街乗り文化からスポーツ文化へ!!
ワイズロード池袋本館 Y'sRoad Ikebukuro honkan
[英語対応可]
2022/04/15 14:59
こんにちは。池袋本館の長山です。
今回は、いま注目のグラベルロードで砂利道を走る愉しさについてレポート致します。興味をお持ちの方の参考となりましたら幸いです。
目次
2022/4/13、グラベルロードで、砂利道を狙って走りに出かけました。行ってみたのは、通い慣れた多摩川サイクリングロードと断続的に並行する未舗装の道。果たして、そこで何が見えて、何を感じたのか?以下、挙げてみます。
(尚、池袋エリアは荒川をご利用の方が多いですが、そこでも同じような走りは出来るかと思います。荒川もいずれグラベルロードで走ってみるつもりです!)
まず思ったのがこれでした。主に、サイクリングロードは土手上、砂利道は土手下にて続いています。大きな地図上で見れば、誤差程度の僅かなスジの差。なのですが、視界が全く違う!
「ああ、あの土手上を、よく走ってるんだよな~」なんて具合に、普段走り慣れたところを客観的に眺める感じで、とても新鮮!河川敷で部活動や球技に励む方々をすぐ横目に、のんびりと漕いで行きました。
ガタゴトガタゴト、未舗装路を進んで行きます。
砂利の積もり具合や土のデコボコ加減などに影響され、走行は常に不安定。バランスとりながら進むのですが、この緊張感が良い!たまにズルッと滑ったりもして。
これ、どこかで味わった感覚に似ているな、と思いを巡らせてみたら・・・、
かつて時々行っていた雪上ライドに通じるものがありました。
最近、放送された某自転車番組で「雪上ライドで脳のリフレッシュ!」と紹介されていて、また行きたいなぁ、なんて思っていた矢先、ちょっと近しい感覚がいきなり身近に降臨!こりゃー良いわい、とテンション上げ上げで進みました。
土手上を走っている時は、自然を、一歩引いて見ているような感じ。ということを、今回あらためて思いました。砂利道で進み行く土手下の多摩川スジは、もう一歩自然の懐に飛び込んだと感じたからです。
その為、木々や草花のオーラ、川のせせらぎ、鳥の鳴き声、などを、より近くで浴び、感じます。ところどころ現れた大量に飛び交う小虫の群れには難儀しましたが、そこはご愛嬌。
人工物が視界に入らない風景に、何かホッとするものがありました。東京にいながら、どこかの田舎を駆けているような感覚。ウーン、得した気分!
進むうちに、砂利粒が大きくなって空転が増え、私の技量では走るのが困難になった箇所が現れました。SPDペダルで行っていたため、漕ぎ切れず立ちゴケしても嫌なので、大人しくサイクリングロードへ脱出。そして走行再開。・・・って、何じゃこりゃ!?すんごく軽快!!自然とすいすいスピードが上がります。オンロードって、こんなにスムーズだったんだっけ!?とあらためて思うとともに、やはりグラベルロードはロードバイク属なんだな、と合点が行く軽やかさでした。モデルによって多少の味付けの差はありますが、オン、オフ両対応バランスのサジ加減が、実に良い具合!
子供の頃、多摩川の河原で遊んでいるうちに自転車のカギを川に落として失くしてしまい、無理やりカギを壊して帰って来たことあったなぁ、なんてことを、不意に思い出しました。五感に、良い刺激が入ったせいかも知れません。あの頃は、もっとたくさん、土手下や河原に降りて遊んでいたもんだ、としみじみ。
そうしているうちに、あっという間に夕焼け小焼け。
良い子は帰る時間だよー。
・・・なのですが、ちょっと待ってーあともう少しだけー!!という心の声に従って前進(笑)こういうのは童心そのもの。
気が付けば完全日没。
空を見上げればお月さま煌々。ああ楽しかったー!おなかすいたから、そろそろ帰ろう~、てなもんです。
戻る道すがら、いつも素通りしてしまっていた土手下(河原側)にある神社に、今回なんとなく初めて寄り道。童心に夜闇というのも相まって、ト〇ロの世界観に紛れ込んだような気分になりました。うーん、リフレーッシュ!
帰路、今度はドコ走ろうかな~、と思案する中に、一つのリベンジ案が浮かんで来ました。以前、ロードバイクにて山形~福島県境・ヒルクライム大会も開催される白布峠を越えようとしたことがあったのですが、風情ある米沢街道の旧道筋へついつい脱線するうちに引っ込みがつかなくなり、そのまま未舗装林道での県境越えに突入したことがありました。
25Cタイヤでの砂利道は空転するばかり、結局、推定5km程を押して突破することとなりました。
・・・ここ、グラベルロードだったら、どのくらい走って突破出来るのかなぁ・・・?今思えば、本場の良質グラベルだった。何か、ワクワクしてきたぞ~!
行くかどうかはともかく、そういうプランを模索する気にさせてくれるグラベルロード。遊んでみて、あらためてその愉快な魅力にシビれました!
以上、グラベルライドで感じたグラベルロードの魅力を思いつくまま綴ってみました。どこか田舎や山の方に行かないと楽しめないようなイメージがありますが、日常のフィールドからほんの少しだけ脱線する、というだけでもこうして楽しみが広がりますので、敷居は低いです。購入を検討されている方は、ぜひ!!そして、乗り出せば、これでどこまでも行けるかも知れない、というワクワク感が湧いて、どんどん可能性が広がっていくこと請け合いです!
なお、山の方に行かれる際は、計画や準備はくれぐれも入念に!先に書いたロードバイク押しで越えた林道は、雰囲気も景色も最高!でしたが、四輪のオートバイ?1台とすれ違った以外、誰一人おらず、山深く獣の気配濃厚で、緊張感がありました。
途上で三脚立てて撮った写真があるのですが、表情が硬いのはそのためです。この時はプラン脱線行となったため熊鈴は準備しておらず、自転車のベルをカンカン鳴らして行きました・・・。当時の自分への自省の念も込めて「無事に帰ってこそ冒険は輝く」で行きましょう!
池袋本館グラベルロードページにて、随時情報更新中です。昨今の品薄情勢の中、在庫確保に努め、じわじわ展開していっています。ぜひ店頭で実車をご覧になってみて下さい!
取り扱い車種の一つFUJIの「JARI」、その公式動画がグラベルライドの良い雰囲気を伝えてくれています。
written by 長山 靖
Y’sRoad池袋本館
03-5992-4070