フィッティングについて
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フィッティングについて
基本的な考え方
- ●人の体は十人十色、一人として同じ体の人はいない
プロのポジションを「形だけ」真似るのは逆効果。自分自身に合っている事が重要。 - ●サイズの合っていない自転車は、履けないシューズと同じ
快適にパフォーマンスを発揮するには、まずサイズが重要。 - ●バイクに体を合わせない、体にバイクを合わせる
自転車は道具に体のフォームが依存する特異なスポーツ。体を基準にポジションを設定する。 - ●高級機材よりもフィッティング
高級機材にお金を掛けるのも良いが、それを活かすも殺すもフィッティング次第。
フォーム・ポジション・サイズについて
フィッティングを語る上で正しく把握しておきたいこの3つの言葉の正しい定義
-
●フォーム
人間が作る「体勢」。自転車の場合、自転車上でライダーが作る体勢。運動効率が最大化され、かつ体に負担の無いフォームが理想。このフォームがまず優先され、これを支えるようにポジション(サドル、ハンドル位置)を設定する。
自転車に体を合わせない、体に自転車を合わせる。 -
●ポジション
自転車上の「ペダル」「サドル」「ハンドル」が成す位置関係。機材スポーツである自転車では、フォームはこのポジションに依存して決まってしまう。ゆえに正しいフォームがまず先にあり、それを支えるようにポジションが後から付いてくるべき。→ライダー主体 -
●サイズ
自転車フレームの寸法。「自転車のサイズ」と言った場合、シートチューブサイズで表わされることが多いが、計測箇所はメーカーによりまちまち。実際の寸法と、メーカーの呼称(呼び寸法)の2つがある。単位はミリ表示やS,M,L表示など。
どうしたらベストフィットが得られる?【フィッティングの4大要素】
これらの要素の掛け合わせで、フィッティングの「深さ」が変わります。
深くなればなるほど、時間・費用も掛かりますが、満足度・充実度は上がります。
1.骨格 |
2.用途 |
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3.柔軟性 |
4.筋力 |
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世の中にはどんなフィッティングがある?
「スタティックフィッティング」も「ダイナミックフィッティング」も、手法が異なるだけで、求めるゴールは一人ひとりにバイクをフィットさせる事。
手法が異なる為、到達できる「深さ」には違いが出る。
コスト・時間・効果のトレードオフを考慮して、どのフィッティングを選ぶかを決めよう。
スタティックフィッティング |
ダイナミックフィッティング |
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内容 |
フォームを主に側面からの「平面図形」として捉え、その図形を成す体各部の関節角度を基準にデータベースや計算式からフォームを探る。 |
スタティックフィッティングに加え、3次元的な運動中の関節の軌跡、左右の位置の違い(捻じれ、ズレ等)も考慮してフォームを探る。 |
主なサービス |
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メリット |
簡易であり、短時間で算出できる。 |
フィッティングに関わる要素を徹底して考慮できる。 |
デメリット |
考慮しない要素がある為、最大公約数的な結果となる。 |
複雑な工程と、長い施工時間、高い料金。 |
フィッティングに唯一無二の答えは無い
バイクフィッティングにお客様は、どんなことをお望みでしょうか?唯一無二の正確な「答え」でしょうか、それともご自身のフィッティングを高めるための「提案」でしょうか。
当社は「徹底サイズ主義」を掲げ、スポーツバイク専門店としてお客様により良いフィッティングを提供するため、日々研究を続けています。しかし、残念ながらバイクフィッティングに「完璧な回答」はありません。
なぜなら、それは最終的にはお客様自身が探って行くものだからです。
我々に出来ることは、そのお手伝い=提案です。
バイオレーサーライト・スタンダード・エアロであれば、骨格から見た「理想値」として。
プレミアムコースであれば、目に見える客観的事象とヒアリング結果から、「提案値」として、お客様にポジションを提示します。
この提案を基に、フィッターとお客さまの共同作業によって、最善と思われる落としどころを見つけるのが、バイクフィッティングなのです。
「結局は、乗り手任せか」と思われるかもしれませんが、ひと昔前のフィッティングが闇の中での「手探りの宝探し」だとすれば、バイオレーサーは宝を見つけるための、「ライトと地図」と言えるかもしれません。宝の山までの行程を縮めるためのツールなのです。
お客様が、「宝」(理想のフィッティング)になるべく早く辿り着けるよう、お手伝いをさせていただきます。