【STAFF】bike編 IRONMAN World Championship行ってきました!
by: 阪田暁

こんにちは。お茶の水店阪田です。

 

 

 

 

 

ちょっと遅くなりましたが・・・

IRONMAN World Championshipに出場してきました!

 

 

 

 

 

 

IRONMAN World Championshipとは、毎年10月にハワイ島コナで行われるトライアスロンの祭典です。世界各地のIRONMANで年代別上位に入った者だけが出場できる、世界最高峰の舞台。トライアスロン界はコナを中心に回っています!

レースのこと、現地滞在のこと、ちょっとずつこちらのブログで紹介していきますね~。

 

 

 

 

レースレポート第二弾。今回はbike編です。

 

 

 

お茶の水店STAFF阪田のIRONMAN World Championship レポート♪

swim編はこちら

bike編はこちら

run編はこちら

bikeの飛行機輪行編

 

 

 

 

 

 

 

 

コナのバイクコースは実にタフです。レースの大部分を占めるのは溶岩台地を貫くQueen K highwayとKawaihae-Mahukona Roadという二つの道。周りを遮るものはなにもなく、見渡す限りの溶岩。絶え間なく続く緩いアップダウン。

 

 

 

↓コースの大部分はこんな感じです。

 画像に含まれている可能性があるもの:道路、空、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:空、道路、屋外、自然

 

 

 

 レース序盤、心掛けるのは、周りに惑わされずに自分のペースでペダルを回すことです。長丁場に備え、できるだけ力を使わずにペダルを回します。しかし、このレース、抜かれ方が尋常ではありませんでした・・・。自分の左を段違いのスピードで次々とTTバイクが追い抜いていきます。スピードが違いすぎて、ドラフティングの余地もないほどに。

 

 

 

 

 

 登りではやや拮抗するものの、下りと平地では圧倒的なスピードの差。自分だけ取り残されている感MAXでした。体重当たりのパワーでは互角、パワーの絶対値ではかなりの開きがあるということでしょう。この体格差ならしょうがない。まあ、ロングの世界は他人との勝負ではないし、ここは自分のペースを貫くのみと割り切っていきます。バイクスタートから腹痛が続いていましたが、20kmあたりのエイドでトイレに行き解決しました。ロングのレースの場合、ストレスを抱えた状態で長く走るのはよくないです。強い日差しが照りつけ暑さを感じるため、序盤から積極的に水をかぶるようにして熱中症を予防を心掛けました。

 

 

 

 

 

 60kmまでは33~35km/hと、周りに引っ張られる形で想定よりやや速いペースを刻みました。カワイハエの分岐を通過後は、向かい風と上り基調の道が始まります。道は上り基調のはずなんですが、左には常に海が見えており、ちっとも標高が上がっている気がしません。長くはないけれども絶え間なく続くアップダウンで徐々に消耗し、ここから95km地点の折返しまでは体感的にはかなり長く感じました。  

 

 

 

 

 

 折返しの時点で感じるのは、ようやく下り基調の道に入れるという安心感と、この消耗度合でまだ95km地点かという不安感でした。その後は、下り基調も相まって、カワイハエの分岐まで比較的快調な道のり。タイムを見ながら、あと何キロを何時間で行けば5時間40分くらい、という計算を幾度もしてしまいます。カワイハエの分岐を過ぎ、再びQueen Kに戻ります。ここからまだ60km。長く単調な道に集中力が切れてきました。前半こそ登りでは周りと拮抗している気がしていたが、このあたりにくると平地・下りだけではなく上りも完敗。おばさんに上りで次々と抜かれて驚愕しました。世界は広いです・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 そして140kmあたりのエイドステーション、本レース最大の悲劇が発生します。集中力を補うために、エナジーバーかなにか、固形物をもらおうとしました。エイドのボランティアがスポドリを左手に、エナジーバーを右手に持っています。自分はエナジーバーをもらいたかったのですが、ボランティアの人がスポドリを差し出しました。いや、そっちじゃなくてエナジーバーが欲しいのよ・・・と前方確認がおろそかになっていた時、転がっているボトルに気が付きあわてて減速しようとするも時すでに遅し。バランスを崩しあえなく転倒。エイドの水バケツに突っ込みました。ああ、やってしまった。よりによってなぜこの舞台で落車などしてしまうのだ…。もっと減速して確実に受け取ればよかったのに。どうやら顔を打ったようで、唇からは血が流れている。バイクを立て直し、少し落ち着くと、スタッフの声が。

 

 

 

 

 

エイドスタッフ「Oh~,your teeth is a little chipped.」

 

なんだって!? 歯が欠けているのか。確かに、確認すると上の前歯の一部が欠けてしまったようです。引き続き、スタッフと話します。

 

エイドスタッフ「Shall I call a medical team? They can take you to the hospital.」

 

すなわちDNF。ここでレースを終えるということです。

 

エイドスタッフ「Or, you can continue the race, if you can.」

 

ここでレースを諦めるか、続行するか、一瞬の逡巡のち

自分「OK. I want to continue. I can go.」

 

 

 

 

 

幸いなことに、歯と唇以外に大したけがはありませんでした(翌日になって肩が打撲で痛かったのですが)。バイクも無事です。

 

 

 

 

 

ここまできてレースを辞めてたまるか。このレースは自分だけのものではない。ゴールには、自分を待っている家族が今か今かと待っているはずだ。遠く離れた日本にも、暇さえあればアスリートトラッカーで通過情報を見ている人がいるはずだ。そんな人たちのためにも、簡単にここで止まるわけにはいかぬ。歯のひとかけくらい、コナの地にくれてやろう。

 

 

 

 

 

 

 再び立ち上がり、レースを再開しました。タイムは失ったが、やれるだけのことをやるしかありません。ここからバイク終了までは、ひたすら我慢のバイクでした。なんでこの舞台でこんな失敗をしてしまうかなあという自分への苛立ち、後悔、虚しさ、でもこれからできることをやるしかない、ここから全力を出し切るしかないのだという自分を奮い立たせる気持ち。様々な感情が入り乱れる中バイクを終え、最後のランへ向かいます。

 

 

 

 

 

 

180kmという長丁場を乗り切るためには、ペース配分エネルギー補給がなにより大事です。

 

 

 

 

私がレースでよく使う補給食はこちら↓

 

 

 

 

 

 

 

スポーツようかん

(写真:メーカーホームページより)

一個100円というお手頃価格。エネルギーだけではなく、塩分も適度に補給できます。チューブ形状になっていて、真ん中を押すと片手だけで食べられます。バイクに乗りながらでも食べやすい!

お茶の水店にも置いてあります!

 

 

 

 

 

 

 

もう一つは

 

アスリート粉飴

(写真:メーカーホームページより)

運動中のエネルギーになるマルトデキストリン。ゆっくりと体に吸収されるため、血糖値の急激な変化を起こさないのがポイント。ドリンクに溶かして使います。1gで約4キロカロリーあり、欲しいカロリーに合わせて溶かす量を調整する事で、必要なカロリーに合わせて作れます。

スポドリに溶かしたり、クエン酸を加えてみたり、はちみつを加えてみたり・・・自分だけのオリジナルドリンクを作れるので便利です。これ自体はあまり甘くないので甘くなりすぎず飲みやすいです。

お茶の水店には残念ながら今のところないです・・・。

 

 

 

 

ペース配分は、パワーメーターがあると便利ですね。このワット数なら180km維持できる、という数字をトレーニングであらかじめ把握しておくと、オーバーペースを防げます。

 

 

 

 

 

 

いよいよレースは最後の種目ランへ。疲労困憊なうえに、歯が欠けた状態でフルマラソンを完走できるのか!?

次回をお楽しみに!

 

 

 

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