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【社員試乗会】× 上野ウェア館 自転車編その2
by: 後藤悠介

 

先陣を切って当店スタッフがブログを掲載しておりました当社年一の大行事に私も参加してまいりました。

自転車本体はもちろんのこと、各メーカー様のご厚意で、普段は店頭に並べていないヘルメットをはじめとした各種用品が各々のブースに鎮座しており、試乗会という大前提を忘れそちらの方に目が行く始末。その様まさに壮観でした。

とは言え当店はウェア館ですので、それもまたアリだったのかなと。

 

でもちゃんと自転車にも乗りましたよ。

 

例年ロードバイク中心に乗っていたのですが、昨年の今時期に当店へ異動となった私。店事情を考えれば、敢えて不得意分野の自転車に乗るのもいいのかな、と思い、今回はMTBなどにも積極的に乗ってみました。

しかしながらやっぱり印象に強く残ったのはロードバイクでした…

ということで…拙筆ながらこのベリーエクスペンシブバイクのインプレッション、書かせて頂きます。

 

 

IMG_5819

 

 

TIME IZON也。

押しも押されぬ超高級にしてピュアレーシングフレームブランド、フランスはタイム社のオールラウンドフレームでございます。

 

まずはこの佇まい。

写真がアレなので魅力が半減している気もしなくはないのですが、それでも溢れる高級感。

最近のグラフィックデザインのトレンドなどなんのその、というような唯我独尊感。

見て惚れて。まさにその言葉が似合う雰囲気の一台です。

 

モノシートステーが武骨で素敵。直線を基調としたマッシブなデザインながら、そうなりすぎない絶妙なバランスが素敵。

デザインの好みとして最近はアメリカンブランドの「ラフさ」に傾倒していた私ですが、ロードバイクに熱を入れ始めたころの「造形美」という自転車の見方を思い起こさせてくれるような印象でした。

 

 

 

肝心の走りは…というと、いい意味でカッチリ感の少ないフレームでした。

あくまで一般的な趣味で自転車乗りをやっている私の感覚にはなりますが、近年、特にハイエンドモデルで顕著に思える剛性過多が少ないイメージと言えばわかりやすいでしょうか。

 

自転車はもちろんフレーム単体で走ることは出来ませんので、複合的な要素の結果が感覚となるわけですが…

「踏んでわかるカッチリ感(剛性感)」というわかりやすい指標ではなく(言い換えればこれは脚に優しくないとも言えますので)、非常に力の伝わり方がスムーズで、進み方も滑らかに感じました。

 

かと言って振ったらよれたり…ということもなく、スッと伸びていってくれます。

その辺りがこのフレームの特徴であるような気がしました。

 

巡行もホビーサイクリストなら余裕で満足できるレベルです。

メーターを着けていませんでしたのであくまでも体感ですが、35~40km/hの巡行時に明らかに余裕を持てた感覚がありました。

ホイールも確実にこの辺りは影響を及ぼしていますが、まあ何が言いたいかというと、進みます。このフレーム。

そして何より美しい。

旧デザインが好きだった方にとっては今回のグラフィック変更は好意的に受け入れられないかもしれませんが、実物を見てしまうとただただ納得させられてしまいます。

 

いいじゃないヨーロッパブランド。

お値段はアレだけど…(フォークやシートポストの仕様で上下しますが、だいたいフレームフォークで50万円也。私が試乗させて頂いたのは通常シートポストでAKTIVフォーク仕様。税抜き52万円でございます)。

いつかはこんな自転車を駆りたい…そのリストにまた一台加わってしまった試乗会でした。

 

 

 

 

では…お次はウェア館ならではのレビュー記事を掲載いたします。

他の店舗の人も書いてましたけど…現在大人気のアレ、自身の言葉で使用感をお伝えいたしますね。

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ワイズロード上野ウェア館

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地図 くどう上野ウェア館.jpg