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石鎚ヒルクライム ”全力”のレースレポート
by: 関

s-IMG_4225みなさんこんにちは。Y’s Road松山店 関です。

 

 

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今回は9/4に開催された第10回石鎚山ヒルクライムのレポートをお送りいたします。

 

まずは大変な状況の中、大会を開催してくださった大会関係者の皆様。

受付やコース上で気持ちよく対応してくれたスタッフの皆様。

シフトなどでご迷惑をかけた職場の皆様に感謝を申し上げます。

 

 

第10回石鎚山ヒルクライム

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石鎚ヒルクライムは22.1km獲得標高1100m。西日本最高峰のヒルクライムで、2019年以来3年ぶりの開催です。

さらに今回は第10回目の節目の大会となります。

このレースは珍しいコースレイアウトで、序盤平坦で中盤から上りの第一区間と休憩場所を挟んでひたすら上りの第二区間の合計タイムを競います。平坦区間ではじそく50km/h近く出るので機材選びや作戦などを工夫しなければいけません。

 

 

 

コースとセオリー

過去の大会ではスタートと同時に速い選手が塊になって先頭集団を作り、速いペースで平坦区間を進みます。
上位入賞やタイム短縮を狙う場合はこの集団に乗る必要があります。逆に安全に完走を目指す場合は無理をしないようにしましょう。
集団走行では空気抵抗が少なくなるのでラクに高速巡行をすることができますが、その分密集して走るので接触のリスクがあるので事前に集団走行の練習をしたほうがよいでしょう。

 

大鳥居をくぐると間もなく本格的な上りが始まります。
途中の下り区間はタイム計測せず、休憩と給水をすることができます。
第二区間は上り返しの急勾配から始まり、6~8%前後の淡々とした上りが続きます。
休憩区間を出発するタイミングは任意なのでゴールするまで最終的な順位はわかりません。

 

 

今年の目標

今年の目標は55分台 6位以内と決めていました。

特に今年は順位と第二区間のタイムを重視しました。

第一区間のタイムは集団の速度に影響されるので自分の体力以外の要素が多いからです。

 

今年の作戦は、、

第一区間では有力な逃げは出ないのではと予想。メイン集団前方で上り区間に突入。上り区間はひたすら全力で上ります。

もしも平坦区間で逃げ集団ができた場合は乗るか見送るか状況次第で判断します。

 

 

バイク紹介

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2019 TREK  EMONDA SLR

 

ライト、サイコンなど装備の石鎚仕様で約5.3kgの超軽量カスタム!

 

このバイクの詳しい紹介はこちら

 

 

 

 

 

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スペインのハンドメイドブランドDARIMOの超軽量ハンドル・ステム

 

 

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レックマウントは使わずに軽量な純正マウントを使います。

ガーミンにコースデータを読み込ませて残り距離や勾配を見ることができます。

 

 

 

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ペラッペラの超軽量サドル セライタリア C59 約60g

 

 

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ボントレガーの超軽量ホイールAEOLUS XXX(廃版)前後で1000g以下!

タイヤは160gの超軽量チューブラータイヤこちらも廃版、、今後どうしましょう、、、

 

 

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パワーメーターは少し重いですが絶対に必要!

まだお使いでない方は是非使ってみてください!!

使い方やメリットは店頭でご案内します♪

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メインコンポは2世代前の9000系デュラエース。

まだまだ現役です!

 

 

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スプロケットはTNIのアルミ削り出しで重量は純正の半分程度。

軽いギアでギア比が微調整しやすい「ロークロス」の組み合わせでヒルクライムに最適。

 

 

レースレポート

スタート前

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4時ごろ、まだ暗いうちに出発。

 

 

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食事はスタート4時間前までにとります。海苔は消化に悪いので塩にぎりにしましたが味が薄くて食べにくく、普通のおにぎりにしておけばよかった、、

 

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当日受付組の駐車場は会場から5.5km離れた旧面河小学校。

駐車スペースはぬかるんでいて雨の日は最悪、、

 

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車もラリーのように滑ってヒヤッとしました。

 

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会場入りは午前7時ごろ。まだ会場は閑散としています。

 

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駐車場から会場に来る間も雨が降ったりやんだり、、

タイヤが濡れた状態でグレーチングが滑るか事前にタイヤのコンディションをチェックしておきます。

 

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今回は松山店の初代店長である兼信さんが東京から来てくれました!

 

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松山店の実走派スタッフ久保さんも参加

 

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遠く西条からたまにサンデーライドに参加してくださるお2人。

 

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前日野宿&自走で参加した強者も!

常連さんや学生時代にバイトをしてくれていた子たちと談笑しつつスタートの時を待ちます。

レース前の緊張感は割と好きなたちですが、今回は3年ぶりのレースで今までで一番練習を積んでいただけに緊張感が段違いです!

落ち着かずにそわそわ歩き回ったり座ったり、、開会式前に軽くアップでペダルを回し、スタート地点の整列に並びます。16~29歳の部は参加選手が少ないクラスで40数人。

そのうち知り合いは4~5人。誰が速いのかわかりません、、

 

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整列位置は特に決まっていないので最前列を避け、真ん中の前側に位置取り。スタートの瞬間を待ちます。

 

 

スタート

スタート時間になると、雨がパラパラと降り始めました。

スタート!

一斉に走り出します。

すぐに速い選手がまとまって集団が出来上がり、まとまって進んでいきます。

スタートから数分、メイン集団がようやくまとまって落ち着いたかと思ったら早速、速い選手が7~8人猛烈なスピードで先行していき、メイン集団との差がどんどん広がっていきます。

しばらく様子を見ましたが、追いかける選手はなく逃げが決まりそうです。

上位を目指すためには便乗するしかありません!

 距離の差は100m前後に感じます。ここから先頭集団に追いつくことを決断。

自分より速い集団に単独で追いつかないといけないのでリスクを覚悟のうえでの消極的なアタックです。

 約1分間46km/hで追いかけ何とか追いつくことにい成功。しかしかなり体力を使ってしまいました。

先頭集団の最後尾につけて濡れた路面を高速で進んでいきます。

先頭集団に追いついてからは大きなペースアップもなく安心していたころ、先頭集団の前方で走っていた2名が落車!

白線で滑ってしまったのでしょうか?

その影響で集団が乱れ、2~3位で上り区間に突入しました。

上り始めは他の選手に遅れないよう順調に上っていましたが、

疲れが出たか、体調がよくないのかペースが維持できません。

少なくともFTPペースである230W程度は踏まないといけませんが維持できません。

また、緊張からか、体がうまく使えていない感覚があり、体幹でなく足で踏んでしまったり練習の成果が活かせていない感覚があります。

さらに、やはり緊張からガーミンでコースの設定やラップタイマーの設定を忘れて残りの距離がわかりませんでしたが、何度も試走して距離感はわかっていたので困ることはありませんでした。

せっかく上位で上りに突入したのに、一人、また一人と抜かされて8位で第一区間をゴールしました。

 

 

休憩区間

タイム計測をしない下り区間はゆっくりと走ります。

給水所につくと非常に体調が悪いことに気づきます。

吐き気はないものの気分が悪く体が重い、、

座って休みますが、体力回復のために一刻も早くBCAAや補給色をとります。

体が冷えるのを覚悟でじっくり休憩。

トイレを済ませて出発しますが、小雨の中の下り坂なので寒い!!

ブレーキをかけながら軽いギアを高ケイデンスで回して体を温めます。

 

 

第二区間

第二区間は下りからの上り返し急勾配から始まり、8%前後の勾配が続きます。

休憩と補給のかいあって最初から快調に飛ばします。

中盤まではFTPペースを超える250W前後でガンガン踏みます。

第一区間と違って体の調子が上がっていることが感じられます!

おそらく、第一区間で体にスイッチが入ったこと、しっかり補給できたこと、緊張が解けてきたこと、先頭集団ではないのでプレッシャーがないことなどのおかげではないかと思います。

第一区間では、体幹を生かせずポジションが定まらないので余計な筋力を使い、心拍もすぐにしんどくなってしまっていたのが、第二区間では安定したフォームと心拍で上ることができました。

第一区間の遅れを挽回するべくどんどん上っていきます!

きっと上位入賞は難しいでしょうが最終的な順位は最後までわからないのであきらめずに踏み続けます。

終盤は220~230W前後にペースダウンしますが、それ以上だれないようにペースを維持。

あっという間にラスト1km!

ラストスパートをかけで無事ゴール。

 

ゴール後、息を整えて落ち着いてくると、じわじわと達成感がこみ上げてきます。

まだタイムや順位はまだ確認していませんが、全力を出し切った達成感、毎日のトレーニングと我慢の日々からの解放感でスッキリした気分!

 

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サンデーライドの皆さんや松山店スタッフ、元スタッフのみんなと集合写真!

 

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松山店で学生時代に働いてくれていた皆とも再会!

アンカーのクロモリフレーム ネオコットにカーボンフォークを搭載したカスタムモデル!!

下山しながら久しぶりにたくさん話ができてよかった。

 

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松山店最高齢スタッフの赤城さんも完走&下山誘導のお手伝い。お疲れ様です!

 

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こんなモニュメントも完成していました!三日前に試走したときはなかったのに!!

預けた荷物を受け取り、防寒着を着込みます。ゴール地点ではほとんど雨はたまに降るくらいで、寒さに凍える最悪の事態にはならずに済みました。

 

下り

下りは集団で下っていきますが、ちょっとゆっくり走っていたら普通にちぎられた、、

元スタッフのタキオカくんと話しながらゆっくり下っていると雨が本格的に降り始め、視界は悪く、道は川のように、、

雨天時は効きの悪いカーボンホイールなので速度が出すぎないようにゆっくり下ります。こんな時ばかりはディスクブレーキが欲しくなります。

 

下山後

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下山後は炊き出しのうどんをいただいてほっと一息。

とてもおいしかったのですが、疲労のせいか知覚過敏で歯が抜けるかと思いました、、

 

 

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兼信さんと再び合流。こちらが兼信さんの愛車。

かなりの年代物です。

 

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今回はSTIレバーのメカトラでタイムロスしてしまったそうです。残念、、

 

 

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表彰式の後はお楽しみのじゃんけん大会!

兼信さんは一番人気のヘルメットを獲得する「予定」だったそうですが残念ながら敗退、、

 

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自分はヨネックス賞のトレーニング用縄跳びをゲット。

これで練習して出直して来いということですね!

 

 

 

結果

第一区間 30:55 区間8位

第二区間 25:57 区間4位

合計タイム 56:52 クラス6位

でした。

 

 

レースを振り返って

6位。 当初の目標は達成できました!

第二区間は4位ということで、練習の成果も発揮できたと思います!

しかしその分、ペースを維持できなかった第一区間が悔やまれます、、

表彰される5位とのタイム差がわずか5秒と悔しさが残ります。

最終的にはメンタルの弱さが露呈してしまったのが敗因かと思います。

次回は余裕を持てるくらい練習をして挑みたいと思います!

 

 

今回のヒルクライムに挑むにあたって、試したことやトレーニング内容は次回のブログでご紹介します。

今年のトレーニングの内容と成果はこちらで紹介!

 

 

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