【SHIMANO】なぜ105？コンポーネント紹介
by: 岩崎猛虎

こんにちは！新宿本館岩崎です！

スポーツバイクの世界に入って3ヶ月くらい経ちましたが、お客様へのご案内を通じて、コンポーネント（自転車を構成する部品群の中で、ギアやブレーキといった部分の総称です）についてお話しすることも多くなり、まだまだ知識不足なところもあり只今、絶賛勉強中です！

そんなわけで、今回はSHIMANOのコンポーネントについて基礎的なところから解説してみようかと思います。一緒に勉強してみましょう！

自転車が好きなご友人や店頭でスタッフとお話したことのある方、雑誌やWEB等でもよく掛かれていることも多い、SHIMANOの105というコンポーネントを例に取り上げつ進めていこうと思います。

コンポーネントにはグレードがあります。

SHIMANOのロードバイクのコンポーネントの場合

Dura-Ace (最上位)

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ULTEGURA

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105 (真ん中)

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TIAGRA

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SORA

⇓

Claris (下位)

このようなグレード順になってます。

・グレード別の違いとは？

実際にこのようなグレードで価格もぐんと差がありますが、どのような所が違うのか、代表的な部分をご説明していこうと思います。

1. ギアの枚数違います。

Dura-Ace、ULTEGRA、105は11速。
TIAGRAは10速。
SORAは9速。
Clarisは8速です。

ギアの枚数が多いと、様々な速度に応じて、最適なギア比を選びやすくなり、ペダルの回転数を一定に保ちやすくなり、安定したペダリングが可能になります。
ギアの枚数が多くなっても速くなったりはしません。

2. フロントの変速性能が違います。

上位グレード位になると変速レスポンスが良くなり、素早く変速が出来ますが、下位グレードになると若干カッチリ感が少なくなりもたつくような感じになります。

3. クランクの剛性も違います。

脚力がある人だと下位グレードではパーツ全体の剛性が下がり、たわみを感じてしまいますが、上位グレードだとクランクアームやチェーンリングの剛性が上がり、力がしっかりと伝わるので踏んだ力を効率よく速度に変換できます。

4. ブレーキ性能も違います。

ブレーキキャリパーの剛性が上がる為、しっかりとしたブレーキングが可能になり、また微妙なコントロールもしやすくなります。特に下り坂でのブレーキングではその差は顕著で、ブレーキ本体だけでなく、STIレバー（シフトとブレーキ操作を行うレバー）のボディが小さい為、手の小さな女性でもより安全にしっかりとしたブレーキ操作を行いやすくなります。

ブレーキは安全性に直結するパーツなのでとても重要です。

安全性を考慮してブレーキのアップグレードをするのオススメです！

5.パーツの寿命も違います。

上位グレードのパーツは軽量な素材を使用していますが、耐摩耗性の高い表面処理や、非鉄金属を使用しているので錆が発生しにくくなっており、耐久性が高くなっています。
また部品の精度も高いので、初期の性能の良さを長く持続することも特徴です。

とはいっても、メンテナンスは必要です！折角の良いコンポーネントでもクリーニングや注油を行わなければ性能はガクンと落ちますので、お手入れもお忘れなく！

・105以上をオススメされる理由

Dura-Ace等の上位グレードはレースを主眼にして開発されているからです。

105は中堅グレードですが、その上位の2グレードと同じ規格を採用している個所も多く、お手頃な価格で上位譲りの高性能を手にすることが出来ます！

下位グレードと比較すると、変速性能、速度調整性能、耐久性がグッと上がり、非日常的な速度を出すレースだけでなく、通勤のように毎日乗る過酷な使い方にも対応できる仕様と言えます。

ここからは、実際に店頭にある自転車を見ながらご説明いたします。