【Bianchi】“進む”ロードバイク
by: 松野 海丸

こんにちは、新宿本館のまつのです。

先日の記事で、Bianchiの軽量オールラウンダー、SPECIALISSIMA PROに試乗させて頂いた旨を書かせて頂きました。

Bianchiといえばスペシャリッシマと並んで二大巨頭となるレーシングバイクがOLTREシリーズでしょう。今回は前者と比較する意味も込めて、グレードは違いますが乗ってきました。

OLTRE RC 試乗車仕様

Bianchiを代表するエアロロードシリーズ

オルトレシリーズはBianchiを代表するレーシングラインでありエアロロードです。前作のオルトレ XRシリーズから大幅に形を変えたハイパーバイクで、設計のポイントとしては最も空気抵抗を受けるライダー自身も含めての空力性能の向上。空気抵抗のうち、バイクにかかる割合は20％程度。詰まる所、ライダーにかかる割合は残りの80％であるという事実。設計思想については以前記事を書かせて頂いていますのでそちらをご覧ください。

仕様

試乗車の細かい仕様を見ていきたいと思います。

前輪と後輪に大きく追従するフレーム形状はクリアランスを極限まで縮め、乱気流の発生を抑制。見た目のインパクトで“エアロロードだな”と直感的に感じさせる形状をしています。

BB周りはとてもマッシヴ。剛性の高さが乗る前から想像できるほどの逞しさとなっています。

フレームにはレーシング分門レパルトコルセと刻まれ、トップレースで本格的に戦うバイクであるという決意を感じます。やっぱりチェーンステイはふっといですね。。。

特徴的な一体型ハンドルにヘッドチューブのエアディフレクター。ディフレクターの内側を空気が通り、足周りの空気圧を下げます。バイオミメティックスなフレーム形状です。

サドルもレパルトコルセ。カーボンベース。

スペシャリッシマと比較して

やはり速度維持性が高く、スペシャリッシマよりも剛性感が高く感じました。カーボンレールのサドルも相まってか乗り心地もよく、最上位のグレードはカウンターヴェイルが搭載されていないのですが近年ワイド化するタイヤのグリップも相まって全く硬いとは感じさせない乗り心地に仕上がっています。この辺りの繊細さが流石Bianchiといったところ。レーシングバイクらしいクイックと速度維持性が高いと感じました。

癖がないのがスペシャリッシマ。ガンガン突っ込んでいきたいならオルトレ、というありきたりな感想になってしまいましたが走りの上質感も忘れないBianchi、おすすめです。

  

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