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ワイズロード新宿本館 Y'sRoad shinjuku Honkan
[英語対応可]
2018/08/24 06:04
どうも、こんにちは
新宿本館、タカノです
ロード業界で現在流行系となりつつあるのが、ディスクブレーキロードですが
なんだかんだでキャリパーがまだまだ主流ですよね
と、いうことで
キャリパーブレーキにも
ディスクブレーキにも
一台でどちらにも対応させてしまったロードが
有るんです
本日ご紹介するのは、イタリアの老舗「Wilier」から
Wilier
CENTO 10 NDR ULTEGRA 、ZONDA仕様
¥560,000(別)
サイズ:S
カラー:M.BLK
昨年、創業110年を記念して登場した「CENTO 10 Air(チェント・ディエチ・エアー)」をベースに
より振動吸収性能の向上を目的として再設計されたのが
この「CENTO 10 NDR(チェント・ディエチ・NDR)」です!
さらに、今回入荷してきたモデルは通常ラインナップ外のもので
ホイールにはミドルグレードの定番カンパニョーロの「ゾンダ」を装備した
特別モデルとなっております!
やっぱりこのスタイリッシュなウィリエールらしさ!
素晴らしい1台です!!
さてさて、この「チェント10・NDR」
フレームの形状は「チェント10・Air」を元にしてますが
振動吸収性能を向上させるための機能に加え
近年増えつつあるエンデュランス設計に対応するため、非常に多くの機能が組み込まれております
それぞれについて、一つづつ見ていきたいと思います
◆ Actiflex(アクティフレックス)
振動吸収性能を向上させるために各メーカーが工夫を凝らしているのが
リアステー側の機能です
ウィリエールが採用したのは、シートチューブの後方でシートステーと分離させる技術
「アクティフレックス」です
あくまでもシートチューブはそのまま
ステーだけを分離させることでサドル高の変化を無くし、快適性を重視
また、推進力の減退も最低限無くす設計を目指した結果が、このアクティフレックスです
画像中央のエラストマー(樹脂)部分は交換が可能で、硬さ調整ができます
どんな体格の方にでも、どんな路面状況にでも対応する仕組みなんです
さらに細かい工夫はエンド側にもあります
湾曲させたシートステーの先
ホイール軸よりも後ろに飛び出した位置でチェーンステーと合わせることで
よりステーへの衝撃をアクティフレックスに集める設計となっています
細かい部分ですが、最大限の衝撃吸収効率を求める強い意思が見られます
◆ ダイレクトマウントブレーキ+クイックリリースから
ディスクブレーキ+スルーアクスルへ変換可能
このチェント10・NDRの最大の特徴であり、近年の需要によりタイトに応えるための新機能
それが、「キャリパー&ディスク変換可能」という仕組みです
はじめに販売されている状態は「ダイレクトマウントブレーキ」の状態です
ご覧の通り、前はフォークの上
後ろはステーの上にダイレクトマウントブレーキが装備されています
しかし、ホイール近くを見てみますと
ディスクブレーキ(ポストマウント)の台座がありますね!
さらに、クイックレバーの取り付け位置にもネジが切ってあり
フォークエンド金具が交換できる仕組みになっています
後輪側もディスクのマウントとエンド金具が左右両側に存在します
なので
ブレーキはダイレクトマウントブレーキを外して、ディスクブレーキキャリパーへ
そして
ホイールは、 別売りの前後エンド金具(15000円程で販売)に付け替えることで
フロント100mm、リア142mmのスルーアクスル機構へ変換!
オプション一つで完全なディスクブレーキの車体へ変身してしまうという
思い切った構造となっています
今後の規格の展開がどうなっても、その性能をいかんなく発揮できるこの機構
ユーザー視点に立った考え方が嬉しいですね
◆ 大口径ヘッド + 新型ステム&ハンドル
チェント10・Airで採用されていた一体型ハンドルから
ステム、ハンドル分離型へ変更されています
角度の調整が簡単になると共に
キャリパーとディスクでのワイヤーの取り回しが変わりますので
それぞれに対応できるようになっています
分離式のステムとハンドルながら、多くの場合でワイヤーを内蔵できるのは便利ですね
もちろん、上下ともに1,1/4インチに拡大された大口径ヘッドと極太ステムによるハンドリングの性能アップも計られています
フルカーボンパーツが初期状態からアッセンブルされている事で
乗ったその瞬間からその最高の乗り心地を体感できるわけです
まさにフラッグシップらしい仕上がりです
◆ BBはPF86へ変更
ステーの左右異型はもちろんそのまま
BBの規格はBB386EVOからシマノが基準となるPF86へ変更されました
交換や調整のしやすさで定評のある規格にすることで、ユーザビリティが向上してますね
もちろんBBからチェーンステーの形状は左右で太さを変えてあり
剛性と柔軟性のバランスはバツグンです
乗って軽いことはもちろん、快適であること
そして、高い剛性による巡航性能と伸びのある加速
見た目の美しさや整備性の高さ
そのすべてを備えるのが、現代における本当のフラッグシップモデルの姿であり
それが、この「CENTO 10 NDR」なんです
展示は1台だけですが、どうぞ、この機会にご覧になってみてくださいね!
よろしくお願いします!
ではまた
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