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2021/04/30 16:29
最近のホイール開発トレンドが「カーボンでワイドでエアロ」な方面に進んで
いるのを考えると、この先レーゼロを超えるアルミリムホイールが生まれる事
なんてないのでは?・・・と思えてなりません。
その完成度の高さゆえ、もはや越えられない壁になってしまっているのかも。
¥145,200-(税込) → ¥130,680-(税込)!
軽くて硬くて良く回る、さらに加速性能も文句なし。アルミリムホイールに
求められる全ての要素を満たす「レーシングZERO」。
このスーパーホイールに対抗できるのは、同門のシャマルかキシリウムPRO
くらいのものでしょう。
リムハイトはフロントが27mm、リアが30mm。
前輪はハンドリングの軽快さと正確さを、後輪は加速に負けない剛性を。
ホイールの役割は前後で違う、という当たり前の事を当たり前にするために
フルクラムは加工の手間を惜しむことなくこのスタイルを続けています。
その分の重量増は切削処理でカバー。
前後で「1,495g」は激軽という程ではないですが、軽さだけが全てではない
ということがこのホイールに乗ると実によくわかります。
インナーリムはC17なので、推奨タイヤサイズは25~28Cくらいでしょうか。
内側にはニップルホールもなく造形もスムース、リムテープも不要です。
ただしチューブレスタイヤ(レディも含む)には残念ながら非対応。
タイヤ選択の幅を広げたいなら、カスタム仕様の「コンペティツィオーネ」が
2WAY-FITリムなので、そちらを選ぶというのもアリ。
レーゼロの走りの心臓部となるリアハブ周り。
ステンレススポークを使った「レーシング3」の切れ味の鋭さがレーゼロには
及ばないという事実を考えると、やはりこのゴツいアルミスポークが使われて
いることが、優れた加速性能を生み出す大きな要因と考えられます。
ちなみにシャマルのG3スポ―キングとレーゼロの2:1を比べると、空気の抜け
と足当たりの良さはシャマル、硬さと加速のキレ味はレーゼロといった印象。
どちらも速さは同じくらいなので、その先の微妙な差レベルではありますが。
一般的な速度域(~30km/h)であれば、この価格帯でコレに勝てるホイール
はまず存在しないと考えていいでしょう。
同価格帯のカーボンホイール勢が苦手なレンジをカバーする、という意味でも
1本持っておいて損はない、アルミリムホイールの名品です!!