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【社内試乗会】史上最速エアロ乗り比べMADONE SLR vs SYSTEMSIX HI-MOD
by: 千原裕年

毎度どうも、ワイズロード新宿本館の千原でっす。

 

先日、ワイズロード社内限定試乗会に参加して参りました。

去年は雨の中を頑張って走ってましたが、今回は前半晴天に恵まれ良いライド日和。

そして色々なメーカーさん、ブランドが大集結し乗り倒しましたよ。足がパンパンです。

さて、私の試乗会でのコンセプトは30万円前後でDISCブレーキ仕様の新型エアロロード。

……だったのですが、まぁMADONEとSYSTEMSIXも乗りたいよね。ってことで浮気しました。

ちなみに私は6年同じエアロロードに乗っているので、そろそろ買い替えを検討しており、

最終的にどちらかを購入するので超真剣インプレです!

 

 

 

TREK 19年新型モデル MADONE SLR

 

vs

 

cannondale 19年新型モデル SYSTEMSIX HI-MOD

 

 

 

現在、世界最速バイクの一つに数えられるMADONE SLR。

前年のMADONE 9や今年のMADONE SLから大きくフレーム形状を変え更なる快適性を獲得。

空力性能とフレーム重量は前作から落とすこと無く、新たにISO SPEEDテクノロジーを

トップチューブに採用し、ディスクブレーキ対応フレームも出ました。。。

 

 

 DSC_0642

 

 

写真で見ると前作MADONE SLと変わりなさそうですが、

トップチューブ後方のシートチューブとの交差部分でエラストマー発見。

トップチューブ裏のボルトを緩め、サドルを後ろから前に押してやると、

トップチューブ裏に内蔵されているダンパーが広がり、ツマミ位置を調整すると

レーシングからエンデュランスまで対応できます。

 

 

DSC_0645

 

 

裏から見ても各チューブが繋がってないのが見て取れます。

 

 

DSC_0644

 

 

ちなみに、MADONE SLRは漕ぎ出しの低速域から高速域までのタイムラグが少なく感じ

加速感はかなり高い。スピードが落ちるのも緩やかで改めてエアロ効果の高さを実感しました。

ハンドリングも素直で癖はないですね。振動吸収能力はISO SPEEDを最大限まで柔らかくして

ちょっと道路のひび割れている悪路を走ってみてもエアロロードの中ではかなり快適。

安定感が高くスプリント時のダンシングも安心してハンドルを振って進める。

個人的にはバイクの挙動を一番気にするので、その点は良かったです。 

 

 

DSC_0649

 

 

そして、今年からDISCブレーキ仕様も登場しケーブルルーティンや楽に

ヘッドチューブのウィング形状が無くなり整備面も考えられている点も高評価。

前作のワンピースハンドルも形状変更され全体的にブラッシュアップされました。

まさしく走攻守揃ったオールラウンドエアロロードですね。

う~ん、全く遜色つけようが無い優等生なバイク。

 

 

 

続いて、お次にCANNONDALEが満を持して発表したSYSTEMSIX!!

キャノンデールが提唱する世界最速理論を詰め込んだエアロロードです。

エアロでは一番後発ですが、後発だからこそエアロロードの良い所を詰め込んでます。

フレーム形状はTHE・AEROって風貌。後輪に合わせカットされたシートチューブや

インテグレーテッドデザインのヘッドとフォーク。コンパクトなリアトライアングルなど。

上記のMADONEとは対照的なフレーム形状です。

(逆に言えば、MADONEはあれで空力最強と言われてるので恐ろしいです……。)

 

 

DSC_0634

 

 

SYSTEMSIXはKNOTハンドル、ステム、ホイールなどSYSTEMSIXに合わせたパーツが特徴。

まさしくコンプリートバイク。今後パーツ交換で悩む必要が無いと言えます。

KNOTホイールが64mmリムハイトでかなりインパクトありますね。超カッコイイです!

個人的にはガッツリエアロが好きなので見た目はMADONEよりSYSTEMSIXの方が好きです。

 

 

DSC_0636

 

 

ハンドル周りもスッキリしてますね。

各ブランド、ケーブルルーティンはかなり悩みどころですが、

SYSTEMSIXはコラムスペーサーがパッカーンと外れる様になってかなり整備楽そう。

整備が楽っていう事は個々人でイジる楽しさも生まれるので一般ライダーにも良さそう。

 

 

DSC_0640

 

 

さてさて、SYSTEMSIXの正直インプレ、キャノンデールの展示会で一度乗った時と比べると

全くの別物に思いました。展示会では47サイズでタイヤの空気圧4barで乗ったのですが、

その時は正直あまり良く思いませんでした。今回は51サイズに跨り空気圧は5.5bar。

漕ぎ出しは確かに重い感じはありました。が一度走り出すと後は足が楽ですね。

サイコン付けてなかったですが体感40km/h近くでの巡行時はホイールの影響もあり

高速巡行時では一番良いと思います。止まる事が無ければ平坦トップクラス。

スプリントでダンシングするときは、ゴリッゴリッっと進む感じですね。

登りもゴリゴリ進む感じ。縦に硬いエアロロードの乗り心地そのままでした。

 

 

DSC_0635

 

 

 

やっぱり出だしと登りはちょっと弱いけど、エアロロードらしい平坦路が得意な一台。

今回乗ってSYSTEMSIXのコンセプトを再確認出来て良かったです。

ちなみに、HI-MODモデルは全てFSAのPOWER 2 MAXクランクでパワー計測できます。

 

 

全てに整ったオールラウンド性能の高いMADONE SLR

やはり平坦での伸びが良く、軽く漕いでも高速走行が可能なSYSTEMSIX HI-MOD

甲乙つけがたいとはまさにこの事。

私は、う~ん。まだまだ悩みたいと思います。

 

ちなみに新宿本館では、MADONE SLとSYSTEMSIX ノーマルモッドを在庫しておりますので、

フレーム形状は見て頂く事が可能です。

当店でも新型MADONE SLRもSYSTEMSIX HI-MODも何台か注文頂いており、

注目度の高さが覗えます。気になる方は新宿本館で是非ご相談を。

 

2018/10/23 千原

 

 


 

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