【新型速報】歴史的な記録を手助けしたエアロロードがモデルチェンジ！！
by: 三上玄

あの歴史的記録を支えたエアロロードがモデルチェンジ！

1 歴史あるイタリアンブランドのエアロロード
2 Wilier Firante SLR ID2
- 2.1 フレームがエアロになっただけではない！
3 展開カラー
4 性能もデザインも大幅アップデート！

歴史あるイタリアンブランドのエアロロード

マーク・カヴェンディッシュ選手がツールドフランス通算35勝目を記録した際に使用していたモデル【FIRANTE SLR】が更に進化します。

Wilier Firante SLR ID2

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新たに登場する第二世代(ID2)「フィランテ SLR ID2」は、その性能をさらに進化させ“エアロダイナミクス”にフォーカスを当てた一台です。軽さと剛性は第一世代で既にトッププロ選手が証明をしていました。そこにUCIレギュレーションの変更を契機に、開発陣は徹底的な風洞実験とCFD解析を実施したとの事です。

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流線型のチューブ形状、統合された各種コンポーネント、そしてジオメトリーの最適化によって、シルバーストーン風洞実験の結果は従来比 -13.6%の空気抵抗削減（条件：50km/h・ヨー角0°）を成し遂げました。ライダーを含む実走環境においても -4.5%の空気抵抗削減を実現しました。CFDシミュレーションの推定値は-12%と-3.6%で、フィランテSLR ID2の潜在能力の高さを表しています。
フィランテ SLRとの比較では40 km/hの速度を維持しながら、14.15ワットも節約できます。70 kmのコースを 290ワットで実走した場合、約1 分 45 秒の短縮(専用ボトルケージ+専用エアロボトル装着の場合、専用エアロボトルケージ+汎用ボトル装着の場合は約1分25秒の短縮)という結果だったそうです。プロもアマチュア問わずレースの高速化が進んでいますので大きなアドバンテージになるかと思います。

フレームがエアロになっただけではない！

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UDHリアディレイラーハンガー採用されることで入手性と整備性がアップしました。またフロントディレイラーも脱着式を採用し、フロントシングル仕様でも無駄なく組むことができます。最大歯数は56Tとなっております。Di2バッテリー設置位置がBB後部に新設されました。低重心化によりコントロール性・安定性向上、飛行機輪行・トラブル時などのアクセス性が向上しています。最大タイヤクリアランスは34mm！さらにUDH化により僅かにリアホイールベースが延長しています。これによりレースだけではなくロングライドにも使いやすくなったいます。細かいところではパワーメーターのマグネットを取り付けるためにクランク側チェーンステー部に凹みが設けられています。レース機材としてだけでなく多方面で進化しています。