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【レースレポート】アジア選手権に出場しました!
by: 植竹海貴

こんにちは、Y’s Road実業団所属、植竹です。

先日タイのラヨーンで開催された、第42回アジア選手権ロードレースに出場しました!

強化指定選手に選出され、初めて日本の代表として海外遠征に行きました。

 

 出発

レースは12日ですが、9日に日本を出発しました。スタッフ陣はTTに出場する選手と共に一足先に現地入りしていたので、私はロードに出場する選手と空港で集合してタイへ出発しました。9日はホテルに着いたのが夜だったのでご飯を食べてすぐに寝ました。

10日と11日はコースを試走したり、コースを車で見て回ったりとコースの予習をしました。

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また、樫木選手から有力選手の情報を聞いてマークする選手を覚えるなど、レースに備えました。

タイの気温は35℃前後で、晴れたり曇ったりスコールが降ったりと変わりやすい天気でした。湿度が高く、朝晩も30℃近くあり、外はずっと暑かったです。ホテル内は冷房が効いていてとても涼しく少し寒いくらいでした。

食事はほぼずっとホテルのバイキングを食べていました。タイ料理だけでなく、洋食や中華っぽいものなどもありましたが、どれも少しエスニックぽい味付けでした。フォーは初めて食べたけれど、優しい味付けでおいしかったです。

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レース当日

大会バスでホテルからスタート地点まで移動しました。

この日は試走をした日よりも日差しが強く結構暑かったです。サイコンのデータでは平均気温は37℃でした。

レース前

出走前のバイクのチェックは日本とは違い、モーターが入っていないかのチェックでした。ポジションや重さのチェックはありませんでした。

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出走サインをしてスタートラインに並びました。

スタート前のカウントダウンにラウンドガールみたいな女性が歩いていて、日本との違いを感じました。歩き始めた時がスタート1分前なのか、歩き終わった時なのかが良く分かりませんでした。

 レーススタート

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コースは23kmの周回コースを2周してから63km走る、計109km、約500mアップの平坦基調のコースでした。女子エリートと女子U23の混走で、計84名が出走しました。

スタート直後のコーナーでイン側の砂利に突っ込んで落車している選手をみて、落車しないように気を付けて走ろうと思い、少し前との車間を開け気味で走りました。すると、他選手は前の方に位置を上げていくので、あっという間に集団の最後尾に来てしまいました。集団内での位置取りが難しく、うまく位置を上げられないまま集団の後方で前半の周回コースを終えました。

定期的にアタックがかかるものの、ほぼ平坦で道が真っすぐで見通しが良いのもあり、逃げ集団ができることはほぼありませんでした。

道幅が広くなった中盤からは逃げ集団に乗ろうとアタックに反応する動きに加わりました。前の方に位置取っているとアタックに反応できるのですが、吸収されるとすぐに集団に埋もれてしまい、自由に動けないことも多かったです。アタックをチェックするだけで先頭交代をしない選手も多く、決定的な逃げ集団ができることはなく大きい集団のままでした。

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※画像はYouTubeの配信画面より拝借いたしました。

残り5kmくらいから集団スプリントを意識した位置取り争いが始まり、うまく集団の前の方へ上がれず、少しずつ後ろの方へ行ってしましました。最終コーナー手前で斜め前の選手が落車し、前の選手もバランスを崩したので私もバランスを崩してブレーキしてしまい、前と間が空いてしまいました。

集団はすでにスプリントを始めてしまい、追いつけず集団の後方60位でゴールしました。

 

感想

日本の女子レースとは全くの別物で、80名近くの大きな集団でのレースはあまり経験が無いのではじめは少し怖かったです。110kmで500mアップという、平坦基調のコースでは逃げ集団の形成も難しく、大集団でのスプリントになってしまいました。スプリントでは勝ち目がなかったので、うまい事逃げ集団に乗れたら良かったのですが、逃がしたくないチームも多かったようで、決定的な逃げ集団は形成されませんでした。私も自分から攻撃を仕掛けるような積極的な走りができなかったので悔いが残るレースになってしまいました。大集団の中での位置取りはほとんど経験がなかったので難しく、集団に埋もれて後方に行ってしまうことが多かったです。

初の海外レースでだったので、他国の選手がどのくらい走れるのか、この中だと自分の実力がどのくらいなのかが全く分かっていなかったのですが、今回のレースを走って平坦なら先頭集団についていける力はあることが分かり安心しました。機会を頂ければ今回の反省を生かしてもっと積極的な走りをしたいです。

初めての海外遠征で不安もありましたが、帯同スタッフの方々や、今回チームメイトだった選手の皆さんのおかげで良い遠征になりました。アジア選手権を走るという貴重な経験ができ、得るものも大きかったです。また、怪我や体調を崩すことも無く、機材も無事なまま帰国できて良かったです。

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最後になりましたが、遠征に関わって下さった方、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!

 

使用機材

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フレーム:COLNAGO V3-RS DISC
コンポ:SHIMANO R9270系 DURA-ACE Di2
ホイール:SHIMANO WH-R9270-C36-TL
タイヤ:Continental Grand Prix 5000S TR 28C
ハンドル、ステム:DEDA ALANERA
サドル:PROLOGO DIMENSION NACK Miki Uetakeシグネチャーモデル
ギア:フロント52-36T、リア11-30T
プーリー:CDJ R9250 V3PLUS BIG PULLY オリジナルペイントver
チェーンルブ:Muc-Off LUDICROUS AF
ペダル:SHIMANO DURA-ACE R9100
サイコン:GARMIN EDGE530
ジャージ:PEARL IZUMI エアスピード ジャージ
ソックス:R×Lソックス 550R
シューズ:SHIMANO S-PHYRE RC902
ヘルメット:KABUTO AERO-R2
補給食:Mag-on エナジージェルLemon Flavor

 


  


 

 

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