【ロード】クラシックの主役は俺だった！！まさかの優勝を支えたフレンチバイク。
by: 池田哲也

クラシックのスタートを告げる「ミラノ～サンレモ」

３００ｋｍを超えるレースは絶対的な候補が生まれにくく多くの選手にチャンスがあるのですが、今年はフランスの２４歳「アルノー・デマール」がまさかの大勝利。若くして大きな勝利を掴みました。

そんな、アルノーの走りを支えたバイクブランドを今回はご紹介します。

ＬＡＰＩＥＲＲＥ

ＸＥＬＩＵＳ　ＳＬ　ＵＬＴＩＭＡＴＥ

￥３８９，０００－（税抜き）

（現金の場合は￥５８、３５０－　現金以外は￥３８，９００－のクーポンが付きます）

創業１９４６年。７０年の歴史を誇るフランスの名門メーカーＬＡＰＩＥＲＲＥ。ロードバイクからシクロクロス、ＭＴＢはＤＨまで幅広く展開する総合スポーツバイクブランドです。

特にＤＨはこんな凄いフレームを開発したり

シクロクロスは昨年までフランス名選手「フランシス・ムレー」をサポートしたりとレース現場でも高い実績を残しています。（コチラの写真は２０１５年モデル）

そんなラピエールがサポートするのはもちろん自国フランスチームの「ＦＤＪ」。長きに渡るパートナシップで多くの名車を世に生み出し勝利に貢献しています。

今回紹介するＸＥＬＩＵＳはその中でも特に軽さに優れたオールラウンドな一台です。

フレームは厳選した４種類のカーボンを使用。剛性のために４６Tと４０T。耐久性のために３０Tと２４Tを使い高剛性と耐久性のバランスをとっています。

ぱっと見て特徴的なシートチューブ回りの造形。

「３Ｄチューブラーテクノロジー」と呼ばれるこの構造。一見乗り心地のためのように見えますが主な目的は軽量化。これによりフレーム単体で８５０ｇとかなり軽量なフレームに仕上がっています。さらにシートステーとチューブの交点がなくなったこと乗り心地も向上しています。

ダウンチューブなどは比較的オースドックスな形状にまとまっていますがフロントフォークはエアコード譲りのダイレクトマウント方式でカッチリとしたタッチを実現。

軽快な登りを実現するためにＢＢ下にケーブル類を集約。Ｄｉ２バッテリーまでもこの付近に修めることで重量物が下になり立ち漕ぎなどでバイクの振りが大きく軽くなります。

シートポストは一般的な規格。色んなメーカーが楽しめるようになっているのは嬉しいです。

チームモデルらしくチェーンステーにはスポンサー名が入っています。

気になる走りですが「とにかく際立つ立ち漕ぎの軽さ。」

乗り始めは軽量オールラウンドフレームらしいまとまりのあるフィーリングとで扱いやすいバイクだな～という感想なのですが立ち漕ぎをすると一変。これまで感じたことのないような軽さでバイクをグングン振って軽やかに加速。通常振りが軽いフレームはややバタつくような感じもありますがこれは低重心化の恩恵か足下はしっかりしているのでそのまま立ち漕ぎを続けることも簡単。上り坂をグイグイ走りたい方には最適のバイクはないでしょうか。

フレームから組む場合は１０５であれば工賃含めて約１０万ぐらい。アルテグラでも約１４万ぐらいと比較的リーズナブルに形にすることが出来ます。

クラシックの勝利を支えたフレンチバイク

隠れた名ブランドです。

他にも当店ではＡＵＤＡＣＩＯとＳＥＭＳＩＵＭを在庫中。どちらもしっかりとした剛性とソフトな走りが同居した一台になっています