレポートを。

べ、べつに7月からの新作アニメのチェックや京都宇治の舞台巡礼で忙しかったわけじゃないんだからね！！（いや、忙しかったな・・・）

ということで、先月末の6月27～28日に愛知県のSRAM PARK瀬戸で開催されたDOWNHILL SERIES POWERD BY SRAM 第2戦に参加してきました！

大会はMTBなどを精力的に追う、プロカメラマン中川氏が引き入るSLMediaが主催、SRAMがバックアップをしている、国内シリーズ戦のDHレースです。西は九州熊本、東は長野富士見パノラマと、大阪以西のエリアでも開催されているのも特徴のひとつ。コースは開催地でもともと行われていたローカルDHレースのコースを使用しており、フルスペックDHバイクが必要なコースから、軽量なエンデューロ系バイクの方が有利なコースだったり、今回のSRAM PARKのようにハードテールバイクでもガンガンいけちゃうコースも。こういった多彩な大会ラインナップも魅力のひとつかと。

今回はバックアップのSRAMの国内代理店である、DIRT FREAKのお膝元、SRAM PARKでの開催となったのですが、こちらのコースは採石場跡地に作られた、短いコースなのですが、ジャンプ、バンクなどが連続する、リズムよく走れるとどんどん加速して気持ちのいいコース。そのBMX的なコースの特徴から、ハードテールバイクでも問題ないので、地元ローカルの若い子（中学生～）も普段から良く走りこんでいるようで、今回のレースでも地元の中高生が大人に混じって表彰台に上がるなんていう、ちょっと他の大会ではあまり見られないような、ステキな光景が見れたりしたわけですが・・・

さて、めかにっくちゃんことmattsさん、以前このコースを走りに行ったときは、LITECのクロモリ27.5インチハードテールバイクのC-275だったのですが、今回はスタート直後にちょっとしたシングルトラック（林間部分）、コースもやや速度が乗るレイアウトに小変更されていたりということで、リヤサスも有った方が良いだろうと言う判断で、CannondaleのJELYLL CARBONを使用することに。

前日の昼前に現地に到着してさっそく試走開始。

里山トレイルでは何回も乗っているこのバイクですが、こういったコースで乗るのは初めてなので、速度域が上がったり、バンクに当て込んで曲がるような走り方をするとどうにもしっくりこない感じ。ヘッドアングルが最近のバイクにしてはちょっと立ち気味だったり、サスのセットアップに戸惑ったりしてなんだかすっきりしない感じ。

土曜の最終走行時間には、全クラスのライダーが「タイムドセッション」と呼ばれるタイム計測を行います。
通常の大きな大会では、エリートクラスのみが行うのですが、DHシリーズでは翌日の決勝（エリートは予選）の走行順を決めるのも兼ねています。

さて自分のタイムドセッションの結果ですが、スタート直後のシングルトラックで転倒、コースアウトして復帰に時間がかかり、スポーツクラスでは見事に最下位になってしまいました（泣）

さて、その日の晩は地元に住まいを構える、元戦友であるプロライダー・安達靖選手のご自宅に招かれての晩餐。久しぶりにDH仲間と集まっての宴はなかなか楽しかったです。

翌日。決勝の日です。

1週間くらい前のっ天気予報では梅雨真っ只中な時期なので不安な気象情報でしたが、いざ当日になってみれば夏を思わせるような快晴！日差しが暑いくらいに輝いています。

金曜にかなりの大雨に見舞われたSRAM PARKも風通しの良さと日差しの強さ、そして瀬戸特有の地質のおかげで、朝から完全ドライに。コースはどんどん走り易くなって速度も上がっていきます。

前日の試走でイマイチピンと来なかったJEKYLLですが、ちょっとした思いつきで、先日も乗っていたLITEC C-275のフロントホイールを突っ込んでみました。もともと前後26インチ専用設計ですが、FOXのフォークはヒカクテキクリアランスがあるので、27.5×2.3のMAXXIS ARDENTを装着したホイールを入れてもなんとかクリアランスは確保できる状態に。
狙いとしては、27.5インチホイールの走破性の高さと、ホイール直径が増すことにより、ヘッドがやや寝るという二つの要素です。

試走の為に軽トラでスタート地点まで運んでもらい、早速コースイン。おお、違和感は無いぞ！そしてなんかしっくりくる！非常に微妙な違いなのですが、前日より攻めることが出来そうです！ふむふむ、これは今後さらに研究してみたいデスね！！

ということでその状態がこちら。

ぱっと見はフロントタイヤの方が気持ち細いので、直径で行ってもそれほどの差はないのですがなかなか面白い仕様になりました。（大昔にも、26+24インチのDHバイクに乗っていたこともありますｗ）

やや切れ込みがちだったハンドリングがフロントホイールが大きくなったことでフォークアクスルの位置が高くなり、ヘッドアングルが僅かですが寝ることで、若干マイルドな感じになり安定感が増しました。もちろん、27.5インチホイールの、ギャップの走破性向上という機能も追加されますが、ダートジャンプトラックのように路面が綺麗に整地されているSRAM PARKだと、そちらの利点はわかりにくかったかもしれません。

試走を何本かして、サスのセッティングをちょっと弄ってみたりしつつ、決勝の開始を待ちます。

決勝では前日のタイムドセッションの速かった人が一番最後のスタートになります。なので、前日最遅タイムだった自分が1番スタート？と思いましたが（それはそれでオイシイかとも考えましたがｗ）、実際には前日来ていなくて走行していないライダーが数名いたのでその後に。5番目くらいの出走でした。

ということでスタート！！

前日滑落（笑）したスタート直後のシングルトラックをこれでもかと慎重に走り、なんとかクリア。若干の上り返しから、ジャンプやバームが続く本来のSRAM PARKのショートDHコースに戻ります。この時、綺麗な路面を少しでもロスなく走るために、リヤサスをショートストロークに切り替え。また、スタート直後のシングルの劇坂にあわせて下げ目にしていたサドル高をハイトコントロールピラーを生かして数センチUPしてみました。DHの走行中にこういう操作を行うのはなかなか難しいのですが、上手くいったかな？

そしてその後はコースのギャップに弾かれないように、バームではなるべく速度を落とさないようにと気を使いながらも出来るだけアグレッシブに！と頑張ってみました。

最終的な結果はトップからはだいぶ遅れてしまいましたが、自分の目標としていた1分20秒台には入ることが出来たので満足？（ここで満足しちゃってるから速くならないんだよ！！はい、その通りですねスミマセン（汗））

決勝も撮影OKだったのですが、まさかの電池切れ（スペアバッテリーも買ったのに替え忘れた。慢心・・・泣）。

という事で、練習中に撮影したヤツから1本UPしましたのでコースの雰囲気など伝わるかと思いますのでごらんあれ～