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[Wilier] 創業111年目の進化!「CENTO 10 NDR」入荷!
by: 高野恵介

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 CA3I0920

 

 

  

 

どうも、こんにちは

 

新宿本館、タカノです

 

 

 

工業技術の発展が目まぐるしい近年

 

自転車業界でも

次々と新しい部品や、それに合わせた規格の登場が見受けられるわけなんですが

 

 

技術が発展する要因には「需要」がありますよね

 

つまり、多くの人がそれを望んだ結果、新しい技術が投入されていく

 

と、いう大きな流れが存在し

 

それがやがて、新基準となり、より大きな発展へとさらに繋がっていくわけなんです

 

 

 

さてさて、本日ご紹介するのは、イタリアの老舗「Wilier」

 

 最 新 作 

 

 

それも、近年の業界の流れを踏襲した全く新しい技術

 

 

入ってるんです!

 

 

 

CA3I0919

 

 

Wilier

 CENTO 10 NDR  ULTEGRA 、ZONDA仕様 

                                                                 ¥560,000(別)

 

サイズ:S

カラー:M.BLK

 

 

昨年、創業110年を記念して登場した「CENTO 10 Air(チェント・ディエチ・エアー)」をベースに

 

より振動吸収性能の向上を目的として再設計されたのが

 

この「CENTO 10 NDR(チェント・ディエチ・NDR)です!

 

 

さらに、今回入荷してきたモデルは通常ラインナップ外のもので

 

ホイールにはミドルグレードの定番カンパニョーロの「ゾンダ」を装備した

 

特別モデルとなっております!

 

 

 

やっぱりこのスタイリッシュなウィリエールらしさ!

 

 

素晴らしい1台です!!

 

 

 

 

さてさて、この「チェント10・NDR」

 

 

 フレームの形状は「チェント10・Air」を元にしてますが

 

振動吸収性能を向上させるための機能に加え

 

近年増えつつあるエンデュランス設計に対応するため、非常に多くの機能が組み込まれております

 

 

それぞれについて、一つづつ見ていきたいと思います

 

 

 


 

 

   ◆ Actiflex(アクティフレックス)

 

振動吸収性能を向上させるために各メーカーが工夫を凝らしているのが

リアステー側の機能です

 

CA3I0921

 

 

ウィリエールが採用したのは、シートチューブの後方でシートステーと分離させる技術

「アクティフレックス」です

 

あくまでもシートチューブはそのまま

 

ステーだけを分離させることでサドル高の変化を無くし、快適性を重視

 

また、推進力の減退も最低限無くす設計を目指した結果が、このアクティフレックスです

 

画像中央のエラストマー(樹脂)部分は交換が可能で、硬さ調整ができます

 

どんな体格の方にでも、どんな路面状況にでも対応する仕組みなんです

 

 

さらに細かい工夫はエンド側にもあります

 

CA3I0923

 

 

湾曲させたシートステーの先

 

ホイール軸よりも後ろに飛び出した位置でチェーンステーと合わせることで

 

よりステーへの衝撃をアクティフレックスに集める設計となっています

 

細かい部分ですが、最大限の衝撃吸収効率を求める強い意思が見られます

 

 

 


 

 

  ダイレクトマウントブレーキ+クイックリリースから

    ディスクブレーキ+スルーアクスルへ変換可能

 

 

このチェント10・NDRの最大の特徴であり、近年の需要によりタイトに応えるための新機能

 

それが、「キャリパー&ディスク変換可能」という仕組みです

 

 

はじめに販売されている状態は「ダイレクトマウントブレーキ」の状態です

 

CA3I0919

 

 

 ご覧の通り、前はフォークの上

後ろはステーの上にダイレクトマウントブレーキが装備されています

 

しかし、ホイール近くを見てみますと

 

 

CA3I0924

 

ディスクブレーキ(ポストマウント)の台座がありますね!

 

さらに、クイックレバーの取り付け位置にもネジが切ってあり

 

フォークエンド金具が交換できる仕組みになっています

 

 

CA3I0925

 

 

後輪側もディスクのマウントとエンド金具が左右両側に存在します

 

 

なので

 

ブレーキはダイレクトマウントブレーキを外して、ディスクブレーキキャリパーへ

 

そして

ホイールは、 別売りの前後エンド金具(15000円程で販売)に付け替えることで

 

フロント100mm、リア142mmのスルーアクスル機構へ変換!

 

 

 

オプション一つで完全なディスクブレーキの車体へ変身してしまうという

思い切った構造となっています

 

 

 今後の規格の展開がどうなっても、その性能をいかんなく発揮できるこの機構

 

ユーザー視点に立った考え方が嬉しいですね

 

 

 


 

 

 ◆ 大口径ヘッド + 新型ステム&ハンドル

 

  CA3I0920

 

 

 

チェント10・Airで採用されていた一体型ハンドルから

ステム、ハンドル分離型へ変更されています

 

角度の調整が簡単になると共に

キャリパーとディスクでのワイヤーの取り回しが変わりますので

それぞれに対応できるようになっています

 

分離式のステムとハンドルながら、多くの場合でワイヤーを内蔵できるのは便利ですね

 

もちろん、上下ともに1,1/4インチに拡大された大口径ヘッドと極太ステムによるハンドリングの性能アップも計られています

 

フルカーボンパーツが初期状態からアッセンブルされている事で

乗ったその瞬間からその最高の乗り心地を体感できるわけです

 

 

まさにフラッグシップらしい仕上がりです

 

 


 

 

 ◆ BBはPF86へ変更

     ステーの左右異型はもちろんそのまま

 

  CA3I0926

 

 

BBの規格はBB386EVOからシマノが基準となるPF86へ変更されました

 

交換や調整のしやすさで定評のある規格にすることで、ユーザビリティが向上してますね

 

 

もちろんBBからチェーンステーの形状は左右で太さを変えてあり

 

剛性と柔軟性のバランスはバツグンです

 

 

 

 

CA3I0919

 

 

 乗って軽いことはもちろん、快適であること

 

そして、高い剛性による巡航性能と伸びのある加速

 

 

見た目の美しさや整備性の高さ

 

 

そのすべてを備えるのが、現代における本当のフラッグシップモデルの姿であり

 

 

それが、この「CENTO 10 NDR」なんです

 

 

展示は1台だけですが、どうぞ、この機会にご覧になってみてくださいね!

 

 

よろしくお願いします!

 

 

ではまた

 

 

 

 


 

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