自転車のメンテナンスについて
by: ヨコカワ

毎年ワイズロードが開催している「バイクデモ」。その前日ワイズロードスタッフ向けに行われる社内試乗会に今年も参加しました。バイクデモ同様、社内試乗会では各ブランドの車体に試乗できるのですが、問屋さんがおこなう商品セミナーも充実しています。今回は自転車のメンテナンス用ケミカルで有名な「FINIS HLINE」のセミナーに参加させていただきました。

1 FINISH LINEとは
2 メンテナンスの基本＝チェーン洗浄
3 PRO CHAIN CLEANER
4 ディグリーザーはいろいろあります
5 水洗いは必要？水洗いの方法は？
6 洗浄のあとはチェーンオイルで快適に
7 最後になりましたが

FINISH LINEとは

多くのトッププロチームのメカニックも愛用するケミカルブランドで1988年以来、選手やスタッフと密接に協力し合い製品の開発を行っているブランドです。

メンテナンスの基本＝チェーン洗浄

チェーン洗浄といえば、水なし簡単チェーン洗浄でおなじみ「WAKO’S」さんの洗浄セットが当店でも定番商品として売れています。こちらは初心者の方でも使いやすいようにチェーンクリーナー、マルチクリーナー、チェーンルブ（オイル）の3本がはいった「簡単メンテナンススターターキット」としても店頭で販売されています。2週間～1か月に1回程度こまめにメンテナンスする場合はこちらの商品がおすすめかと思います。しかし、メンテナンスを怠たってしまいチェーンの汚れがひどくなってしまった‼というときにおススメ↓↓↓↓

PRO CHAIN CLEANER

誰もが心のどこかで気になっているあの商品です。こちらの商品はクリーナー本体にディグリーザーを入れ、そこに車体のチェーンをセッティング。クリーナーのハンドルレバーを回転させることによりクリーナー内部にセットされているブラシが回りチェーンの汚れをかき出してくれるという商品です。本体のそこにはマグネットがセットされており摩耗したチェーンの粒子（鉄粉など）を吸着してくれるという優れた機能を備えています。

ディグリーザーはいろいろあります

ディグリーザーと呼ばれるものには、油分で汚れを落とした後水洗いが必要なものと、速乾性で水洗いが不要なもの（パーツクリーナーと呼ばれるものなど）があります。今回ご紹介するPRO CHAIN CLEANERキットには、同社から発売している「ECOTECH BIKE CHAIN DEGREASER」がセットでついています。エコバイクチェーンディグリーザーは大豆から抽出した溶剤を含む100％活性成分で作られた万能ディグリーザーで、金属部分の汚れに十分な洗浄力を持ちながらゴム製のパーツなどに対しても安心して使うことができます。
※メーカーの注意文として金属部分以外の使用は目立たない部分でテストするよう記されています。

水洗いは必要？水洗いの方法は？

今回ご紹介したディグリーザーを使用した場合、やはり水洗が必要となります。ディグリーザーの油分を落とさないまま新しいオイルを注油してもディグリーサーの油分によりオイルをはじいてしまうからなんです。WAKO’Sのチェーンクリーナーも水洗いの代わりとしてマルチフォーミングクリーナーを使用することで油分を落とすという手法を使っています。マルチフォーミングクリーナーも水あらいほどではないですが多少周囲へ飛び散ることはあります。

FINISH LINEさんの実演ではディグリーザーを入れてチェーンを洗浄したあと、中性洗剤などを少量まぜた水をクリーナー本体にいれかえ洗浄、そのあとに水のみを入れ洗浄するのが良いと説明されていました。洗浄中は多少チェーンについた水が下に垂れますが、水は多く使用することはなく車体の下に新聞紙をしいたり、ベランダなどのちょっとしたスペースがあれば作業が可能かと思います。

洗浄のあとはチェーンオイルで快適に

FINISHLINEさんから、いろいろなタイプのオイルが販売されています。使用目的にあったオイルを選びましょう。

○DRY BIKE LUBRICANT

最も定番のオイル。埃や砂塵などが付着しにくくオンロード・オフロードどちらにも適しています。

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○WET BIKE LUBRICANT

雨の中、オフロードなどにおすすめ。耐久性、防水性に優れた雨の日通勤などにも使えます。

○CERAMIC WAX CHAIN LUBE

ワックスコーティングでチェーンの摩耗を軽減してくれるオイルです。

○CERAMIC WET CHAIN LUBE

レースに使用するならこれ。こまめに洗浄することで潤滑剤としても使用できコーティングに加え潤滑性を発揮。

最後になりましたが

各メーカーさんとお話しさせていただくと、海外に比べると日本はオーナー様自身で車体のメンテナンスをする方の割合が少ない、というお話を伺いました。スポーツバイクはメンテナンスによって使用できる長さも変わってきます。ワイズロード新宿本館ではスポーツバイクのメンテナンス用品を多数揃えています。気になる方は店頭にてスタッフまでお問合せください。