【DE ROSA】最新バイクに乗ってきました。
by: 松野海丸

こんにちは、新宿本館のまつのです。先日、日直商会様をはじめ多くの代理店様のご協力により様々なバイクを試す機会を頂きました。今回もDE ROSAの最新バイクに乗ってきました。

SETTANTA

まず乗ったのはSETTANTAです。

ウーゴデローザの息がかかった最後のモデルでDE ROSA70周年を記念してリリースされた同社のハイエンドレーシングバイクです。リリース以前はエアロロードSKと軽量オールラウンダーMERAKがレースでは主役でしたが、このSETTANTAはその2者に置き換わるかたちでアサインされた究極のオールラウンダーです。

乗ってみて、一言で言えば“非常に軽快”という印象で踏んだ分だけ前に進んでくれる感触を掴めました。反応性はそのままに、過度な硬さを感じることもなく、過去リリースされたモデルも彷彿とさせる乗り味はどこか安心感を覚えます。シートポストはゼロオフセットとなっており、レーシーなジオメトリは他ブランドと比較しても遜色ないものです。他社の最新モデルと比較するとハンドリングは控えめで、例えばORBEAのORCAシリーズなどはかなりクイックな印象を受けましたが、SETTANTAは自然な乗り味で、直進安定性とのバランスもよく、レースだけではなく、ロングライドにも悪くないんじゃないかなと思いました。

IDOL

今回は比較手段としてIDOLにも乗ってみました。先日デリバリーが開始されたばかりの新型モデルです。

弓形のフレーム形状がより洗練され、デザイン性の高いモデルになりました。軽量化をそこまで狙ったモデルではなく、直進安定性をしっかり確保したモデルでした。フレームの振動吸収性にスルーアクスルの剛性感がよくマッチしており、心地よく乗れる1台です。ロードバイクらしいクイック感を適度に残しつつ快適性を確保したモデルです。ロングライドやサイクリングで乗りまわしたい1台でした。自分は乗らなかったのですが、カーボンホイール仕様の試乗車もあったようで、乗り比べるとやはり漕ぎ出しの軽さが際立つようで、足回りで2、300gの軽量化はかなりインパクトがあるのだなと思いました。勿論、ハブの性能など転がり性能に関わるところも大きくアップグレードされていることとおもいますが。

SETTANTAの話に戻りますが、試乗車にはZONDA GTがアッセンブルされており、結構イマドキの仕様に。しかし、フレームから考えるとカーボンホイールをあわせる方が多いのではないでしょうか。足回りのアップグレードは本当に効果が高いので、このバイクの本気を体感してみたいなとも思いました。

IDOLはカーボンハンドルがアッセンブルされており、当店に先日入荷した物も同じ仕様だったと記憶していますがこれが思った以上によかったです。適度な剛性感で乗り心地も良く、リーチも長すぎずステムとあわせておすすめです。

やはりレーシーなのはセッタンタでしたが、少し太めのタイヤとカーボンホイールで走ってみたくなりました。IDOLは多くの方にオススメできるモデルでセッタンタよりもクセが少なく、過酷な長距離ライドのお供になるでしょう。日直商会様をはじめ多くの代理店様、今回はこのような機会をいただきありがとうございました。