【ワイズロードスタッフ試乗会】大大大注目マシン【BRIDGESTONE RP9】試乗させて頂きました
by: 小平陽大

みなさんこんにちは。Y’sRoad実業団のコダイラです。今回は発表前から大きな注目を集め、日本ブランドのBRIDGESTONEから満を持してリリースされたRP9に試乗してきました。そんな大大大注目マシンをご紹介。

1 BRIDGESTONE RP9
2 仕様
3 注目ポイント①
4 注目ポイント②
5 インプレ

BRIDGESTONE RP9

参考価格 : ￥1,210,000-(税込)
Size : 486(490)
Color : Racing Black

仕様

・SHIMANO DURA-ACE Di2(12s/R9250)
・DT SWISS ARC1100 DICUT50

注目ポイント①

特徴的なのはBB周りの造形。メーカーさんにお伺いしたところ、他社の動きに追従せずプレスフィットBB方式を採用できているのは内部のアルミ部分に秘密があるそう。綺麗に処理された内部加工であれば音鳴りなどの諸症状が抑えられ、それ以外のメリットを享受し易いように設計されたそうです。またBB圧入部の両サイドから覆うように形作られたチェーンステーによって空気の「抜け」が良くなり、空力効果の向上が見込めると仰っていました。

注目ポイント②

こちらの完成車には先日発表されたばかりのSHIMANOの新型DURA-ACE Di2(12s/R9250)が搭載。もとより同社のDi2は抜群の変速性能を持っていますが、今作のフロント変速はさらに高速化しており驚くほどスムーズなシフトチェンジを実現していました。またシートステーは空力設計を加味した形状となっておりまさしく「オールラウンダー」としてのスペックを持ち合わせた非常に優秀なマシンに仕上げられていました。

インプレ

ダンシング/シッティングともにパワーを掛けた際のカカりが良く、加速感はもちろんのこと登坂性能にも磨きがかかっていました。細身なシルエットからは想像がつかないような抜群の空力性能であり、さらに軽量性を兼ね備えたことからこれ一台でロードレースはお手の物でしょう。BRIDGESTONEが世界を制したトラックバイクからの情報をもとに開発し、国内トッププロたちが駆る文句なしの「超優等生」マシンでした。完成車アッセンブルからホイールを換装したり、タイヤをチェンジすることでさらに多くの選択肢が見えてくると感じました。最後になりますがこうした情勢下でも感染症予防策を講じ、開催に漕ぎつけてくださった関係者及びメーカーさんにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。