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【レポート】BMC 新型SLR01【試乗会】
by: 入澤司

みなさん、こんにちは、新宿本館の いりさわ です。

 

先日、店長にお供(おせわになりました)しまして、

修善寺のサイクルスポーツセンターで開催された、BMCの販売店向けの

試乗会へ参加して参りました!

 

当日の天気予報は曇り時々雨、とっても微妙な天候・・・。

晴れ男の店長と、雨男の自分のパワーが拮抗して、なんと濃霧!!

50m~100m先も見えないターンパイクやスカイラインを抜けて

なんとか到着。運転をしていた店長はさぞかし・・・。お疲れ様でした。

 

 

と、いうことで、休憩もつかの間、早速プレゼンを聞きます。

 

 DSC_3252

 

どどん。何やら、フレームが二本。

ディスクブレーキと、リムブレーキの2つの仕様で登場です!

プロのレースの世界でも紆余曲折を経て少しずつ増えてきたディスクブレーキ。

BMCもしっかりと開発、他社を追従、更には追い越そうとしています。

なんと、ディスクブレーキモデル、先代のリムブレーキより

少しの重量増加で済ませているとのこと。

 

そして、リムブレーキモデルはよりスムースで高剛性な

ダイレクトマウントタイプ対応に改良。フレーム重量こそ微増しますが

ブレーキ本体は従来品より軽量なため、トータルのシステム重量は軽量化。

 

それも、本社間近のインペックラボ(研究開発所)にある

超高性能コンピューターと開発専用ソフトウエアACEテクノロジーのおかげ。

何万通りもの設計シミュレーションを瞬時におこない、その場で製造出来る為、

他社より早く完成品に近い試作品を作り上げることが出来るのだとか。

 

全天候型で制動力にメリットがあるディスクブレーキモデルと

軽量でキレがあるリムブレーキの2つの選択肢があります。

 

それでは新型のディティールに迫っていきましょう。

 

DSC_3248

 

まず最初に、チューブの接合部。特徴的だったトップチューブ際の三角形が

すっきりとなくなっています。これもACEテクノロジーで

何度も試作しくした結果。シートポストの固定もクランプからウスの形状に。

 

DSC_3249

 

固定方法も工夫しまして、下側から貫通するようにネジ止めされます。

緩みが少なくなるように設計されました。

また、今までよりも固定位置がぐっと下がり、シートポストの露出が約4cm

ほど増えて、シートポストの撓りを増やし、乗り心地が大幅に改善!

沢山ポストが出ますから、見た目も格好良くなったのではないでしょうか!?

 

DSC_3245

 

ICS(インテグレーテッド・コックピット・システム)ステム

という、小物をシームレスに接続出来るモノも開発。

 

DSC_3246

 

ガーミンをキレイに取り付け出来るようになりました。

(その他専用小物も多数あります。ここでは少し割愛)

 

DSC_3240

 

Di2のジャンクションも内装可能になりました。ほとんどのワイヤーと小物が

これで内蔵可能になり、見た目とともに、空気抵抗の低減も成功。

 

このようにとても楽しみな仕様へと進化しました!

 

リムブレーキのフレームセット(パーツキット込)が

税別¥500,000-

ディスクブレーキのフレームセット(パーツキット込)が

税別¥540,000-

という設定です。詳細はこちらのリンクもご覧ください。

 

DSC_3254

 

ででどん!!

そして、早速試乗です!ボトルも貰っちゃったりして、ペダルを装着。

超極太のダウンチューブはBMC然としています。まさにコレだ!

 

DSC_3257

 

リア三角形も凝った作りです。シートステーは細く撓り生むように。

チェーンステーはペダリングパワーをロスしないよう、縦長に。

ねじれに強くなるよう、BB周りからステーの形状も綿密な設計でした。

 

DSC_3259

 

シートポストも前作と同じかまぼこ型。後ろにしなり、縦方向からの

突き上げを往なすようになっています。

 

DSC_3260

 

ヘッドまわりもしっかりと太く、フロントフォークは下に行くに連れ

細くなり、軽量化と必要十分な剛性を保つように。

 

修善寺のCSC、僕は初めて走ったんですが、ホントに

アップダウンばっかりなんですね!かなり疲れました(笑)

 

ちなみに、僕が普段乗ってるバイクは13年のMADONE6

ダイレクトマウントブレーキで、BB下にリアブレーキを搭載するモデル。

セミディープのアイオロス3(チューブラー)を履いています。

 

重量は恐らく殆ど同じ、6キロ台。

 

まず、走り出して思ったことは、車体が捩れないこと。

加速が凄まじく良く、思わず笑顔がこぼれます。

 

下ってから入るカーブも、軽すぎる怖さというが無い。

ヘッドがしっかりしているからか、結構な勢いで突っ込んでもへっちゃら。

そのままの勢いで切り替えして登りに突入しますが、

本来なら、一気にスピードダウンするところが軽さが効いていて

しばらく勢いが衰えません。とっても良く登ります。

 

そして、また下る。これを繰り返すコースレイアウトですが、

下りの最中には嫌な突き上げもほとんどなく、新型シートチューブ形状が

とっても効いていることが確認出来ました。

 

元トレック屋さんの僕の完全なる独断と偏見で発言しますが・・・。

・登りはエモンダ並

・下りはマドン並

正直なところ、シートマスト方式を採用するトレックの車体が

乗り心地的には絶対的なアドバンテージがある思っていましたが・・・。

これは素晴らしいです。

 

DSC_3256

 

なんでも出来る1台をご検討されているお客様にはとってもオススメしたいです!

 

いやぁ、いい経験が出来ました。ありがとうございました。

その後、激しい霧雨に見舞われ、試乗もそこそこに退却の準備。

足早に片付けをしつつ、隣の大型施設、ベロドロームを見学して帰路につきました。

 

DSC_3263

 

 

感動の迫力、素晴らしいトラス構造の屋根。

元設計士の僕はとっても感動しました。

 

DSC_3264

 

 

大迫力の木道バンクもこの通り!観客席と超接近していて

レースでは間近で選手の姿が見れることでしょう。

 

ということで!

ただただ長いブログとなってしまいましたが、近いうちに

店頭にもやってくると思いますので、是非皆様楽しみにしていてくださいね!!

 

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