【上下】ボトルケージを機能で選ぶ【開閉】
by: 田端

ボトルケージは、カラーやブランドで気軽に選べて
カラーアクセントにもしやすい「買いやすい」アイテムです。

一方で、補給という「自転車乗りの日常と生命線」を
支える機能を担うパーツであり、キツイゆるいと言った
些細な印象の差が予想外のストレスになることもあります。

 ELITE CUSTOM RACE PLUS  {SKIN ｿﾌﾄﾀｯﾁBLK} ￥2,400 (税込)

 おそらく今最もスタンダードなモデルでしょう。
一般的な500mlボトルの半分よりやや上をホールドし
荒れたコースでもしっかりとボトルを支えてくれます。
人によっては「キツイ」「硬い」と感じる場合もあります。

ELITE CANNIBAL BIO BASED  {SKIN ｿﾌﾄﾀｯﾁ} ￥2,700 (税込)

こちらはボトルの下寄りを主にホールド。
少し斜めにアクションしても引っ掛かりは無く
疲れて力無くボトルに手を伸ばしてもスムースに取り出せます。
こちらは、パワフルなライダーには「落っこちそう」と言われてしまうことがあります。
この辺りはお好みなので、今使っているものとの比較でお選びください。

上下、どちらで抑えるかという要素の他に
開いている・閉じているというのも
使い心地に大きく影響する場合があります。 

LEZYNE MATRIX TEAM CAGE {BLK/WHT} ￥3,960 (税込)

 先程のCANNIBALに似て下側を抑えつつも、
肉厚なプラ素材がつながった「閉じた」構造で高い保持力を発揮。
デザインからは想像できない安定感です。

BONTRAGER BAT CAGE ￥1,990 (税込)

こちらもプラ素材。しかし真ん中部分はつながっておらず
抱え込むような構造。
肉厚な素材がしっかりとしなり「開く」ことで
保持力と手応えがありながら
驚くほどスムースなアクションを実現。

これらの要素に目を配ってケージを選んでみると
「取り出しやすいけど貧弱」「格好はいいけど硬くて取り難い」
といった失敗を避けることができ

“素材はしっかりしているが、それほど硬い感触はない”
“価格はお手頃だが、抑える部分がしっかりしていてツール缶を入れるのに良さそう”
“やや値段は張るが、カーボンの薄さとしなりで取りやすく、かつ安心感がある”
“少し斜めにこじる余裕があり、苦しい局面でもラフにボトルに手が伸ばせる”

などなど、両立し難そうな機能の組み合わせから
好みのバランスを見つける、予想できるようになります。
補給のクオリティアップはライドのクオリティアップです。

  

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