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2017/06/05 00:09
【ライドログ28×工場見学!】白石一本のあとブリヂストンに行ってみた【ANCHORスゲーよ】
by: 永平 宏行
バイオレーサーの中の人です。
先日、ブリヂストンサイクル様からお招き頂きまして、弊社スタッフ有志で埼玉県の上尾工場へ見学に行ってきました!
貴重な機会を頂き、誠にありがとうございます。
工場見学の報告はブログの後半で。
5月31日のライド
162.6km、1396.2mUP、TSS288、2928KJ、6時間12分
文中のパワトレ用語については↓こちらで解説しています。
工場見学が13時半からだったので、その前にサクッと白石峠へ。
月末(5月31日)でもあり、月例の20分MMPチャレンジでもするか?
と思ったものの、体調が思わしくない。
一次的な疲労過多かな~?
脚に力がみなぎってる感じが皆無。
でも、せっかく時間もあるし、MMP更新は無理でも、
トレーニングと割り切って登ることに。
一応FTP計測なので、白石峠の前に松郷峠でL5の5分走を一本。
5分、平均289W
この3ヶ月の5分MMPが294Wなので、
-5W、約2%ダウン。
パワーも尻下がりで明らかに疲れが出ている。
さて、本番の白石峠。
最初の5分で早々に売り切れ。
MMP更新は今日は無理、と諦めて、
じっくりとL3走のベーストレーニングに
気持ちを切り替えてピロピロ走る。
じっくり走なので、急斜面で上げず、淡々と一定パワーで。
(というか上げられない…)
これ、結果ダメだろーと思っていたら、
結果:30分16秒
ん?
良くはないけど、PBから34秒遅れで収まった。
(PBは4月に29分42秒)
意外だ…。
今回:平均238W
4月:平均245W
平均ワットの差が大きいのに(7W)、
タイムの差が少ない(34秒)。
なぜ?!
この原因の仮説は2つ。
仮説①
パワーウェイトレシオ(PWR)が改善した?
仮説②
一定ペースのじんわり走が良かった?
仮説①について
「パワーウェイトレシオ(PWR)が改善した?」
4月時点の体重65.4kg、PWR 3.92W/kg
今回の体重64kg、PWR 4.02W/kg
※体調が万全の時のFTPが変化していないと仮定して
試しに「ヒルクライム計算」
で計算すると、パワー値は多少違う結果になるものの、
ちょうど7W少なく走っても今回のタイムが出る計算結果に。
7W、今回の差分と一緒。
斜度にもよりますが、ざっくり
「体重1kg=3W」
に相当するようなので、
1.4kgの減量分と、+34秒のペースダウン分が
「7W減」
という結果になったのかもしれません。
仮説②について
「一定ペースのじんわり走が良かった?」
前回はタイムアタックで、急斜面も緩斜面も全力で走りましたが、今回は、急斜面をあえて上げず、一定ペースでじんわり走りました。
これが良かったのかもしれない。
急斜面と緩斜面だと、同じワットで走っても、付く「差」が違う。
同じ頑張るなら、抵抗の少ない(スピードの乗る)緩斜面で頑張った方が、自転車がより先に進んで大きな差が付きますよね?
逆に急斜面で頑張ると、疲労してしまい、
斜度が緩くなった時にペースダウンして「休んでしまう」。
ヒルクライムあるあるですね。
これは、ライダーのパワーの絶対値やPWRにも因るので一概には言えませんが、自分のように体重があってPWRの低いライダーは、急斜面は安全パイのパワーでいなして、緩斜面で頑張った方が良い結果がでるようです。
逆にパワーの絶対値は低いものの、PWRに優れた軽量級のライダーは、急斜面で頑張って差をつける方が有利でしょう。
この2つの原因が合わさった結果
「平均出力が7Wも低下しているのに、
タイム差がそれほどつかなかった」
のだと思います。
う~ん、ヒルクライム、奥が深いぜ。
【ブリヂストンサイクル上尾工場見学】
白石峠を後にして、やってきました上尾工場!
エントランスの展示にくぎ付けです。
オートバイ生産もしていました。
歴代のヘッドバッヂ。
ブリヂストン・オーバル!
子供のころに乗っていた方もいるのでは?
ドレミ号、しぶい。
ガイドはなんとオリンピアンの藤田さん!
ヒルクライムレースの上位常連としても有名ですね。
スライドで歴史や強み、こだわりをお勉強しました。
ネオコットのクロモリフレーム「RNC7」、リラックスライドにホントよさそう。
画像はアンカーウェブサイトより
推進力最大化解析技術「PROFORMAT」で設計された「RS9」はマジで進みそう。
画像はアンカーウェブサイトより
フレームの「舵角」に着目する、って自転車の科学的解析を本気でやらないと気付かない。
重量剛性比が何%アップ、とかの分かりやすさはないけれど、本当に自転車を「速く進ませる」科学的アプローチってこういうことだと思います。
工場内は残念ながら写真撮影禁止…。
ですが、ブリヂストンの品質・精度にかけるこだわりがビシビシと伝わってきました。
メーカーの完組ホイールも自社基準で更に精度を上げて振れ取りするという徹底ぶり。
ホイール組工程、組み立て工程、塗装工程、競輪用フレームの溶接工程、などなど写真で紹介したい場所ばかり。
オートメーションが進んでいるかと思いきや、意外と職人の手によるアッセンブルが残されていて感心しました。
また、アンカーならではの研究施設「アンカーラボ」もすごかった。
藤田さん自らレースウェアに着替えて、バイクミルの上を走ってくれました!
バイクミルは斜度も変えられて、最大斜度は20%!
「美ヶ原か!」
と心の中でツッコミました。
ブリヂストンの皆様、この度はお忙しい中、見学させて頂き、誠にありがとうございました。
【おまけ】
ブリヂストンの訪問前に荒川サイクリングロード沿いの
「榎本牧場」へピットイン。
峠で火照った体をジェラートでクールダウンしましたよ♪
大反響!
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