【スタッフブログ】チューブレスタイヤの交換とリムテープ交換のお話し
by: 表田陽来

こんにちは、新宿本館の表田です。

最近タイヤが摩耗してきたのでタイヤ交換しました。ついでにリムテープも交換したのでそのお話をします。

1 交換の経緯
2 ニュータイヤ+α
3 作業風景
4 インプレ
5 最後に

交換の経緯

元々はシュワルベのONEを使用していました。使用期間は一年ほどで通勤メインとたまにサイクリング程度なので走行距離は4000kmほどです。

走行していてグリップが落ちているのを感じたのと、タイヤ表面にひび割れも見受けられたので交換しました。

ニュータイヤ+α

新しく選んだタイヤはピレリのP ZERO RACE TLR RSです。

以前からピレリのタイヤは愛用しており、もちもちとした乗り心地を気に入っていました。シュワルベONEを使用中に新作のハイエンドタイヤが発売されていたので、ずっと使ってみたかったこのタイヤを選びました。

サイドウォールがクリーム色のRETROカラーで30cのものをチョイス。自分の車体が黒基調でホイールもほとんど柄がないのでタイヤで色を付けてみようと思いこちらのカラーに。タイヤサイズは以前は28cでしたが乗り心地と安定性の向上を求めて30cにしてみました。

チューブレスレディなのでシーラントも必須。ということでこちらも最近発売されたMUC-OFFのロード＆グラベルシーラントを使用。

MTB用と異なるサラサラとしたテクスチャのシーラントで最大7mmの穴をふさぐ性能を持ちます。もともとMUC-OFFのMTB用シーラントを使用していましたが、フィルモアバルブからのシーラント追加のしやすさを考えてこちらのシーラントにしました。

リムテープはRESERVEのリムテープです。自分が使用しているホイールがRESERVEのホイールなので純正品を使用しました。

リムテープも消耗品です。1年程で交換しないとテープの糊が固着してしまい、余計に交換が手間となります。定期的に交換しましょう。

そして今回リムテープを交換するという事でこんなケミカルを買ってみました。

こちらはMUC-OFFのグルーリムーバーと言ってリムテープの糊やシーラントの清掃に使用するクリーナーです。

作業風景

とりあえずタイヤとリムテープを外した状態がコチラ。

タイヤを外した時にリムの外にもシーラントが付いてしまいました。リムの内側はリムテープが思いのほかキレイに取れたのでそこまで汚れていませんが、やはり糊が少し残っていました。なのでここにグルーリムーバーをぶっかけます。

外側についたシーラントも落とすために全体的に散布しました。この状態で5分放置すると、

こんな風に糊やシーラントが浮いてはがれやすくなります。こうなれば後はウェスで拭き取ればオッケーです。注意点があります。グルーリムーバーは石油系成分を含んでいるため使用後はリムテープを貼る前に必ず脱脂を行ってください。私もパーツクリーナーで脱脂してから取り付けました。リムテープ貼付け後がこちらです。

タイヤを付けてしまうと見えなくなりますがRESERVEのロゴが主張が激しくてカッコいいですね。ここにタイヤを取付ながらシーラントを流し込んで完成です。私の使用しているバルブはバルブコアが外せないので今回はタイヤを片側だけはめてシーラントを流し込んでからもう片側をはめるという方法でシーラントを入れました。車体に取付けた状態がこちら。

今まではタイヤも含めて真っ黒な車体でしたが、タイヤのカラーがいいアクセントになって映えるバイクになりました。

インプレ

28cから30cにしたことでまず安定感が増しました。28cを履いていた時はタイヤの膨らみ方で中央がとがるようになり、ダンシングの時にふらついていました。30cにすることでより丸に近い膨らみ方となり、安定した接地の感触になりました。また、タイヤの重量はシュワルベワンからP ZERO RACEに変えてメーカー表記で20gほど軽くなっており、ワイドタイヤ化して漕ぎ出しの重さなどは感じませんでした。セカンドグレードのタイヤからハイエンドに交換したので当然といえばそうですが。P ZERO RACE TLR RS自体はハイグリップで転がりの良さを感じます。ですが、PIRELLI独特のもちもちとした乗り心地も残っており満足のいくタイヤ交換でした。