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【SMITH】より安全なヘルメットを求めるなら!試乗会レポート
by: サカモト

11/22に開催されました「ワイズロードスポーツバイクデモ2025in東京」の前日に行われた、ワイズロードのスタッフ向け研修「ワイズロードスタッフ試乗会」にサカモトも参加してまいりました!

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ヘルメットやシューズを見つつ、ふと目に止まったのは、SMITHブースにBMXレーサーのプロ選手、菊池雄選手がいらっしゃいました!翌日のスポーツバイクデモにも参加していただいたそうなので、お会いしたお客様もいらっしゃるかと思います。後ろには実際使っている車体が展示されており、ヘルメットも一緒に見せてもらったのですが。。。。

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実車と共に置かれていたフルフェイスヘルメットが壊れており、落車の跡がありました。つい先日のレースでの出来事とのこと、土が付いたままなところが生々しいです。そして菊池選手も少々怪我をしていたのですが、頭は守られたとのこと。

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ヘルメットは衝撃を受けると、ヘルメットを構成する素材が潰れたり割れたりすることで衝撃のエネルギーを吸収します。フルフェイスヘルメットをよく見せていただくと、内側はひび割れ、バイザーはもげております。少し力を加えると軋みもあり、内側の見えないどこかが損傷を受けていることが感じられました。

どんな状況で落車したのか聞いてみたところ、60km/hぐらいの速度で10mほどジャンプした後の着地で転倒したんだとか。まるで交通事故みたいな状況です。

SMITH独自の衝撃吸収素材KOROYDや回転方向の衝撃を逃すMIPSが搭載された、安全機構盛り盛りのSMITHのヘルメットだったからこそ、菊池選手がスタッフ試乗会に参加できたのかもしれません。

国内トップクラスのプロ選手だからこその状況ではありますが、絶対に真似しないでくださいとおっしゃっておりました。

SMITH独自素材KOROYDとは

ストローをくっつけたようなハニカム構造の非常に軽量な衝撃吸収素材です。スポーツバイクデモに行かれた方はこの写真の実物を見た方もいるかもしれません。

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この右側の部分がKOROYD、左側はEPS(発泡スチロール)です。手前中央は結構な衝撃が加えられたであろう凹み方をしております。また奥の丸い小さな凹みは、ハンマーで叩いた跡でしょうか?こちらもかなり強く叩いたような感じです。

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横から見ると分かりやすく、衝撃を受けた時に素材がこのように潰れたり割れたりすることで衝撃のエネルギーを吸収します。こうして並べてみるとKOROYDの方がまだ余力を残しているように見えます。そして実際このサンプルほどの衝撃を頭に受ける状況となれば、身体の方にも影響が出そうです。あくまでサンプルということで。

SMITHのヘルメットは、頭の周囲をEPS(発泡スチロール)で覆うのは他メーカー同様ですが、内側には回転エネルギーを吸収するMIPSを搭載。転倒時に最も衝撃が加わる側頭部には上記の衝撃吸収素材KOROYDが搭載され、複数の安全機構が組み合わされているのが特徴です。

上野ウェア館にあるKOROYD搭載ヘルメット

現在店頭に在庫のあるKOROYD搭載ヘルメットのオススメはこちら!

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SMITH  NETWORK MIPS

SMITHのロードヘルメットの中核をなすNETWORKは他にないカラーリングで、一目惚れで買っていただくことも多いヘルメットです。安全機構としてKOROYDとMIPSを搭載しており、JCF公認、CE EN1078、CPSCと各国の安全基準に準拠。より安全なヘルメットとしてオススメです。

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SMITH  PERSIST 2

KOROYDとMIPSを搭載したSMITHのロードヘルメットの中で最も廉価なモデルです。上位モデルのNETWORK同様、JCF公認、CE EN1078、CPSCと各国の安全基準に準拠しております。

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SMITHのサングラスも在庫ございますので、ブランドを合わせて使っていただくとより統一感が出てカッコいいかと思います!店頭では合わせて試着できるので、気になったら上野ウェア館まで! 

最後に・・・・

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こちらが会場で目に止まった菊池選手のレースマシンでございます。わざわざブースの外に出してもらいました。ド派手な色だけじゃなく、ハブの肉抜き加工だったり、ふんだんに使用されたチタンパーツだったり、ロードレース用のSPD-SLペダルだったりと、菊池選手のこだわりの詰まった1台で、大変眼福でございました。これからも応援しております!

菊池雄選手のinstagramをご紹介しておきます。

※1度衝撃を受けたヘルメットは2度と同じ衝撃を吸収できません。もし強い衝撃を受けてしまったら、安全のために新しいヘルメットに買い換えましょう。また、ヘルメットは使用に伴い、紫外線や汗や皮脂などに晒されることで材質劣化が進行します。劣化したヘルメットは衝撃を受けた際に充分な保護性能が発揮されない可能性があります。衝撃を受けていなくても3年を目安に定期的に買い替えをおすすめします。